静岡県出身の私は先日、父と2人で念願の富士登山に挑戦してきました!
正直、めちゃくちゃ大変でした。
週に数回は体を動かしていて、体力にはそこそこ自信のあった私ですが、下山後はへとへと。翌日以降はしばらくひどい筋肉痛に苦しめられました…。
この記事では、いつか富士山に挑戦してみたい方や、安全な富士登山を目指す皆さんに向けて、事前に知っておきたいことをリアルな体験とともにお届けします!
☆登山ルートと日程
今回は富士宮ルートを利用し、日帰りで挑戦しました。
富士宮ルートのスタート地点である富士宮五合目は、富士山の4つの登山道の中で最も標高が高く、最短、最速で登頂を目指せるのが特徴。そのため、日帰りで登頂を目指す人に多く選ばれるルートです。距離が短いからと言ってラクなわけではなく、その分傾斜が急で険しい岩場が多いのです…!登山中は「ずっと階段を上っているみたい」と感じるほどでした。
☆富士登山に持って行ったもの
【身に着けていたもの】
・帽子
・リュック
→軽量で胸元や腰にカチッと固定できるベルトがついているものを選びましょう!
・軍手
→岩場が多いので登山用グローブが断然おすすめ!
・サングラス
・登山靴
→私はミドルカットの登山靴で行きました。砂利道ではよく砂が入るのである程度カットがあるものがいいと感じました!滑るのでスニーカーだけはNG!
【リュックの中身】
・水(500ml×2本)
→水分を大量に担いで登ると大変です。山小屋のペットボトルは少し高価ですが、快適に上るための課金だと割り切って、足りなくなったら現地調達するのがおススメです!ちなみに私も父も追加購入せずに済みました!
・軽食(塩分チャージ、菓子パン一袋、カロリーメイトなど)
・杖
・日焼け止め
→「絶対に日焼けしたくない!」という方には塗るタイプ+スプレータイプのダブル使いがおススメ。紫外線がとにかく強いので私は最強のアネッサを持参しました!また、手を洗える場所が少ないため、手を使わずに塗り直せるスプレータイプが大活躍♪
・防寒具、雨合羽
→防寒具は家にあったウィンドブレーカーを、雨合羽は百均のものを使用しました!
・タオル(1枚)
・小銭(100円×10。トイレ、給水用)
・携帯酸素
☆実際のタイムスケジュール
モデルプランには登り所要時間約5時間、下りは約2時間40分と書かれていましたが、正直登山初心者には早すぎました…(笑)。割と速いペースで登っていたつもりだったのですが、実際にかかった時間は登り5時間半、下り3時間半の合計9時間でした…。
・5:20 水ヶ塚駐車場 到着
ここから約40分シャトルバスに乗って富士宮五合目まで移動します。車内は登山客の大きなリュックでパンパン!私は運悪く補助席を使う羽目になり、登山口につく前から地味に体力を削られました(笑)。座れる席は完全に運です!
・6:20 富士宮口五合目 到着
なんと、五合目の時点ですでに雲海の上にいました! 文句なしの最高の天気。長袖にもう1枚上着を羽織ってちょうどいい気温でした!
ちょっと階段を上るだけで息が上がってしまい、空気が薄くなっていることを実感。高山病対策として、空気の薄い環境に少し体を慣らしてから出発することにしました。
・6:40 登山開始
いよいよ登山スタート!登り始めはまだ傾斜も緩やかで、「ついに富士山に登るんだ!」というわくわく感でいっぱいでした。この先待ち受ける、果てしなく続く山道のことなんて知らず、父と楽しく会話を交わしながら順調に歩を進めていました♪
・7:10 新六合目 到着
あっという間に新六合目に到着。正直、「なんだ、楽勝じゃん!」と余裕を感じていました。はい、この時点では完全に富士山をなめていました…。
・8:00 新七合目 到着
じわじわと傾斜がきつくなり、ここでようやく「…あれ?なんかきついかも」と自覚し始めます。とはいえ、まだまだ体力には余裕があり、見渡す限りの富士山の景色を堪能しながら登っていました!
・9:00 元祖七合目 到着
「やっと八合目ついたー!」と思ったら、そこにはまだ七合目の文字が。あの時の絶望は忘れられません…。ふと、上を見上げると次の山小屋がすぐ近くに見えるんです。なのに、歩いても歩いてもたどり着かない!!(泣)横にジグザグと山道ができているので、一見近いように見えても、実際に進む距離はめちゃくちゃ長いんですよね。
このあたりから徐々に岩場も増え、こまめに休憩をはさむように。そして追い打ちをかけるように、登山靴が壊れ始めるトラブルが発生。富士山の本格的な洗礼を受け始めました。
・9:50 八合目 到着
ずっと同じような岩と砂利の景色が続いて目が慣れてしまい、スタート時のワクワク感もどこへやら……。蓄積された疲れと空気の薄さも相まって、九合目あたりまでただただ無心で登り続けていました。
さらにペースも落ちてきているのか、相変わらず「山小屋は見えているのに全然着かない」状態が続き、黙々と自分との戦いを続けていました。
・10:40 九合目 到着
息が切れやすくなっていたため、父との会話も少なくなり、足取りも本当にゆっくり。ですが、今振り返ると亀のようなスピードで登っていたおかげで、高山病にならずに済んだのかもしれません!
