「テンパる」の「テンパ」って何?由来は意外なあの言葉だった
突然ですが、「テンパる」の「テンパ」が何か知っていますか?
仕事ややることでいっぱいいっぱいになったり、急にやってきたことにうまく対処できなくて切羽詰まっている……というときなどに使われる「テンパる」。
意外と知らない「テンパる」の「テンパ」がいったいどこからやってきているのか、早速見ていきましょう。
◆そもそも「テンパる」ってどういう意味?
デジタル大辞泉(小学館)によると、以下のような意味を持っています。
【テンパ・る<聴牌(テンパイ)の動詞化>】
1.マージャンで、聴牌になる。
2.転じて、物事の成就直前である。
3.俗に、余裕がなくせっぱ詰まっている。
そう、「テンパる」は、もともとマージャン用語の「聴牌」というところから来ているのです。
しかし、マージャンをやらない人にとっては、「テンパる」はわかっていても「聴牌」とはますますなんぞや、となりますよね。
というわけでまたまたデジタル大辞泉にて「聴牌」をひくと……。
【聴牌】
マージャンで、あと1個、必要な牌(パイ)があれば上がれる状態になること。
というわけで、現在主に使われている「テンパる」とはちょっと離れている様子。
テンパるの2番めの意味「物事の成就直前」が、いつのまにか「直前」や「ぎりぎり」というところだけフォーカスされ、「余裕がなくせっぱ詰まっている」という意味となって使われるようになり、現在ではもはやそちらの意味で使われることのほうがよほど多くなっています。言葉は移り変わるものです。
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