意外とあいまい!春によく聞く「三寒四温」って何かちゃんと知っていますか?

春によく聞く「三寒四温」って何かちゃんと知っていますか?


寒い季節もそろそろ終わり。軽めの上着で大丈夫な日がだんだん増えてきましたね♪ 冬の終わり〜今くらいの時期にかけて、「さんかんしおん」という言葉を耳にしたことがありませんか?

「聞いたことはあるけれど漢字までは知らない」という人もいれば、「漢字も意味も知っている」という人もいるでしょう。また、「そもそも日本語なの?」と思う人もいるかもしれません。(さんかんしおん、ってなんとなく外国語っぽい響きですよね)

「さんかんしおん」はもちろん、辞書に載っているれっきとした日本語です。この言葉は、特定の季節にだけ起きる、とある現象を表しているのですが……さて、それはどんな現象なのでしょうか?

三寒四温
(c)Shutterstock.com

◆さんかんしおん=三寒四温。日本では春先に使われます♪


さんかんしおんを漢字で書くと「三寒四温」となります。

三寒四温

「三寒四温」とは、3日間くらい寒い日が続いたあと4日間くらい暖かい日が続く、このサイクルを繰り返す現象のこと。秋の終わり〜春の初めごろにかけて起きると言われています。

確かに今年の3~4月も、少しあたたかくなったらすぐに寒くなる……ということが何度も起きていましたよね。関東でも、4月に雪が観測されました。

三寒四温という言葉は、もともと中国北東部や朝鮮半島で使われていました。シベリア高気圧の影響を受けやすいこれらの地域では、本当にきれいに7日間周期で「寒い日が3日、暖かい日が4日」というサイクルが起きやすいのだそうです。

でも日本では、そこまではっきりと「寒い日が3日、暖かい日が4日」なんてサイクルは滅多に見られませんよね? これは、日本列島がシベリア高気圧よりも太平洋高気圧の影響を受けやすいため。それでも1年に1回くらいは、きれいに「三寒四温」が計測されることもあるのだとか。寒い日と暖かい日が交互に続くことがあったら、「何日続いたかな、三寒四温になったかな?」と数えてみるのも楽しいかもしれません♪

「三寒四温」の時期は、朝晩の気温変化が激しい季節でもあります。体調を崩さないように自分を労って過ごしましょうね♡(豊島オリカ)

 

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