清水 そりゃやっぱり、情緒じゃないですか。これだけはやっぱり洋楽的な考え方では絶対的に表現できないもので、僕もJ-POP大好きだし、どこが好きって聞かれたらやっぱりそこだから。だからこそR&Bも好きな自分との戦いでもあるんです。“R&BとJ-POP”ってすごく遠いんですよ。当然ですよね、文化が違うところで生まれたものだから。だからアメリカ人が演歌を歌いこなすのが大変なのと一緒で、R&B的なことを日本のフィールドで表現するって本当に難しいことだと思います。
WI 清水さんの中でも難しいんですね。
清水 僕の中では分けちゃっているんです。だからこそこれはJ-POPに向かったし。J-POPの魅力ってなんだろう?って聞かれたら「情緒」だと思います。それを表現する詞もそうだし、日本の繊細な感性も。イントロやコード進行やアレンジだけで、何の季節かわかったり、絵が浮かんできたりとか。アメリカにはそういう“情緒”は難しいんですよね。だから僕はザJ-POP的な方向性でいいのかなって思いました。
WI その中で生まれたのが『花束のかわりにメロディーを』なんですね。
清水 次のアルバムに向けて考えている曲が、なかなかこう……難しい曲になってきちゃっているんで、逆にこれは振り切ってJ-POPにしていいのかな?って思って、アレンジとかもそういうふうにしていきました。「ダメだよな。でもどうしても好きなんだよな」っていうときの最終手段の曲(笑)。
WI 女性が「歌って!」って催促する曲じゃない(笑)。
清水 そうそう。「歌ってよ~」じゃないんですよね。
WI 『君が好き』は女性がリクエストしますものね。
清水 “君”の部分を女の子の名前に変えて歌ったりね(笑)。でもこの曲は神聖な、それこそプロポーズとかでもいいくらいの勝負曲。本当に“勝負曲”です(笑)。そりゃ「聴いてね」って思うけど、これに関してはすごく“自分が思う人”に「歌ってほしいし、歌ってあげてほしい」って思いますね。自分の歌よりも。
まだまだ、たくさんの質問を用意していましたがここでタイムリミット。
用意した質問に真剣に、ときには笑いながら一生懸命に答えてくれた清水さん。「僕、ファンの人を特別扱いしないです」は文章では伝わらないかもしれませんが、本当に熱く語っていて、それだけファンの皆さんを大切にしているのが伝わってきました。
最後に写真撮影中の雑談をご紹介します。「肌が綺麗ですよね。スキンケアは?」と聞くと、「よく聞かれるんですけど、僕、スキンケアって特に何にもしていないんです」。それでも、ツアーやカメラが入る前は気になるみたいですよ。
皆さんも、新曲『花束のかわりにメロディーを』をぜひ聴いて、キュンキュンしてくださいね。(平山正子)
★前編はコチラ→ 清水翔太、新曲は「男の勝負曲!これを歌って告白したらOKもらえますよ」
ニューシングル『花束のかわりにメロディーを』
NHKドラマ10「デザイナーベイビー」主題歌
2015年10月28日 リリース!
【初回生産限定盤】¥1,574+税
【通常版】¥1,204+税
Official Site: http://www.shimizushota.com/
twitter: https://twitter.com/sshota0227
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