ぶっちゃけどうなの?「彼女がいらない」という人の心理とは?

【ぶっちゃけどうなの?「彼女がいらない」という人の心理とは?】


男性

 

「今彼女いらないんだよね」そんなことを言う男性と出会ったことはありませんか?
本心の言葉なのか、何かを取り繕う言葉なのか、本当のところはどうなんでしょう。そこで今回は、「彼女がいらない」という人の心理について考えていきましょう。

 

■自分のプライドを守っている?

まず考えられるのが、恋愛に自信がないゆえに「恋人なんていらない」と吹聴して予防線を張っているケース。心理学においてはセルフ・ハンディキャッピングと呼ばれる行為にあたるといえます。これは、フラれることで自分の評価が傷つかないように、あらかじめハードルを下げようとする心理的防衛システム。こうした言い訳を事前にする人は、プライドが高く傷つきやすい傾向があるでしょう。

 

■自分には無理だ……と思い詰めている

もうひとつ考えられるものとして、本心から「自分には恋愛なんてできない」と思い詰めているケースが挙げられるでしょう。
恋愛に失恋はつきもの。その原因としては、容姿や努力、性格や運など様々なことが考えられるでしょう。
行動の結果に対し原因が何であるか考えることを原因帰属と呼びます。心理学者ワイナーはさらに、失敗の原因を自分にあるのか・自分以外にあるのか、またどうしようもないことなのか・どうにかなったことなのかに分類しました。そのマトリクスにおいて、原因が自分にあり、どうしようもないことと考える人は、自分に恋愛なんてできるわけがないと諦めの境地に至っている場合も。

 

■ショック事をいつまでも引きずっている

ハーバード大学のロジャー・ブラウン教授は、フラッシュバック記憶という概念を提唱しました。これは、社会的・個人的に重要な出来事は、特殊な生物学的メカニズムで詳細に記憶されるという指摘。そのため、過去にとてつもない大恋愛の末の失恋で深く傷ついたりすると、そのショックを忘れることができずに、いつまでも引きずってしまうことがあるのです。その結果、恋人なんていらないと投げやりになっている可能性があります。

 

■劣等感から意地へ

オーストリアの精神科医、個人心理学の創始者であるアドラーは、劣等感に強い関心を持っていました。精神のバランスが取れている場合は、目標達成などの成功で劣等感は吹き消されます。しかし、精神が不安定な状況だと、成功体験が劣等感を払拭できず膨らんでいってしまいます。そして、もう恋をしないと意地になっている場合も考えられます。

 

自分は彼女はいらない、彼氏はいらないという人のほとんどは、感情的になって無理をしている場合がほとんどです。本当は恋人が欲しくてたまらないのに、何らかの理由でそれが叶わないとき、人は自分の心を守ろうと思ってもいないことを口にします。これを反動形成と呼びます。もちろん、精神的な充足を得たうえで本心から恋人は必要ないなと思っている人もいますが、そうでない人もいるということを覚えておくといいでしょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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