高ストレスな人と低ストレスな人「新年の目標」がこんなに違った
平成最後の年、2019年が始まりました。学校や仕事も新たなスタートを切り、「今年こそ○○な人に」と気持ちを新たにしている人も多いのでは?
しかし、立てた目標はストレスの度合いによって大きく違うことがメディプラス研究所・オフラボの調査結果で判明しました。
せっかく目標を立てても、それがストレスになってしまっては残念ですよね。ということで今回は、ストレス度合い別の新年の目標をチェックして、なりたい自分とストレスオフの両方を叶える1年を目指しませんか?
ストレスレベル別「新年の目標」
厚生労働省のストレスチェックの基準で算出した高ストレス女性(77点以上)と低ストレス女性(39点以下)を抽出。
新年の目標をまとめると、ストレス度合い関係なく、多くの女性が「貯金する」「節約する」とお金に関するもの、「健康になる」「痩せる」「美肌になる」といった健康や美容に関するものを目標にしていることが分かりました。
それでは、上位10項目から、高ストレスな方・低ストレスな方で共通していたものを除き、それぞれのストレスレベル別で上位にあがった「新年の目標」結果を見てみましょう。
◆ストレスレベル別「新年の目標」左:高ストレス者、右:低ストレス者
【高ストレス者の新年の目標】
1位:断捨離する(18.7%)
2位:優しい人になる(18.7%)
3位:片付けられる人になる(15.8%)
4位:女磨きをする(15.3%)
【低ストレス者の新年の目標】
1位:運動を始める・続ける(16.7%)
2位:規則正しい生活をする(16.5%)
3位:常に感謝を心がける(15.6%)
4位:たくさん本を読む(12.9%)
高ストレス女性は第1位「断捨離」(18.7%)、第3位「片付けられる人になる」(15.8%)と整理整頓に関するものが人気。
対する低ストレス女性は、第1位「運動を始める・続ける」(16.7%)、第2位「規則正しい生活」(16.5%)と、生活スタイルの改善が上位にランクイン。また自分磨きでは、高ストレス女性は「女磨き」、低ストレス女性は「本を読む」となりました。
もっと詳しく!ストレスレベルが高い人の「新年の目標」
さらに詳しくストレスレベルが高い人の「新年の目標」を見てみましょう。
【高ストレス女性の新年の目標:特徴】
17位:年収を上げる(13.3%)
20位:病気を治す(12.2%)
22位:ケガを治す(11.6%)
24位:素直になる(11.1%)
27位:仕事で成功する(10.2%)
11~30位で特徴的だった高ストレス女性の目標を見ると、気になるのは20位「病気を治す」(12.2%)22位「ケガを治す」(11.6%)と、抱えている病気・ケガを治したいというもの。体が辛いだけでなく、さらにストレスにもなっていることがうかがえます。
また、17位「年収を上げる」(13.3%)は低ストレス者の28位にも入っていますが、割合に2倍近くの差が。27位の「仕事で成功する」(10.2%)と併せて見ると、キャリアにも意欲的な傾向が伺えます。仕事に意欲的なことが原因でストレスに繋がっているのかも……。
参考にしたい!ストレスレベルが低い人の「新年の目標」
さて、対するストレスレベルが低い人の「新年の目標」をチェックしてみましょう。
【低ストレス女性の新年の目標:特徴】
14位:海外旅行をする(11.0%)
22位:語学の勉強をする(8.1%)
22位:何か新しいことをする(8.1%)
25位:資産運用をする(7.4%)
26位:早寝早起きをする(7.4%)
低ストレス女性には、14位「海外旅行をする」(11.0%)、22位「語学の勉強をする」(8.1%)、23位「何か新しいことをする」(8.1%)という特徴がみられました。
10位の「たくさん本を読む」も併せ、知識や経験を磨くことを目標にしている様子。お金に関しては25位「資産運用をする」(7.4%)と、高ストレス女性の「年収を上げる」とは異なった傾向が見られました。
もしかすると、低ストレスの人たちは自分の本業の仕事ひとつだけに打ち込むのではなく、様々なことに視野を広げたり、違うことに没頭する時間をつくったりして、ストレスを解消しているのかもしれないですね。
まだ1月のうちなので、本業を頑張るだけの目標だった人はさっそく見直してみては。2019年はストレスを少し抑えて素敵に過ごしていきましょう。(かすみ まりな)
情報提供元:メディプラス研究所・オフラボ/「ココロの体力測定2018」
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