続けることが苦手な人へ【新人のお仕事格言】

つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第35回】


新人のみなさま、こんにちは。

この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。

今回は、東村アキコさんの半生を描いたエッセイマンガ『かくかくしかじか』の格言を3日連続でお届け!

★レベルアップを求められてしんどい人へ【新人のお仕事格言】

 

続けることが苦手な人へ


 

かくかくしかじか

林 飲め 今日だけ飲んで 明日からまた描くぞ

出典:東村アキコ/『かくかくしかじか』第1巻/集英社

 

『かくかくしかじか』1巻は、東村さんの美大受験奮闘記。自信満々で受けた推薦の大学に落ちて凹んでいた東村さんを、日高先生は連れ出し、「明日からまた描くぞ」と励まします。

日高先生の教え方は、竹刀を振り回して「描け描け描けーっ!」と言う超スパルタ式。いつまでも凹んでいる時間など与えてくれません。きっと先生は、絵の世界の厳しさ、苦しさを知っているからこそ、「それでも描き続けていれば道は開ける」と教えたかったのかもしれません。ぶっきらぼうですが、絵に対しても生徒に対しても、愛情深い人であることが伝わってきます。

仕事が思うようにできないうちは辛いですが、やっぱり、続けること以外に上達する方法はないと思います。それに仕事以外で落ち込んだとき、淡々とやれることがあるというのは救いにもなるでしょう。辛いことがあった日は、きちんと落ち込んで明日からまた頑張ればいいんです。(時吉)

 

かくかくしかじか

『かくかくしかじか』1
著/池辺葵
出版/小学館
2015年5月12日発売
B6判/214ページ/定価:本体552円+税
公式URL: https://yawaspi.com/princess/

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