久しぶりのホラー作品となった監督は「普通に撮るとコメディ寄りになるので、コントロールする必要がありました」と話し、撮影エピソードとして「心霊現象は説明ができる」と前置きしながら、空中で女性の声が聞こえ「どこかから音声データが漏れたのかな」と説明。
そしてもうひとつ「タクシーの中の1カットだけ、人もいない所で出るはずのない手が出ている」と明かすと、隣の竹内が「え!」と驚き、ハイと勢いよく手を挙げ「うっかり聞いてしまった。私が質問してもいいですか? 気持ちがくじけそう。観なくていいですか? (小声で)怖い」に、監督は「ダメでしょ!」と一瞬心霊エピソードで凍った会見場を笑いに変えました。
「国際映画祭」にホラー作品がかかるのは、非常に珍しいことで監督は「お俺も同じ意見」と言うと「(作品は)楽しめますよ!」とアピール。橋本さんも「ホラーですが、ミステリー色が濃く、時代の流れ(進み方)が綺麗! 結末はいじわるですが、最近にはない感じですので体感してほしい」と話し、竹内さんは「頼もしい相棒をもって幸せ。私の感じる恐怖を違う国の方がどう捉えるのか」と観た人の反応が気になるようでした。
その後行われた、舞台あいさつでは観客から竹内さん、橋本さんに声がかかり笑顔いっぱい。監督は観てほしいところとして「音から始まるから音を! こんな大きなスクリーンはそうとうきます! 何も考えずに見てほしい」とPRして舞台あいさつは終了しました。
事件をつなぐ <穢(けが)れ> の正体とは? 真実の先に待つ、衝撃のラスト――。
戦慄のリアルミステリー『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』 (配給:松竹) は、2016年1月30日全国ロードショーです。(平山正子)
オフィシャルサイト:http://zang-e.jp/http://zang-e.jp/
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