2月から3月は、大学生の卒業旅行シーズン真っ只中! 筆者もまた、学生生活の締めくくりとして、2月にヨーロッパ6カ国旅行をしてきました。これで海外旅行14カ国を制覇した筆者ですが、よく聞かれるのは、「今まで行った国の中で、1番よかった場所はどこ?」という質問。いろんな意味で素敵な国がたくさんあるので一つ挙げるのは難しいのですが…「最も綺麗と感じた場所は?」と聞かれたら、迷わず答えるのはオーストリアのハルシュタット。
実はここ、アナ雪こと「アナと雪の女王」の舞台にもなっている絶景なのですが、意外と行く人が少ないんですよね。
そこで今回は、そんな知る人ぞ知るハルシュタットの魅力とウィーンからの行き方を詳しくご紹介します♡
ハルシュタットってどんな場所?
まずはハルシュタットという街の立地を整理。ハルシュタットは、オーストリアの中央付近のザルツカンマーグート地方にある街で、周囲をアルプスの山々に囲まれています! 人口も1000人くらいの小さな村ですが、山々が鏡のように反射する美しい湖と、オーストリアらしい小さな家々が立ち並ぶ景色がまるでおとぎ話のようで、世界中の観光客から人気なんです♡
ウィーンからどうやって行ったの?
ウィーンからハルシュタットまでの”通常の”道のり
↑実際に使った電車はこちら
多くの人が観光するであろうオーストリアの首都・ウィーンからは、電車で最短3時間半の距離。ウィーン中央駅から、アットナング=プッフハイム駅で乗り換えし、ハルシュタット駅まで向かうのが一般的。しかし、ハルシュタット駅に着いたらもう美しい景色が目の前! というわけではありません。
ハルシュタット駅はこの地図でいう、赤いピンのところ。そして「ハルシュタット」と聞いて連想する観光地は、この対岸のエリアです。ここまでいくには、通常ならフェリーを使うことになります(現金必須!)。
ただ、フェリーは電車の運行時間と連動しており、同じ電車で降りた人はそのままみんなフェリーに乗車するように。そのため、改めてフェリーの時刻を調べておく必要はなさそうです。
遠いけど、コンパクトな街なので泊まるほどでもなく…5〜6時間ほど滞在できれば、街のメインスポットは十分に見終わることができます。その上で、ホテルも基本1万5千円以上と高額で、石畳や階段も多くトランクを持ち歩きながら訪れるのも大変な場所だったので(実体験)…ウィーンから日帰りで訪れるのがオススメです!
※トランク1つ4ユーロで預けられる観光案内所がありますが、16時で閉まってしまうので夕焼けまで見たい方にはおすすめしません。
トラブル続き!? 実際の移動ルート
かなり朝早いですが、時間がかかるぶん、筆者たちは朝7時くらいの電車に乗車。眠い目を擦りながらやっとの思いで電車に乗り込みすぐさま爆睡。
すると、一緒に乗車していた友人から焦った様子で「降りるよ!」と叩き起こされました。なんだなんだ…!? とよろよろ電車から降りると、ハルシュタットに向かっていたと思われる多くの外国人が駅のホームで困惑の表情に。なんと、原因不明(おそらく雪…?)の線路トラブルで乗っていた電車が欠航に。ウィーンへと引き戻すというのです! しかも、ハルシュタット行きの電車の再開時刻は未定。多くの方が、諦めてウィーンに戻るか、どうにかハルシュタットに行く方法を模索するのか…決断を強いられている状況。しかし筆者たちは絶対に引き戻すわけにはいきません。
なぜなら実は筆者たち、翌日スイスに行きたかったので、この日はウィーン→ハルシュタット→インスブルック(宿泊)というルートで移動しようとしていたのです。ハルシュタットを中継地点として移動しているので、なんとかそこまで行かなくてはなりません…!
ドイツ語(オーストリアの公共語)が話せないので、駅員さんのアナウンスからも置いていかれるばかり。しかし色々な人に手を借りた結果…「一旦同じ電車に乗り、一つ前の駅に戻る→電光掲示板にハルシュタット行きの電車が復活→1時間ほど遅れてハルシュタット行きの電車に乗車」の方法で、なんとか目的の駅に到着することができました!
しかしそこからも大変で…通常、ハルシュタット駅から観光地までは船で移動するのですが、なんらかの理由により欠航に。駅から運行しているシャトルバスに乗ろうとするも、電車のトラブルで多くの客が同じタイミングで着いたため、満員で乗れません(バスの入り口でお客さんとスタッフが言い争い&客同士が列を作らずもみくちゃ)。
1時間に1本の次のバスを待つことにしましたが、同時に付近に2台しか走っていないタクシーの順番待ちも行いました。他の観光客と相乗りした結果、なんとか3時間遅れくらいでハルシュタットの街に到着しました…!
