失恋のショックを忘れるための心理テクニック

【失恋のショックを忘れるための心理テクニック】


失恋を思い出す女性

 

失恋をすれば、誰でも悲しく苦しい思いに包まれてしまうもの。中には1年経っても2年経っても心が癒されず、終わりの見えない痛みに見舞われることも……。そんなとき、どのようにしてそのショックから立ち直ればいいのでしょう。そこで今回は、「失恋のショックを忘れるための心理テクニック」についてご紹介いたします。

 

■思考停止法で楽観的な気質をつくり上げる

いつまでもネガティブな考えに取り憑かれていると、楽しく過ごせるはずの日々を鬱々と送ってしまうことになります。楽観的であることは、人生をより楽しく幸せに生きるために必要な要素ではありますが、大きなショックの後はなかなか気持ちを切り替えるのが難しいですよね。そこでやってみてほしいのが思考停止法。気持ちを切り替えるのが難しいなら、一旦止めてみましょう、ということです。これはネガティブな考えが頭に浮かんできたら指を鳴らしたり掛け声を上げたりして、身体の合図とともにその考えをストップして思考をスイッチする習慣をつけること。これを繰り返しているうちに、心を切り替えるのが上手になり、楽観的な気質がつくられていくのです。

 

■プラスの公表効果を用いて次の恋を成就させる

「どうせ私なんて……」「もう恋なんてしない!」といったネガティブな思考に基づく言葉を口にしていると、呪いのように自分で言ったその言葉がきっかけでますます悪循環に陥ってしまうもの。逆に、つらくても「すぐに次の出会いがあるでしょ!」と口に出して言っているうちに、本当に新たな恋がやってくる。心理学ではこれを公表効果と呼びます。失恋後こそこれを応用することで、次の恋の成就や夢の達成に役立てることができるのです。

 

■言い回しで自己イメージを逆転させるフレームの変換効果

結果だけを見るのではなく、フレームを使い分けることで自分の心理を操作するという手法もあります。ミラノ大学のケニー博士は、2種類以上の表現(フレーム)を考えて有効に使うようにすることで、人の行動をコントロールすることができるという実験結果を明らかにしました。そのため失恋した時には、好きな相手から振られたと考えるよりも、さらに素敵な恋のために身を引いたと考えることで、あなたの自己イメージを好転させることができるのです。

 

■失恋後こそ自分自身にプラスの暗示をかける

アリゾナ州立大学のスーザン・ピーターソンによると、学生に難問を出す際に「同じ問題を別の人にやらせたところ、ほとんどの人が正解を見つけることができた。だから君たちもうまく解けるはず。」とプラスの暗示をかけた結果、予想よりも高い頻度で正解者が続出したとのこと。これを恋愛に応用すると、失恋して自信を失っている際に、みんなができているから恋くらい自分にもできる! とプラスの暗示を与えれば、ショックから立ち直りすぐに新しい恋がやってくるはずです。

 

手に入れるのが難しいものほど、人は欲しくて仕方なくなるという傾向があります。心理学では、これをハード・トゥ・ゲットと言います。恋をして告白してフラれると、自分にとって相手は手に入れられない高嶺の花のように感じられるかもしれません。しかし、それは手に入らなかったからそのように感じるのであり、実際はどうでしょう。それほど価値のある存在であるかはわかりません。むしろ、失恋することであなたはまた恋ができるチャンスを手に入れたとも言えるのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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