稼いでいる女性がモテる理由は? 婚活のプロに今どき男性の価値観を直球質問!

婚活アドバイザーに聞く、婚活のリアル

CanCam世代で婚活をする人が増えているという噂をキャッチ! 20代女性の本音から今どき男性にモテるファッションまで今、知りたい情報をまとめました♡ さらに、婚活カウンセラーの安本由佳さんが現代のモテ女性を分析!


教えてくれたのは…

安本由佳さん(婚活カウンセラー)

インスタグラムのストーリーズで5年にわたって更新しているお悩み相談が好評。婚活女性200名に取材を敢行した小説『不機嫌な婚活』の執筆を通じて培ったノウハウを生かし、結婚相談所 Salon de Reveを経営。


20代女性の90%以上が、将来結婚を望んでいた!

CanCamが20代未婚読者にアンケートを行ったところ、〝結婚〟をライフプランのひとつに考えていると答えた人がこんなに! 28歳〜30歳までには価値観の合う人と家庭を築きたいという人が半数を超え、すでに婚活を始めている人もいました。

いつか結婚したいですか?

/人生のうちに1度は結婚したい!\

何歳までに結婚したいですか?

結婚相手に求めるものって?

5位:金銭感覚が合う

4位:自分の夢を応援してくれる

3位:収入

2位:家族仲がよい

1位:価値観が合う

今ドキ男性は、ファッショナブルな女性に惹かれる!

CanCam2024年4月号より 撮影/田形千紘

CanCam2024年5月号より 撮影/田形千紘

CanCam2024年 5月号より 撮影/倉本侑磨(Pygmy Company)

おしゃれで感度が高い女性は婚活で敬遠されるという時代はひと昔前。「20代の男性ほどファッションセンスがある女性を選ぶ傾向が。とはいえ尖りすぎはNG。『CanCam』に登場する明るいきれいめコーデがベストバランス!」(安本さん)

協力して家庭を築くのが当たり前に。男女ともに、今したいのはタッグ婚!

\お金も家事も子育ても一緒に!/

「最近の20代の婚活では、女性は上昇婚より同世代婚を望む傾向が。男性からも年齢が近い自立した女性に人気が集中! 男女ともに協力して結婚生活をしたいという希望が強く、『協力できる』ことが結婚のキーワードに」(安本さん)

CanCam2025年4月号「はじめての婚活基本のき」より
イラスト/チヤキ 構成/衛藤理絵

恋愛も結婚もギブ&テイク! 対等な関係を築くために仕事が欠かせない

正直、パートナーに専業主婦を希望する男性は絶滅危惧種。婚活市場にいる男性はほぼ100%、働いている女性を求めています。とはいえ、女性のお金が目当てというわけではありません。社会に出ていて、同じような価値観を共有できる女性と一緒になりたいと思っているのです。

それに、ひと昔前のように「俺について来い 」なんていうオラオラした男性も減りました。寄りかかられているのは重荷で、支え合いたいと考えているのでしょう。だからこそ、最近モテる女性は主体性があって引き出しの多い人。様々なことにアンテナを張っていて、自分を磨いている人が多い印象です。

そして、ただ働いているだけでなく、自分の頑張ってきたことや得意なことをしっかりアピールできる就活面接みたいですが、実はこれって恋愛シーンでもとても重要なスキル。売り込み上手な女性は、恋活・婚活市場でもかなり有利に立ち回っています。それに、ちゃんと仕事をしている女性は、人から見られる分だけおしゃれやマナーも洗練されている印象。世間知らずの女性が男性から敬遠されるのは、こういったこともあるのかもしれません。

社会に出て働くって、お金を稼ぐだけではない多くのプラスを私たちにもたらしてくれます。例えば、人との出会いやコミュニケーションスキルの向上、様々な経験が増えるなど。でも、いちばん大きいのは自己肯定感の向上です。

ついつい 女性って、モテることで自分の価値を測りがちですが、それって他者に評価軸を委ねる結果になって本当の自己肯定感が育たないんです。美貌や若さの下駄を履いている20代のうちはちやほやされても、30歳を過ぎたらそれも消えてしまいます。仕事の結果は、頑張って自分の力で積み上げたもの。ちゃんと身になって、自分を信じる力を育ててくれるんです。もちろん趣味に打ち込むのだってよいのですが、仕事も活用しない手はありません

素敵な男性と一緒になりたいなら、自分も素敵な女性を目指しましょう。ギブ&テイクが成り立たなかったら、パートナー関係は長くは続かないもの。相手と話し合い、支え合えるよう自分もスキルやお金を得るために「稼ぐ女」を選択する。そういう主体的な女性が、今後よりモテるんじゃないかなと、個人的には思っています。

それに今の時代、20代のうちに結婚しなくてはいけないなんてこともありません。なんなら、ひとりで生きる選択をするのもアリ。ちゃんと自立していさえすれば、そのときそのときに自分が好きな道を選んでいける。そうしていれば、きっとモテ力もついていきます。ぜひ自分らしく生きて、いい人生をつかみ取って!(安本さん)

CanCam2025年6月号「“稼ぐ女”がモテるって、ホント!?」より
構成/衛藤理絵