話題の「バルミューダ」で焼いた食パンが異常にウマすぎる
「2万円のオーブントースター」と聞いたら、高いと思いますか?
私は高いと思っていました。だってトースターって、3,000円とか4,000円とかで売ってるじゃないですか。2万円って、その何倍ですか?
……だというのに、最近その「約2万円のオーブントースター」こと「BALMUDA The Toaster」が、実際に、ものすごく人気とのこと。
なんなら電子レンジのトーストモードを使ったり、フライパンにバターを敷いて焼いても、「パンは焼ける」わけです。それなのに人はどうしてその値段のトースターを買うのか……?
その理由を確かめるべく、製造販売元のバルミューダ株式会社さんに、Woman Insight編集部が突撃しました。
早速BALMUDA The Toasterを体感!
まずは早速、最強のトースターの味を体感してみようではありませんか!
ごく普通の食パンを入れ、「トーストモード」にして、3分にセット!
このトースターには「トースト」「チーズトースト」「フランスパン」「クロワッサン」「クラシック」の5つのモードが用意されており、それぞれのパンが最も美味しくなるように綿密に計算されています。すごい。
眺めていると、あっというまに庫内がスチームでいっぱいに!
編集部「なんですかこれ!?」
バルミューダさん「パンの周りに水の膜を張って美味しくしているところです」
編集部「魔法みたいですね……」
さらに、パンが最も美味しく焼けるように1秒ごとに温度を調整しています。開発段階では、「最もトーストが美味しくなる最適な温度・時間」を探り当てるため、5,000枚以上のパンを焼いたとのこと……!
霧が晴れると……。
一気にトースターの中が真っ赤に熱され、おいしそうな焦げ目がついていきます! ここまで2分半、なんの変化もなかったのに! なんだこれはー!
焼き上がり!
見事焼き上がりました。バターのいい香りがします。
いただきます!
というわけで、早速いただきます。
編集部「……うめぇ」
よく「中はもちもちふわふわ、外はカリっと」がおいしいトーストの定義と言われますが、まさに、それ。
トーストってわりと口が乾きがちなので、飲みものと合わせたくなりますが、口が乾かないくらいもっちもち。
それに、トーストってなんとなく物足りないので、バターやジャムを塗りたくなるんですけど、パン本来が持っている小麦やバターの味や香りが最大限に引き出されているので、塗らなくてもまったく問題なし!
バルミューダさん「おいしいパン屋さんで買うパンは、もともとすごくおいしいんです。でも、どこにでも売っている“普通のパン”がおいしくならないと意味がありません。じゃあ次クロワッサン焼きますね」
続いてはクロワッサンを焼いていく!
「トーストモード」は最後に高温で焼きますが、「クロワッサンモード」はその高温時間を短めにし、クロワッサンの美味しさを引き出していきます。
金色に焼きあがってきました……。
噛んだ瞬間、さくっ、と「おいしい音」がするんですよ。
わかりますか。「おいしい音」です。音の時点でおいしいんです。
テレビ見てるとよくありませんか? 匂いも味もテレビだからわからないけど、目と耳だけで「うわぁおいしそう……」って思うこと。それです。
もちろん食べるとさくさくふわっふわ……。甘い……。
バルミューダさん「ちなみにこのクロワッサンモードは、スコーン、カレーパン、メロンパン、あんパンなど、いわゆるお惣菜パンにほぼ対応しています」
夢が広がる。
この時点で薄々実感してきました。
「もしかして、これで2万円ちょいって、全然高くないのではないか?」と。
チーズトーストも焼く!
バルミューダさん「じゃあ最後にチーズトースト焼きます! 一番の見せ場は最後の30秒です。圧巻のラストが見れますよ。うちのチーズトーストは劇場型ですから」
編集部「……パンに『一番の見せ場』や『圧巻のラスト』という言葉が使われたこと、あります?」
バルミューダさん「見ればわかりますよ」
普通のパンに普通のピザ用チーズを載せて「チーズトーストモード」に合わせて、これまた3分。
編集部「そもそもどうしてチーズトーストモードがあるんですか?」
バルミューダさん「うちの代表がチーズトーストが大好きなので……」
編集部「素晴らしい職権乱用ですね」
バルミューダさん「あ、そろそろですよ!」
編集部「うわああああああああああああすげえええええええええええ」
ラスト30秒、トースターの中で、突如じゅくじゅくとろけ、わきたち始めるチーズ。
(お時間ある方は動画もどうぞ)
そしてあっというまにおいしそうな焦げ目がついていき……。
チーズトーストも完成!
完成です。
スチームのおかげで、香りと水分が飛ばずにしっかりとじこめられているため、香りをかぐと「これは本当に普通のチーズなのか……?」と思ってしまうほど。
いただきます。
チーズ、甘い。とろけてる。柔らかい。のびる。
パンは、もちろん、中は柔らかく、外はさくさく。
なんだこれ、異常においしいです。
チーズもパンも、全国どこのスーパーでも売っている、普通の値段の、ごく普通のものです。それらの底力をトースターが完璧に引き出し、究極のチーズトーストを作り上げています。
……なんだ、これは。
バルミューダさん「マヨネーズで土手をつくって、その中にたまごを落としてもいいですし、バレンタインシーズンだと、バケットにクリームチーズとチョコを挟んで焼くのもおいしいですよ。それにおもちも焼けますし、グラタンの焼き目をつけたり、フライドチキンもあたためられますし……」
気が遠くなってきました。もはや説明を聞くだけでおいしいです。
【まとめ】
確信しました。これ、2万円ちょいって、安いです。安すぎです。(結論)
この「BALMUDA The Toaster」、ただのトースターじゃないです。
「トースター=パンを焼くもの。以上」だと思うじゃないですか。これ、「生活の楽しみが明らかに増えるもの」です。
私は非常に朝が弱いのですが、「このトースターで焼いたパンを早く食べたいから、喜んで早起きできる!」と思うレベルです。
しかもトースターって5年10年使えることを考えると……かなりコスパよく「生活の質を上げる」ことができますね。
……さて、ひとしきりおなかと心が満たされたところで、この「バルミューダ」製品に関する秘密を、じっくりうかがってみました。
バルミューダの秘密、後編に続きます。(後藤香織)
★後編はコチラ→ 2万円超でも売れるトースターはどう生まれた?「バルミューダ」の秘密に迫る
バルミューダ 公式サイト http://www.balmuda.com/jp/
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