別府といえば、言わずと知れた温泉天国。街じゅうに立ち上る湯けむりは、冷たい秋冬の空気の中でより幻想的に。定番の地獄めぐりは、ただ温泉を眺めるだけではなく、SNSにアップしたくなる写真が撮れたり、スタンプラリーを楽しんだりと、遊び心満点。徒歩やバスで十分楽しめるので、車がなくても安心です!
実際に行った!ざっくりスケジュール
<1日目>
9:00福岡から高速バスで別府駅に到着
→ホテルに荷物を預けて地獄めぐりスタート!
10:00白池地獄&鬼山地獄(雨に降られて地獄めぐり中断)
12:30ランチ:地獄蒸し料理
→雨が止んで地獄めぐり再開
14:30かまど地獄
16:00海地獄&鬼石坊主地獄(近いから歩いてすぐ!)
17:30ディナー:とり天
<2日目>
10:00おやつ:地獄蒸しプリン
12:00血の池地獄&龍巻地獄
13:30ランチ:別府冷麺
14:30別府駅周辺でお土産散策
16:30大分空港へバスで移動
1日目の途中で雨が降ってしまい、今回は2日間に分けて地獄に行くことに! ひとつひとつ地獄をゆっくり堪能したい人は、朝から行くのがおすすめです。
7つの地獄、魅せる個性と映えスポット
海地獄
透き通るようなコバルトブルーの湯。白い湯けむりと青のコントラストは圧倒的にフォトジェニック。池のほとりにある鳥居からみえる景色も最高です!鳥居越しに池をのぞくと、湯けむりで一瞬カメラが曇るほどの迫力でした。(鳥居の写真が曇ってしまって撮影できなかったのが悔しい…。自分の目にしっかり焼き付けてきました!)
血の池地獄
地獄めぐりといえばな、真っ赤な温泉は迫力満点。紅葉の季節には周囲の自然と相まってさらに美しい写真になることまちがいなし! 温泉は、近づくとほんのり鉄っぽい香りがして、足湯に浸かると冷えていた足先がじんわりあたたまり、歩き疲れがリセットされました。
白池地獄
日本庭園に囲まれた白濁の温泉は、静謐でアートのよう。水面に映る木々も幻想的で、落ち着いた雰囲気を求める人にぴったりの地獄です。
鬼石坊主地獄
灰色の熱泥が“ぼこぼこ”と弾ける様子は動画で残したい迫力。温泉のパワーをリアルに体感できる地獄です。私は時間がなくては入れませんでしたが、温泉も足湯もあるのでゆっくりとくつろげます。
かまど地獄
複数の泉質を一度に楽しめる、まさに温泉見本市。真っ赤な湯や乳白色の湯などカラフルな写真が撮れます。飲める温泉は、熱々で少し冷まさないとやけどするレベル。少し冷まして飲んでみると、ほんのり塩分を感じる温泉の香りがついた飲み物で初めて飲む味がしました! ここには売店があり、立ち上がる湯気につられて思わず名物の醤油プリンで小腹を満たしてしまいました。あまじょっぱいソースと濃厚なプリンが相性抜群で何個でも食べたくなる味です! 次行くときは、抹茶味もたべたい…。
鬼山地獄
ワニがずらりと温泉の熱で飼育されている珍スポット。数十匹以上がいる檻は大迫力の写真が撮れるため、気づいたらすっごく時間を使っています(笑)。ワニについて学べる資料館もあって子供も大人も楽しめること間違いなし。(私はここでスコールに見舞われて45分ほどクイズしたり、ワニの赤ちゃんを見てました。)
龍巻地獄
間欠泉が噴き出す瞬間は圧巻!30〜40分に1回、5〜10分ほど噴き出す間欠泉が何よりの見どころ!噴き出す時間は入口で案内されるので、待ち時間が長めの場合はお土産屋さんをチェック。熱湯と蒸気が一気に空へ舞う光景は、まさに自然のショータイム。吹き出す温泉は観覧席まで飛んでくるので要注意です。
ここでしか手に入らないスタンプを集める地獄めぐりスタンプラリーも実施していて、7つすべてをめぐれば達成感も格別! ゲーム感覚で地獄めぐりを楽しめちゃいます。
旅を彩る、別府グルメ
旅行と言ったらやっぱり名物は欠かせない!別府の名物は他にはない、ここでしか味わえないものばかり。
地獄蒸し料理:地獄蒸しとは、温泉の蒸気で食材を蒸し上げる別府ならではの調理法です。温泉の蒸気で仕上げた食材は写真でも美味しさが伝わるビジュアル。自分で窯を開けて蒸気がふわっと立ち上がる瞬間は思わず写真を撮りたくなります。素材の味がぎゅっと濃縮されていて、特に卵は黄身がねっとり濃厚。体験しながら食べられるのが醍醐味です。
地獄蒸しプリン:温泉街といえば、やっぱりプリン!温泉の蒸気でしっかり蒸されたプリンはカタメなのに口当たりがまろやか。少し山の上にある岡本屋売店は別府湾を見下ろしながら食事ができるので、自然を感じながらリラックスして過ごせます! 
とり天:発祥の店・東洋軒でいただいたとり天は、衣がカリッと軽やかで油っぽさがなく、鶏肉はジューシー。レモンを絞るとさっぱりして、思わずご飯が進みました。普段の天ぷらと比べて驚くほど食べやすいです。
別府冷麺:麺はそば粉を使っていて、もちもち&コシが強い独特の食感。冷たいスープと合わさり、ラーメンとも韓国冷麺とも違う別府オリジナル。温泉めぐりで汗をかいた後に食べると、体に染みわたる爽快感でした。
歩き旅にちょうどいいファッション
地獄めぐりは想像以上にアップダウン多め。足元は歩きやすいシューズで行くのがおすすめ!足湯もたくさんあるのでロールアップできるボトムスかスカートだとより温泉街を楽しめます。私は、1日目に一目ぼれして購入したNEW YOKU CITY(入浴シティ)Tシャツを早速着て2日目の観光を満喫しました!
別府旅行は、五感を刺激する楽しさ満載! 地獄めぐりで自然の迫力を肌や香りで感じ、地獄蒸しで食文化を体感し、足湯や湯が流れる音に癒される。秋冬は湯けむりがいっそう幻想的で、写真も旅気分も盛り上がるはず。次は夜の温泉街散策もしてみたいな…と思えるほど、また訪れたくなる場所でした。
宮城県仙台市出身。都内の大学に在学中の現役大学生ライター。
CAの母と姉を持ち、旅行が趣味。これまでに30都道府県を制覇。(全国制覇が目標)
他にも、カフェ・美術館・写真・音楽鑑賞・アニメ鑑賞などなど多趣味。
現在は就職活動と大学の広報活動にも奮闘中。



