そんな監督と妻夫木さんのやり取りを見ていた、飯屋のおかみを演じる竹内さんは「監督と妻夫木さんのプラトニックラブに驚いた」と会場を沸かせると「男性が多い現場だったので、休憩中は機材置き場にいました“つつしまないと”」と作品に引っ掛けるトークで場を和ませました。
冷酷無比な藩の役人、萱場を演じた松田さんは低く小さい声で「もごもご」と話すと、阿部さんからの「いま、起きてる状態」と鋭い突っ込みに苦笑いし「最後までわからないキャラクター。分かち合えない壁になった」と自信のほどを見せました。普段から仲が良い瑛太さんが「『いい意味で気持ち悪かった』と言い過ぎたのか、最後は怒って……」とエピソードが披露されると、松田さんはボソボソと「怒ってないんですけど。勝手に作らないでもらえますか」と笑顔を見せました。すると監督も「台本通りにやらないんですけど、“気持ち悪い”からもういいかって」の話に、「すみません」と恐縮の松田さんでした。
武士の身分に憧れる百姓・千坂を演じる千葉さんは、宮城出身。「この話は知らなかったです」と話すと「でも、宮城代表は羽生(結弦)選手がいるので、僕はそんなに取り上げなくても大丈夫です」と語り、周りが驚くと「“いじけてる”じゃなくって、“つつしみ”を」と笑いを誘いました。
舞台あいさつ中、4月6日(水)に実施した本作の完成披露試写会から始まった5円玉を集める「殿、利息でござる!」ゼニ集めプロジェクトの結果が報告されました。キャストが「4,5万かな?」と予測するなか、23,567枚、総額117,835円と発表されると、阿部さんは「人の力ってすごい!」と驚きました。今回のプロジェクトは、本作のベースとなる『國恩記』の保存費用に充てられ、この日贈呈式が行われました。
本作の舞台となる宮城県黒川郡大和町(現在の吉岡宿)の浅野元町長へ、阿部さんが目録を手渡すと、町長は「このまま(5円玉を)持ち帰り、重みを感じたい」と本プロジェクトに対して感謝の言葉を伝えました。
最後に、中村監督より「最後の山崎務の顔がどこを見ているのか。それが心にさされば」と語り、舞台挨拶は終了しました。
製作:「殿、利息でござる!」製作委員会 配給:松竹
(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
公式HP:http://www.tono-gozaru.jp
笑って、泣ける! 痛快歴史エンターテインメント超大作映画『殿、利息でござる!』は、全国公開中です。(平山正子)
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