【1】お茶のタンニン、葛、はちみつなど、腸を整える食をプラス
夏バテで胃腸が疲れているときは、甘酒や葛、はちみつなどの、腸内環境を整える食品を積極的に摂取しましょう。緑茶に含まれるタンニンには下痢を止める効果もあるので、おなかの調子が悪いときは、濃いめに入れた緑茶もおすすめです。
【2】消化吸収を促す、水溶性食物繊維をたっぷりと!
腸内環境を整えるために欠かせない食物繊維。豆類やきのこ類などに多く含まれる不溶性と、海藻やりんご、こんにゃく、おくらなどに多い水溶性があります。特に水溶性のものは、便秘・下痢を問わず必要なので、積極的に摂取しましょう。
【3】1日1.2~1.5リットルの水分を少量ずつ。
スムースに排便し、健康を維持するためには、1日に約2リットルの水分が必要。食事から摂取する水分を除くと、1.2~1.5リットルの水を飲む必要があります。でも、1度に大量に摂取すると、胃酸を薄め機能を低下させてしまうので、「少量ずつこまめに」が鉄則。2時間おきに200ml程度が目安です。
【4】下痢気味のときは、脂身・イカ・貝類は避ける。
消化機能が低下して下痢気味のときは、食事は控えめにして胃腸を休ませましょう。消化の悪いイカやタコ、貝類のほか、脂肪の多い肉も消化不良を起こしやすいので要注意。さらに、腸を刺激するコーヒーや炭酸飲料も控えましょう。
【5】毎晩きちんと湯船につかって、腸のあたため&血行促進♪
入浴で体をあたためリラックスすると、自律神経のバランスが整い、腸の動きもよくなります。そのため、シャワーで済ませず、きちんと湯船につかりましょう。また、首や手首、足首をあたためると全身の血行が促進されます。温度は39~40℃で、全身浴がおすすめ。大さじ3杯程度の重曹を入れたり入浴剤を使うとより温浴効果がアップします。
次回は「冷え疲れ」編をご紹介します。ほとんど運動をしていない、入浴はぼシャワー、足腰がひんやり冷たい……そんな不調が現れている人は「冷え疲れ」かも。10月7日(水)の更新をお楽しみに!(後藤香織)
★季節の変わり目の睡眠トラブルは、たった5分の「快眠テク」で乗り切れる
『美的』2015年11月号(小学館)
【あわせて読みたい】
※12月11日は「胃腸の日」。胃腸のトラブルに役立つ記事をまとめてご紹介!
※「謎の体調不良」原因は低気圧にアリ!不調を引き起こさない4つの予防法