↓タクシーの窓からの景色も綺麗。同じ日とは思えないほど晴れてきました〜!
ハルシュタットでやりたいこと
①山々が反射する写真を撮る
こちらはハルシュタットの市街地に到着してすぐ、コンパクトデジカメで撮った写真。湖のあまりの透明度に驚きました…! 誇張ではなく、本当に湖に山々と空が反射しているんです! アルプス山脈が見たくてスイスまで行きましたが、この日は天候に恵まれていたこともあり、このハルシュタットで見たアルプスが旅の中で最も美しい眺めと感じました♡
②グリューワインとともにオーストリア名物に舌鼓を打つ
ハルシュタットのレストランは大体3000〜4000円と、比較的どこも高めにはなってくるものの、やっぱりオーストリア名物は食べておきたい! オーストリア料理といえば「シュニッツェル(肉を薄く伸ばしたカツ)」が有名ですが、どの料理も絶品なので、ぜひ有名どころではないメニューも楽しんでみてほしいです。
筆者の訪れたレストランでは、現地のクリスマスマーケットでも人気の「グリューワイン(ホットワイン)」もありました。冷えた体にシナモンやジンジャーがふんわり香るワインが染み渡ります…! 日本人4人で訪れましたが、みんなこのグリューワインを大絶賛。ぜひ、おいしいオーストリア料理と共に試してみて!
③ハルシュタットの天然水を飲んでみる
ハルシュタットでは、街の至る所にアルプスの湧き水を汲める場所があるんです! 美しい自然に囲まれながら飲む水はいつにもまして美味しい。とっても冷たくて、キリッとした味わいに感じます。もちろんお腹を壊すなんてこともありませんでした。
④おとぎ話みたいな街並みを歩く
町中の建物がこんな感じでとってもメルヘン! 木の三角屋根にかわいいパステルカラーの壁…そしてところどころ絵が描いてあったりもして、本当におとぎ話の中に入り込んだかのよう。オーストリアのお店は看板もかわいいので、素敵な看板を見たら写真を撮り溜めておくのも楽しい。
なんと、湖では白鳥が泳いでいる姿も見られます! 人に寄っていってとっても人なつっこい♡
⑤夕暮れの湖を丘の上から眺める
この写真は、2月の16時半くらいに撮影したもの。日がそろそろ落ちてくるくらいのタイミングで丘の方まで登っていると、太陽の光を写し出すオレンジ色と、山の影となっている青が湖をちょうど二分する景色を撮影することができました! こんなに綺麗な景色、みたことない♡ 日が落ち切る少し前の時間に丘の上に行ってみると、こんな感じの幻想的な景色を撮影することができますよ!
⑥船に乗り、世界一美しい湖の上を渡る
なんと帰り際には船の運行が再開していたので、この日の船の最終便に乗ることができました♡
完全に陽が落ちてから、船の上から眺める景色も本当に綺麗。家々がオレンジ色にライトアップされ、それが水面にも反射していました。美しい湖が船で水面が揺れている姿も綺麗です。
市街地側から駅の方を見ると、まっすぐ先のほうに教会が見えるのですが…船に乗るもその教会が少し近くで見れるようになるんです! 湖の向こうにある教会に船で向かう…なんかとってもロマンチックですよね♡
【結論】世界一美しい湖を見たいなら、ハルシュタットが大正解
晴れた日に行くと、水面にアルプスや街並みが鏡のように映り込むハルシュタットの湖。おとぎ話のようで、歩いて回るだけで心が躍る街並み…特別なアクティビティをしなくても、十分に楽しめるのがこのハルシュタットです。ウィーンからは片道3時間半ほど電車に乗る必要があり、市街地に行くにはフェリーかバスに乗る必要があるので、ちょっと大変です。朝一番の電車に乗り、夜はちょっと遅い電車に乗ることになりますが、それでも行く価値がありすぎる街です!
オーストリアは、都会的で宮殿もあり華やかなウィーンと、アルプスの自然が間近に迫る街並みがどちらも見られる唯一無二の国です! ぜひヨーロッパ旅行を検討している方は、オーストリア、そしてハルシュタットを候補に入れてみて♡ (Ami)
東北出身、都内の大学に在学中の現役大学生ライター。2024年に半年間、イギリス・ロンドンに留学。ヨーロッパ周遊の旅経験など、海外ネタにも詳しい。月30冊は漫画を読むほどの漫画好きで、美術館巡りや図書館巡りにもお熱な文系女子。
無印良品とカルディのパトロールが習慣。最近の目標は「頑張らない自炊」。
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