平成JKの制服史。靴下、カバン、スカート丈…「かわいい」と思う制服で世代がバレる!
青春の象徴「制服」。世代によってどんなものがかわいくて、どんなスカート丈や靴下、バッグを合わせるのがかわいいかって、意外と違うものです。
本日はそんな「かわいいと思う制服」の歴史を総まとめ! フリュー株式会社『GIRLS’TREND研究所』が、バブル世代、コギャル世代、そして現在と、特徴的な3つの時代に女子高生だった女性たち計403名に制服について大調査。
平成元年(1989年)、平成8年(1996年)、平成30年(2018年)と、各世代のトレンドを比較して見ていきましょう!
制服タイプはどの世代も「ブレザー」が圧倒的1位
Q.通っている学校の制服のタイプは?
まずは「セーラー」と「ブレザー」どちらが多いのかと調査してみると、どの世代も「ブレザー」が圧倒的第1位!
さらに平成30年JKは「私服」がグッと増え第2位に。平成元年では4.7%、平成8年では2.2%だったのに対し、平成30年は14.3%と激増しています。逆に「セーラー」や「ジャンパースカート」などは減少しているようです。
Q.制服のスカートの長さは?
【ひざ上5cm以上~10cm未満】
平成元年JK 6.5%
平成8年JK 22.1%(平成8年JKの1位)
平成30年JK 12.6%
【ひざ丈】
平成元年JK 17.9%
平成8年JK 9.9%
平成30年JK 33.6%(平成30年JKの1位)
【ひざ下5cm以上10cm未満】
平成元年JK 20.3%(平成元年JKの1位)
平成8年JK 6.3%
平成30年JK 11.8%
各年代の第1位の長さをピックアップしてみました。平成8年JKは「ギャル」や「アムラー」が登場した女子高生の時代。短めの丈が流行っていたようです。「ひざ上10~15cm」が14.5%、「ひざ上15cm以上」も11.5%と、とにかく短いスカートがかわいい! ……とされていたあの頃も今は昔、平成30年JKは「ひざ丈」がダントツで主流になっています。清楚でナチュラルがかわいい、とされている現代を反映しているかのよう。
そして同じくらい気になるのが「靴下」について。ギャルの時代はどこを見てもルーズソックスの時代がありましたが、もはや絶滅危惧種と言っても過言ではない存在……。現代のJKって、そういえばどんな靴下を合わせているのでしょうか?
Q.制服に合わせる靴下で、1番よく履いているものは?
【紺ハイソックス】
平成元年JK 8.1%
平成8年JK 17.6%
平成30年JK 31.9%
【ルーズソックス】
平成元年JK 2.4%
平成8年JK 51.1%
平成30年JK 0.8%
【短めソックス】
平成元年JK 38.2%
平成8年JK 11.5%
平成30年JK 39.5%
靴下とスカートのバランスは足をいかに細く見せるかというポイントにおいて最重要! 平成8年JKには圧倒的に「ルーズソックス」が人気。約半数の人が履いていたようですが、現代では「0.8%」。
平成元年ではおそらく校則の関係で選ばざるを得なかった「短めソックス」ですが、平成30年は「それがかわいい」と短めソックスが選ばれているよう。ただ、「ルーズソックス」大ブームのあとに現れた「紺のハイソックス」は定着し、現代でも約3割が選ぶ2位。おそらく、現在30歳前後の世代であれば圧倒的に「紺のハイソックス」が支持されていたはずです。
次は「リボン」や「ネクタイ」について。制服につきものですが、こちらもどんなものをつけているか聞くと、世代によって傾向が異なっています。
Q.制服に合わせる小物は?
【平成元年JK】
何もつけない 39.0%
リボン(無地) 29.3%
ネクタイ(無地) 19.5%
【平成8年JK】
何もつけない 33.6%
リボン(無地) 29.0%
ネクタイ(無地) 18.3%
【平成30年JK】
リボン(柄あり) 35.3%
リボン(無地) 23.5%
ネクタイ(柄あり) 18.5%
何もつけない 18.5%
平成元年JK、平成8年JKは「何もつけない」が第1位に。そしてあわせるにしても、リボン、ネクタイ共に無地率高め。逆に平成30年JKは柄あり・なしを含む約半数以上が「リボン」を合わせていることが判明
現代になるにつれ「柄あり」率と「ネクタイ」率が急激に上昇しているのが面白いポイントです。
Q.制服によく合わせる靴は?
各世代、制服の定番である「ローファー」が第1位に。とはいえ、年々「スニーカー」率は上がっており、平成30年JKは「スニーカー」を履く人が約3割にまで増えてきています。
そして、今回の調査で最も世代でダントツに異なる結果が出たのが、コチラ。
Q.普段、通学で使っているカバンは?
【手提げカバン】
平成元年JK 33.3%
平成8年JK 11.9%
平成30年JK 4.3%
【スクールバッグ(合皮)】
平成元年JK 26.4%
平成8年JK 23.9%
平成30年JK 13.6%
【スクールバッグ(ナイロン)】
平成元年JK 15.5%
平成8年JK 29.1%
平成30年JK 12.9%
【リュックサック】
平成元年JK 8.5%
平成8年JK 18.7%
平成30年JK 62.9%
平成元年JKは「手提げカバン」、平成8年JKは合皮やナイロンの、いわゆる「スクバ」が人気だったそう……ですが、平成30年は私服でも流行中の「リュック」が6割越えの圧倒的1位となりました。平成30年JKではスポーティで個性を活かしたものが持たれているようです。
各世代のトレンドをまとめたものがこちら。
スカートは長く手提げカバンを使っていたバブル時代の平成元年JK、スカートは短ければ短いほどよくルーズソックス至上主義だったコギャル世代の平成8年JK、そしてひざ丈スカート×短めソックス×リュックが定番の現代・平成30年JK……。同じ「制服」でも、平成のうちにこんなに流行が移り変わっているって、改めて驚きです。
あなたが「かわいい!」と思うのは、どの時代の制服ですか?(中川瑞月)
情報提供元/フリュー株式会社
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