女子の永遠の課題、ダイエット。
「これが効く!」「今度はこっちが効く!」と、ありとあらゆる説が飛び交っているため、「実際本当に効くのはいったい何?」と戸惑うことも多々ですよね。
そんなダイエットにありがちな悩みに、管理栄養士やパーソナルトレーナーなどダイエットのプロがズバッと答えているコーナーを『美的』7月号に発見。これから、食事編・運動編・生活習慣編・その他編と4回に分けて、じっくりご紹介します。
まず今回は、管理栄養士安藤有子先生に学ぶ「食事」編をお送りします。
Q.グリーンスムージーって飲むだけでやせるんですか?
A.実は飲み方によってはやせにくくなる可能性もあります!
食物繊維が豊富なので、便通が良くなるという利点はあります。しかし、冷たいままで飲むと内臓の冷えを引き起こし、逆に消化機能が衰えたり、代謝悪化につながってしまうことも。グリーンスムージーを飲む場合はあたたかい飲み物と一緒に飲むのがベターです。
Q.「スタイル美人は肉食」とよく聞きますが、本当?
A.正直、人によります。
肉は筋肉を作るたんぱく源でもあるので、食べて代謝を上げることもダイエットに必須。食べるなら脂肪燃焼補助成分「L-カルニチン」を多く含む、牛や羊の赤身肉がおすすめ。このようにダイエットサポート食品ではありますが、食べ過ぎればもちろん太るので注意。さらに、肉を食べるとコレステロールが上がりやすい体質の方もいるので、本格的にダイエットをしたいという方は、遺伝子を調べる血液検査で、自分に適した食材を知るのも手です。
Q.「食べ過ぎは翌日に帳尻合わせ」って、効果あるの?
A.あります! ダイエットのストレス軽減にもつながります。
カロリーオーバーしたときは翌日で調整すべき! それにあたり肝心なのは「量」ではなく「前の日にとりすぎたものが何か(砂糖、油など)」を考え、それを減らすこと。そうすると栄養バランスも整って体がスッキリ! 「毎日カロリー制限しなきゃ」と考えると苦しいですが、「2~3日で帳尻合わせできればOK」と知っていれば気分も楽になります。
Q.食欲をどうにかごまかす方法はありませんか?
A.カラフルな食卓にすること!
実は、食欲は「視覚」で満たすことが可能なんです。さまざまな野菜を多く取り入れるなど、色鮮やかな食卓にすると、視覚的に満たされて満腹感が早く訪れます。しかもカラフルにすると自然と栄養バランスも良好になるので、ダイエット効果は絶大です。
Q.どうしてもお昼がコンビニや外食になってしまうんですが、選ぶポイントはありますか?
A.「定食」を意識してチョイスすること!
コンビニや外食=太る、とイメージしがちですが、「定食」をイメージしてバランスをとれば大丈夫。主食(ごはん)、主菜(肉・魚料理など)、副菜(サラダ、野菜炒めなど)、汁もの(スープ、みそ汁)のバランスがとれるように組み立てて選びましょう。
「えっ、そうだったの!?」と思うことも多々あったかと思います。ダイエットは本当に奥が深い……。
次回はダイエットには欠かせない「運動」のありがちな悩み編をご紹介します!(後藤香織)
【あわせて読みたい】