けやき坂46が「日向坂46」として、3月にデビュー決定!
先日、けやき坂46から「日向坂(ひなたざか)46」へ電撃改名が発表された日向坂46。3月27日(水)にはデビュージングルが発売、さらに3月5日(火)、6日(水)にはデビューカウントダウンライブも決定、とまさに上り坂一直線の彼女たち。
メンバーの齊藤京子は「ひらがなの改名はずっと夢だった。本当にうれしい!」 、佐々木美玲も「こうやってデビューできるのはすごいこと、ありがたいことだなと思います。やっぱり3年って長かった。でもこの3年間みんなで頑張ってきたからこそシングルデビューできると思うので、無駄じゃなかった」とうれし涙とともにコメント。加藤史帆は、「3年間頑張ってきた成果をデビューにぶつけていきたいと思います。尊敬している乃木坂46さんのような美しさや純粋さと、欅坂46さんのパフォーマンス力やかっこよさを兼ね備えた、ハイブリッドなグループになるのが夢です」と意気込みを語っていました。
ところで「欅坂46とけやき坂46は何が違うの?」や「まだデビューしてなかったの?」など、素朴な疑問を抱いた人もいるはず。そこで、日向坂46がどんなグループかを簡単に解説します!
観ている人を笑顔にさせる、「ハッピーオーラ」がキャッチフレーズ
欅坂46(通称:漢字欅)とけやき坂46(通称:ひらがなけやき)。アイドルに詳しくない人からすると「何が違うの?」と思われるかもしれませんが、紅白歌合戦などでクールで激しいパフォーマンスで観客を魅了し、毎回話題になっているのが欅坂46。一方、けやき坂46は「ハッピーオーラ」をキャッチフレーズに2018年6月にアルバムデビュー。昨年度だけで6回の武道館公演を成功させるなど、ライブや舞台を中心に実力をつけてきたグループ。名前はどちらも「けやきざか」ですが、実は対照的な2つのグループなんです。
当初「けやき坂46」は長濱ねるのために作られた!
では、そもそもどうしてけやき坂46ができたのか。それは、2015年の欅坂46結成時にさかのぼります。欅坂46の最終オーディションに参加予定だった長濱ねるが、両親の猛反対により最終審査を辞退。しかし、憔悴しきった長濱の様子を見かねた父が、運営スタッフに相談し、3次審査までで高い評価を得ていた彼女を特例として欅坂46に加入させることが決定。ただし、最終オーディションを受けていないため、他のメンバーと同様に加入するのではなく、まずは欅坂46のアンダーグループ「けやき坂46」のメンバーとして、活動をスタートすることに。つまり、けやき坂46は、長濱ねる1人から始まったのです! そこからメンバーを追加募集し、オーディションを勝ち抜いた11名が合格者として選出。こうして本格的にけやき坂46の活動がスタートしました。当初は、欅坂46のシングルのカップリングでオリジナル曲を披露したり、ライブも欅坂46と一緒に行うなど、アンダーグループとしての印象が強かったものの、次第に単独でライブを開催できるほど人気を獲得していきます。しかし、漢字欅がNHK紅白歌合戦に出演しても、ひらがなけやきはグループが異なるので出演できない、漢字欅の冠番組にも数えるほどしか出演できない、など、微妙な立ち位置に苦しむことも増えてきました。
ピンチをチャンスに。乃木坂46と欅坂46の両方のよさを併せ持った、ハイブリッドなグループへ
そんな中、2017年にひらがなけやきに強力な2期生が加入、そして長濱ねるの漢字欅専任が発表。新体制となり、ここからひらがなけやきの快進撃が始まります。
2018年の1月末には、けやき坂46の1DAYS、欅坂46の2DAYSで予定されていた武道館での単独公演が、急遽アクシデントにより、けやき坂46の3DAYSライブに振り替えることに。準備期間が少ない中で、彼女たちはこのライブを成功に収め、その後単独の冠番組や舞台へと、多方面にわたって活躍するきっかけをつくります。まさにピンチはチャンス!! ようやく掴んだ今回のグループ名変更とデビュー。キャプテンの佐々木久美は「ひらがなに愛着があったから、ちょっと寂しい気持ちもあるけど(あいさつの時の決めポーズ)『ひ』を使えるように考えてくれたのかなと思うと・・・愛しかないです!」とコメント。悔しいことや辛いこともたくさんあっただろう中、常に笑顔を忘れず前進してきた彼女たちの”これから”が楽しみです!