■【老舗】乙女寿司
銀座と新宿がギュッと凝縮したような木倉町の一角に佇む、金沢寿司屋の至宝。店主の鶴見和彦さんが店を受け継いで21年。この21年で乙女寿司の名を不動のものにしたのは、細かい細工包丁いねいに味を際立たせたつまみの数々。どれも主役級の味わいで、ランチから2回転するほど人気店です。
石川県金沢市木倉町4-10/076・231・7447/営業時間:12時~13時30分(入店)、17~19時30分(入店)/(休)水曜夜・日曜・祝日/昼:¥4,000~(握り)、夜:¥12,000~(つまみと握り)
■【通の店】森しげ
店主の森重宏海さんは関西で修業しただけに、きりりと引き締まった力強い握りが特徴。握りの姿形はシュッとした男前、魚に応じて塩や酢で締める仕事寿司を基本にしているとか。女性同志のお客さんからも人気なのは、最後まで変化のある内容で飽きさせない工夫を凝らした“おまかせコース”があるから。日によって違うのも楽しみのひとつ。
石川県金沢市片町2-21-17/076・287・0503/営業時間:18~23時(閉店)/(休)日曜 ※祝日や土日が連休の場合不定休。問い合わせを/夜コース:¥13,000
■【話題の店】鮨 木場谷
店主の木場谷光洋さんは、ここに店を構える前に富山で5年間、出張料理をしていたのだとか。寿司屋だけでなく、築地の魚屋でも勉強を重ね、銀座「鮨 青木」では、店主について出張料理を一から学ばせてもらったそう。4月5日オープンの新店ですが、早くもウエイティングとお客が途切れません。
石川県金沢市彦三町1-8-26/076・256・1218/営業時間:17~21時(入店)/(休)日曜(不定休あり)/夜コース:¥15,000
加熱の一途をたどる金沢の寿司シーンは、見逃せません。初・金沢の旅の際は、今回紹介した、老舗・通の店・話題の店……この3軒からぜひ!(さとうのりこ)
★詳しくは『Precious』2016年9月号(小学館)に掲載
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