「うっかり日焼け」を防ぐ!美容のプロが勧める「正しい日焼け対策」ランキング

そろそろ紫外線が強くなってきて、外出時はしっかり日焼けどめを塗っている……という方は増えているはず。

日焼け対策
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日焼け対策はバッチリ!なんて思っていても、実は手薄になっているところがあるかも。なんと、自宅でも日焼け対策が必要なケースがあるとか。

そこで今回は、みんな日焼け対策をどこまで行っているか、10~50代の女性80名に調査。その結果に対して、日焼け対策に詳しい美容ジャーナリストの永富千晴さんにアドバイスいただきました。

■その日焼け対策、大丈夫?


日焼けどめ
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アンケートは、20~50代女性に対して2019年4月に実施。みなさん、日焼け対策はいつ、どのくらい行っているのでしょうか?

途中経過で回答のあった80名のうち、夕方やくもりの日の外出のときに日焼け対策をする人は6~7割と多い結果に。なかなか優秀!

でも、自宅でのんびりする日は、日焼け対策をしている人は3割程度と、少ない結果となりました。

「えっ、そもそも自宅で日焼け対策なんてする人いるの?」と驚いた方もいるのでは?

永富さんによると、自宅で日焼け対策をするメリットがちゃんとあるのだそう。

「せっかくくつろいでいられる日に、メイクをしたり、身体に日焼け止めを塗ったりするのは面倒なことですが、住んでいる環境によって、窓を通す『かくれ紫外線(=UV-A)』が肌に影響をおよぼすといわれています」(永富さん)

UV-Aとは、紫外線のうち、紫外線A波のこと。波長が長いため、肌の奥まで突き刺さり、さらに窓ガラスなども通してしまうことから、知らない間に浴びてしまっている可能性があり、“かくれ紫外線”と呼ぶのだそう。

「もし、将来のシミやしわ、透明感、肌の明るさなどを気にするなら、今、ケアをおろそかにしていた影響は、数年後に徐々に出てくることも。理想の肌に応じて、自宅にいても、UVケアはしっかりと行っておくことが将来の自信あるお肌につながります」(永富さん)

■みんな「日焼けどめを塗る」以外の対策は、何してる?


家での日焼け
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アンケートで“自宅で日焼け対策を行っている”と答えた人たちは、どんなことをしているのでしょうか?

「日焼け止めを塗る」以外の対策、それぞれについて、永富さんに感想とアドバイスをいただきました!

●窓の近くに行かない

・窓際にいない [39歳・女性]
・窓付近に行かない [26歳・女性]
・陽の当たるところにいない [17歳・女性]

「すごい! かくれ紫外線は窓ガラスも通すので、そもそも窓に近づかないというのは正解です」(永富さん)

●カーテンを閉める

レースのカーテンは開けない [47歳・女性]
窓は開けてもカーテンは開けない [21歳・女性]
ずっとカーテンを閉めている [29歳・女性]
カーテンをUVにしている [54歳・女性]

「カーテンは、UVカット効果のあるものでしたらOKだと思います」(永富さん)

●UVカットシートを利用

窓にUVカットシートを貼る [34歳女性]

「素晴らしいです!とはいえ100%の対策ではないので、安心しきらず、肌の状態はきちんと見ておいたほうがベターです」(永富さん)

●長袖を着る

長袖を着る [回答多数]

「素材によってはカットしきれないものなどもありますので、要確認です」(永富さん)

●その他

自宅でも日焼け止めを塗る、帽子をかぶる [31歳女性]

「素晴らしい! その徹底ケアの意識、見習いたいです」(永富さん)

アームカバー、マスクをする [31歳女性]

「これらはお庭のお手入れのときなどには、とても有効かと思います。UVケアをした上で、アームカバーすれば万全ですね。マスクは印象なども左右しますし、紫外線の増える季節にみんながそろってマスク、というのは、個人的にも気が引けるので、適宜使用するのがよさそうです」(永富さん)

■外出時の紫外線対策アイテム、どれがいいの?


外での日焼け対策

外出時は、日焼け止め以外に日傘や帽子、長袖などのプラスアルファの対策をしている人が多くいました。これらの対策のうち、永富さんにおすすめ度順にコメントをいただきました。

第1位 帽子

「帽子は、つばの影で首元まで影になるといいですね。前が見えにくいので、選ぶのはむずかしいですが、ぜひ良いものを見つけてみてください」(永富さん)

同率第1位 サングラス

「目元周りはシミになると老けて見えがちなので、UVカット効果のあるサングラスは上手に使いたいアイテムです」(永富さん)

第2位 手袋・アームカバー

「手元の美しさを目指すなら、活用度大のアイテムです」(永富さん)

第3位 日傘

「日傘はやはり使えます。ただ、アスファルトの反射光は防げないので、さらにストールなどを巻くとベターです」(永富さん)

第4位 長袖

「UVカット効果のあるものだとベターです」(永富さん)

第5位 マスク

「シーンや状況に合わせて、ご判断を」(永富さん)

 

これからますます紫外線量が増えてくる時期。晴れの日のみならず、曇りの日や夕方、自宅で過ごすときも、「かくれ紫外線」に注意してしっかり対策をしてくださいね。(西村朝子)

●教えてくれた人

美容ジャーナリスト 永富 千晴(ながとみ ちはる)さん
ビューティエディターとして出版社に勤めた後、美容ジャーナリストとして独立。
2003年より美容感度の高い女性が集まるメンバーシップコミュニティ「club C.」を主宰。最新美容からリアルな声を反映した美容情報までさまざまな情報を執筆。アドバイザー、マーケティング、PRなどでも活躍。

 

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