・11:30 九号五勺 到着
九合目以降は、道幅の狭い岩場が増え、杖を置いて手をつきながら這うように登る場面もありました。一方で、「山頂が近づいてきた!」という実感が湧いてきて、少しだけモチベーションが復活!
あんなにきつくて、「早く終われ!」と思っていたはずなのに、もうすぐこの登りが終わってしまうことになぜか悲しくも感じていました。(笑)
・12:10 山頂 到着
何度も体力の限界を感じながらも、ひたすら気力で突破しながら自分の足で登り切った瞬間は達成感に溢れました!山頂から見下ろす火口は飲み込まれてしまいそうなほどの凄まじい迫力がありました!さらに、山頂の地表からほのかに熱が感じられ、富士山が火山であることを身をもって体感しました♪
・12:15~13:50 お鉢巡り&散策
起伏が緩やかな道が多かったですが、疲れた体に堪えました…。しかし、火口を間近で見ることができて、いい経験になりました♪
・14:10 下山開始
山頂をしっかり満喫し、いよいよ下山スタート!富士宮ルートは登山道と下山道が同じルートです。すれ違う登山客の方々と声を掛け合いながら譲り合って進む必要があるので、ゆっくりと時間をかけて下りました!
・17:40 五合目 到着
体力はとっくにゼロ。下るのにもかなり体力を使い、気づけば体の節々も痛くなってきて最後まで気を抜けない過酷な登山になりました。
休憩や写真撮影なども含め、丸一日がかりの登山になります。
☆実際に感じた!注意したいポイント5つ
1.入山手続き必須
富士宮、須走、御殿場ルートでは入山前に専用アプリでの事前学習、事前登録が必須です!10分程度で完了しますが、スムーズな入山のために、前日までにやっておきましょう♪
2.靴の劣化に注意!
今回の登山で、個人的に一番焦ったのがこの「登山靴」です。
「登山なんてほとんどしないし、家にある靴で大丈夫でしょ!」と、昔購入した、靴箱から掘り出した登山靴を履いていった私。
ところが、七合目に到達するころには劣化により靴底がぺらぺらと剝がれてきてしまいました。急いで山小屋でガムテープを購入。恥なんか捨てて、靴にガムテープをぐるぐる巻きにして登る羽目に。歩きにくいだけでなく、滑りやすくもなってしまい、足元の安全面でもかなり不安を感じました。しかも驚いたことに、私と同じように靴をテープで補修している人を何人か発見。久しぶりに履く靴は何度か試し履きをして、特に靴底に不具合がないか、よく確認をしておきましょう! 一部でも接着が甘い部分があれば新しいものを買って臨みましょう。
3.日焼け対策はマスト!
標高が上がるごとに、紫外線は強くなります。9月に登りましたが、ずっと長袖を着ていても汗だくになるような暑さではなかったので、UVカット効果のある服を着ていくのがおすすめ。帽子、サングラス、日焼け止めもしっかり準備しておきましょう♪
4.お鉢巡りの体力消耗がやばい
山頂に到着したら、ぜひ挑戦したいのがお鉢巡り。
お鉢巡りとは、富士山の山頂にある巨大な火口の周りをぐるりと一周すること。なんと1周の距離は約2.5km、90分もかかりました。「せっかく来たんだから、行ってみよう!」と軽い気持ちで挑んだことに激しく後悔しました。富士山おそるべし。
↓日本最高地点である剣ヶ峰に行くまでの急すぎる傾斜
↓狭い道の真横に見える断崖絶壁
正直、お鉢巡りが富士登山を通して1番怖かったです。
5.下山は楽と思ったら大間違い!
「あとは下るだけ♪」とどこか気が緩んでいたところに、再び想像以上の洗礼を受けました。
砂利と岩場がとにかく滑るんです。慎重に歩いているつもりでもズルっと足を取られ、私自身はもちろん、周りを歩いている登山客もめちゃくちゃ転んでいました。滑りそうな岩と大丈夫な岩を真剣に見極めていたので、下るにつれて岩の見極めが早くなりました。(笑)転びそうになるたびにぐっと筋肉に無駄な力が入るのも、地味に体力が削られます…。咄嗟に岩場に手をついたり、足場の悪い場所で踏ん張ったりするので軍手や杖は必須アイテムです!
☆総額いくらかかった?
今回の富士登山でかかった費用は合計7500円でした。
入山料 4000円
交通費(水ヶ塚駐車場からのシャトルバス往復)2400円
トイレ代 600円
ガムテープ代 500円
日帰りだったこともあり、宿泊費がかからなかったので比較的コンパクトな出費になりました。
以上、登山初心者によるリアルな富士登山レポでした!
ハプニングや過酷さに打ちのめされ、「さすが日本一の山…」と痛感させられた一日。それでも、あの山頂から見渡した景色と達成感は言葉にできないほど特別で、最高の経験になりました!「いつか登ってみたい!」と考えている方はぜひ体調や天候、装備をしっかり整えてから、日本一の絶景に挑戦してみてください♪
静岡県出身。都内の大学に在学中の現役大学生ライター。よさこいにピアノ、テニスにスポーツ観戦、アニメ鑑賞と趣味がとにかく豊富で、休日もアクティブに動き回ります。
流行りのものには目がなく、最近のマイブームは都内の麻辣湯屋さんを開拓すること♪








