もっともっとメイク上手になりたい! パッと垢抜けて可愛くなりたい! そんな願いを叶えてくれる「パーソナルカラー×メイク」の極意を学ぶシリーズ、第4回。
月間150人超のコンサルティングを手がける人気サロンの経営者、パーソナルカラーのスペシャリスト・三輪詩織さんにお話を伺います。
前回までのレクチャーで、自分にとっての似合う色・苦手な色を見つけ出すことができました。今回はいよいよ、【パーソナルカラーをメイクに活かす具体的なコツ】について伺います。
▼不安も無駄買いもゼロになる「パーソナルカラー」
今使っているコスメの色が本当に自分に似合っているのかどうか、なかなか自信が持てない人は多いはず。その不安を解消してくれるのが、他でもないパーソナルカラーです。
色が印象に与える効果は我々の予想以上に大きなもの。コスメの色をほんのちょっと変えるだけで、誰だって見違えるほど綺麗になれちゃうのです。リップやアイシャドウの色を変えただけで「あれっ?」と驚くほど自分が美人に見えた経験、あなたにもありませんか?
「似合う色」「苦手な色」をしっかり把握していると、無駄買いも自然と減らせます。迷う時間も短縮できるので、忙しいときにも便利ですよ。
ちなみに、パーソナルカラーのスペシャリストである三輪さんもただいま2人の子育て真っ最中。小さいお子さんを抱えてデパコス巡りをするのは大変ですが、「自分のパーソナルカラーを知っているおかげで買い物時間をかなり短縮できますし、ネットでコスメを購入する際もあまり迷うことがありません」と語ります。
パーソナルカラーを駆使した美人見えメイク術、具体的に見ていきましょう♪
\パーソナルカラー、それぞれのシーズンの色リストはこちら/
★イエベorブルベの簡単チェック法はコチラ→ イエベorブルベってどう見分けるの?簡単に診断する方法はコレ!【パーソナルカラー連載2】
▼ここぞの時はパーソナルカラーを、苦手な色はシーンとポイントを押さえて
まず意識すべきポイントは、「自分に似合う色」のコスメを選ぶこと。
パーソナルカラー診断で判明した自分のシーズン(春夏秋冬のいずれか)を基に、似合う色をしっかり選びましょう。
ただし、一番似合うシーズンだけを選ぶ必要はありません。というのも、メイクにはさまざまな役割があるから。
トレンドを楽しむメイク、印象をコントロールするメイク、日常に刺激を与えてくれるスパイスのようなメイク……。いろいろな目的がありますし、バリエーションもたくさん持っていた方が楽しいですよね。
もちろん「ここぞ」という勝負のときには、最も似合うシーズンの色を使うのがおすすめ。でもそれ以外のときは、他のシーズンも上手に取り入れていくことで、メイクにぐっと幅が持てます。
ただし、苦手なシーズンを取り入れるときは、ちょっと注意が必要です。苦手な色味をメイクに取り入れてしまうと、色が浮いて見えたり年齢より老けて見えたりしがち。ちょっとテクニックが必要なので、できれば避けた方が無難です。
▼顔立ちの濃いor薄いでメイクを変える
似合う色のコスメを選んだら、今度は自分の顔立ちが「濃いか、薄いか」でメイクの仕方をちょこっと変えていきましょう。
◆1.顔立ちが濃いめの人は「1点盛り」を意識して
どちらかというと濃い顔立ちの人は、ぜひ【1点盛りメイク】を意識しましょう。
アイシャドウ・チーク・リップという3つのパーツの中から、どこか1つだけ選んで色を置いたら、あとはナチュラルに仕上げます。
盛ると決めたパーツ以外は力を抜き、色を削ぎ落とすことを意識すると、「派手」「ケバい」といった印象を避けることができます。
◆2.顔立ちが薄めの人は「色×色で盛る」と可愛い
顔立ちがあっさりしている人は、じつはメイク映えするタイプです。このタイプの人は【顔全体を均一に盛る】ことを意識すると、パッと垢抜けて可愛くなります。
ナチュラルにしすぎると、化粧気のない印象を与えてしまいがち。鏡を見てもテンションが上がりませんよね。
そんなときは、ちょっと多めにチークを塗ってみるとか、色×色を組み合わせて遊びを加えるなど、気持ち多めのさじ加減でメイクをしてみましょう。
▼好感度高め顔を作るなら「アイメイクより先にリップ」
どこかポイントを決めてメイクするときは、その部分からメイクを始めるのがおすすめです。
たとえば流行中の「リップの1点盛り」なら、口元からメイクを始めましょう。
眉から目、目から頬……と上からメイクをしていくと、どうしても目元のメイクに力が入ってしまいがちです。せっかく可愛い色のリップを選んだのに、結局最後にシュッと塗るだけ……なんてパターン、身に覚えがありませんか?
これを防ぐには、まずリップから塗り始める。ポイントはこれだけです。
この裏ワザ、じつは男性にも女性にもウケが良い、万能な好感度高めメイクを目指すときにも使えます。リップを先にきちんと塗ると、目元がいい感じに抜けますよね。目元の力が抜けたメイクは自然で上品な印象を与え、誰にでも好印象を与えやすいのです。
▼ツヤ肌メイクが似合わないのは、どのタイプ?
肌の質感もある程度メイクでコントロールできますが、実はパーソナルカラーのタイプによって「似合う質感」「苦手な質感」が分かれるので、少し注意が必要です。
春タイプ・冬タイプの人は、「ツヤ肌」が似合う傾向があります。もともと肌や髪の質感がツヤっぽい人が多いため、ツヤ肌メイクは自然となじみやすいのです。
一方、夏タイプ・秋タイプの人は、どちらかと言えば「陶器肌」タイプ。マットでサラサラした感じの肌質・髪質の持ち主が多く、ツヤ肌メイクをしてしまうと「あれっ?」となんだか違和感ある印象になることもあります。
肌質との相性は、あくまでも目安であって全員に当てはまるわけではありません。でも、パーソナルカラーを目安に「似合う肌質」を考えてみるのも、綺麗への近道になりそうです。
▼次回は「パーソナルカラー×ファッション」のコツに迫ります
三輪さんのサロンには、メイクが苦手で悩んだ末に訪れるお客さまも多いと言います。そうした方も、パーソナルカラーを把握して、使う色をちょこっと変えるだけで「見違えるように垢抜けて自信が持てるようになる」のだとか。
パーソナルカラー×メイクの力、私たちもめいっぱい活用していきましょう!
次回はさらに一歩、色の力に踏み込んで、「パーソナルカラーをファッションに取り入れるコツ」を伺います。
次回はコチラ→ 配色でコーデを格上げ!あなたを美人に見せるファッションのルール5つ【パーソナルカラー連載5】
★イエベorブルベの簡単チェック法はコチラ→ イエベorブルベってどう見分けるの?簡単に診断する方法はコレ!【パーソナルカラー連載2】
日本パーソナルカラー協会認定アドバイザー。化粧品検定1級。
法人営業・広報・取締役を経て、パーソナルカラーを軸にしたイメージコンサルティングを行う株式会社Style Worksを設立。経営者・広報担当者をはじめ、ビジネスマン・OL・主婦・学生など幅広い層を対象に、東京・名古屋にて月間150名以上のコンサルティングを手掛けるサロンを運営。さらに2017年12月末、パーソナルカラーに特化した国内初の会員制美容メディア「COLOR ME(カラーミー)」を企画立案した、パーソナルカラー×メイクの力を活かすプロ。
■隠れ家サロン『Style Works』 http://styleworks-s.com
(取材・構成/豊島オリカ)