■「CEO」って何を省略した言葉?その意味は?
特に、アルファベットの略称というものは、日ごろよく使っているのに何を省略したものなのか知らないという人も多いのでは。
今回は、そういったアルファベットの略称に関するクイズを出題! コチラです!
「CEO」って、何の略?
あー! ニュースで見たことある!
……で、確かにどういう意味?
なんとなく会社の偉い人を指すのに使っているイメージがあるけど……。
みなさんは、わかりますか?
完璧に答えた女子は、20%でした。意外と難問?
■正解は…コチラ!
では正解を確認してみましょう!「CEO」は……。
Chief Executive Officer
の略でした!
「Chief」が「(組織・集団の)長」、「Executive」が「実行する」、「Officer」が「役員、幹部」という意味合いで、「最高経営責任者」という訳され方をします。
……。
……。
なるほど………?
と、言われても、多くの女子が答えた「社長」や「代表取締役」と何が違うの……?
いい質問です。
株式会社には、取締役会という会社の運営を行う組織があります。
そのメンバーである取締役のうち、会社を代表して運営に関する権限の大半を与えられている人物を「代表取締役」といいます。
厄介なのが、「代表取締役」は、必ずしも社員の序列でトップである「社長」とは限らないということです。
会長や専務、副社長などが代表取締役を兼任してもかまいませんし、実際そういう企業も存在するのです。
そして、本題である「CEO」ですが、これは元々、アメリカの会社で使われる肩書きです。
アメリカの会社では経営の方針だけを取締役会で決めて、戦略を立てることや、その戦略に沿った業務の指揮は、執行役と呼ばれる人に任せることが通例となっています。
そんな業務執行をまとめて統括する、執行役のリーダーが「CEO」なのです。
よって、「CEO」はニュアンスとして「社長」や「代表取締役」に近いだけであって、厳密には違う存在です。
そもそも、「社長」や「代表取締役」は日本の会社のルールに基づく肩書きで、「CEO」はアメリカの会社のルールに基づく肩書きなので、無理に同じものとして考えると混乱が生じるのは当たり前なのです。
ちなみに、「COO」という存在もいます。
「Chief Operations Officer」の略で、「最高執行責任者」という意味です。
CEOがなんでもかんでも業務の指揮をしていると、肝心の企業戦略を考える余裕が無くなってしまうので、業務の指揮だけ別の人に任せることがあります。
その責任者がCOOなのです。
ざっくりでしたが、なんとなくつかめていただけましたか?
ビジネス用語はやはり難しいですね……。
少しずつ覚えていきましょう!
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