読めそうなのに意外と読めない、思いがけない読み方をする日本語って、いろいろありますよね。
たとえば、つるっとおいしい食べ物を指す「心太」。
誰の身体にもきっとある、おなじみのアレを指す「黒子」。
日本料理に欠かせない液体を指す「出汁」。
水族館の人気者を指す「水母」や、動物園のアイドルを指す「熊猫」、などなど。
そんな読めそうで読めない日本語をご紹介するCanCam.jpのクイズコーナー。本日のお題はコチラです。
「所以」という日本語。なんと読むか、知っていますか?
素直に読めば「しょい」かな?と思ってしまいそうですが、もちろんこれは不正解。ちなみに「ところい」や「しょに」でもありません。
「所以」の意味は、「わけ。言われ。理由。」というもの(小学館デジタル大辞泉)。
会話や文章では、「人が人たる所以」とか、「彼が好かれる所以は明るさにある」といったふうに使われます。
なんとなく想像できましたか?
では正解を見てみましょう。
「所以」の読み方、正解は「ゆえん」でした。
一説によれば、「故(ゆえ)になり」の音が変化して「ゆえんなり」となったことが「所以」という言葉が生まれたきっかけと言われています。
言葉の意外な一面が見えるCanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新中です。明日もお楽しみに!
(豊島オリカ)