『Oggi』6月号「オンナの秘密」給湯室トークが、実に興味深い! このところ、ウソがバレて窮地に追い込まれる人がマスコミをにぎわせていますが、普段の生活で“ちょっとしたウソ”をつくこと(またはついた経験)なら誰でも一度くらいはあるはず。
そう思うと、一体“許されるウソと許されないウソの境目”は、どこにあるのでしょう???
それを踏まえた上で、この“ウソ”は、皆さん許せる? 許せない?
「芸能人や有名人の話をすると『一緒に飲んだことがあるよぉ』と豪語する友だち。微妙にマイナーor落ち目の人だったりするので、真実かもしれないけど(笑)。たぶんむこうは忘れてる確率100%」(30歳・広告)
「やたらと海外リンクをアピる友だちがいる。元カレがフランス人とかロシアの元傭兵とか、モナコに住んでいたことがあるとか。夢見がちな彼女のネタが世界各国のどこまで広がるか、ある意味楽しみだ」(26歳・自営業)
この2つのウソ。本当か確かめようがないけれど、「へぇ~そうなんだ~」と流せる率も高いウソですよね。
明らかにバレバレのウソは、半ば呆れた気持ちで流すことはできても、巧妙なウソに対してはウソがばれたときに許せない気持ちになる……例えば、「ベルサイユ宮殿が別荘」とか「大阪城に住んでいる」なんて壮大過ぎるウソには、つい笑ってしまうかも。
たぶん、許せるウソは、ウソの大きさではなく、そのウソが“笑えるか、笑えないか”というのが大きいような気がします。
ただ、虚言癖でウソを重ねているうちに“自分のウソを忘れる”と、だんだん笑えなくなりますよね。さらに、「A田さんが明日でいいって言ったから」とか、仕事上で上司にウソをつく人。他人の話であれば、ふ~んと聞き流せますが、自分に実害があるウソとなれば、それはとたんに“許せないウソ”!
あと、実害はなくても、「彼氏ができたのに、ずっと彼氏がいない親友に、彼氏がいたことを言えず、ウソをついたことが。しかもその彼氏を親友が気に入ってたから……」なんてウソもアウト!
よくよく考えれば、ただの“女の嫉妬”なのかもしれません。これに関しては、「女が女を思いやるウソは、自分が悪者にならないための偽善」とズバリ。たしかに、おっしゃる通りです……。
仲良くしていた相手のウソは、今はバレてなくても、後々バレたときに大きな亀裂になる恐れが(経験あり)! 皆さんも気をつけましょう。
“嘘も方便”と言いますが、ウソを許すor許さないの区切りって、なんだか難しい。(さとうのりこ)
(『Oggi』2014年6月号)
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