何をしても成功するような人は、世の中でそうそう巡り合えるものではありません。しかし、まるで「神に愛されている」かのように、何をやっても順調に成果を上げる人が存在するのも事実です。
その秘密は、手のひらに刻まれた線に隠されているかもしれません。期間限定の現象である可能性もありますが、そんな幸運の兆しが手相にあるならば、喜んで恩恵を受けたいものですよね。今回は、幸運を招く特別な「開運線」について詳しく解説します。

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Contents
意味・位置・形状
開運線は、生命線から垂直に伸びる線で、珍しいラッキーサインとされています。この手相は、仕事運や金運など、その人がどの程度チャンスに恵まれているかを示すものです。この線が刻まれているのは「生命線」の上であり、生命線から縦に伸びていればどの部位でも該当します。
ただし、多くの場合、中指へ向かって感情線付近まで伸びるケースが一般的で、その長さは2〜3センチ程度とされています。線が薄い場合や、ほとんど目立たない場合もありますが、それでも意味を持つとされています。
流年法
開運線には「流年法」という鑑定法があり、それを基に幸運が訪れるタイミングやチャンスに恵まれる年齢を予測することができます。この方法では、生命線を基準に年齢を推定します。
一般的な目安としては、感情線の起点から水平線を引き、その生命線との交点を10歳地点とします。そして、手首線から1センチ上を70歳地点とし、10歳地点と70歳地点の中間点を40歳地点に設定します。さらに、それぞれの区間を分割して残りの年齢(20歳、30歳、50歳、60歳)を算出します。この開運線が刻まれている場所によって、運気が開花する時期を特定できるのです。
【1】「右手」と「左手」にある開運線の意味
開運線が右手(または左利きの場合、左手)に現れている場合、その人は自身の努力によってチャンスをつかみ、社会的成功を収める可能性があります。創業者や自力で成功した経営者などに見られる手相で、根気と努力によって目標を達成するタイプと言えます。
一方で、左手(または左利きの場合、右手)に開運線がある場合、支援者や周囲の助けによって成功を収める可能性が強いです。たとえば遺産相続や家族からの支援などが、それに該当します。
【2】「短い」開運線と「長い」開運線の違い
短い開運線の場合、大きな幸運には恵まれづらいかもしれませんが、小さなチャンスをコツコツ積み重ねて成果を出す才能があることを意味します。「塵も積もれば山となる」という言葉通り、時間をかけて着実に成功へと近づいていけるでしょう。
反対に長い開運線を持つ人には、大きなチャンスが訪れる可能性があります。一度に多くの成果を得ることができる反面、自身の態度次第でその運勢を活かせなくなる危険もあります。特に驕りや慢心は避け、周囲との調和を重視しましょう。
【3】「二股」の開運線は“棚からぼたもち”的な運に恵まれる
開運線の先端が二股になっているの手相の持ち主は、様々な方面から“棚からぼたもち”的なチャンスに恵まれやすいとされます。クジ運もいいので、何気なく買ったくじなどで臨時収入が入ることも。この相が出ている時は、いつもより積極的にクジを買ってみてもいいかもしれません。
また、ロトなどの数字モノを買う際には、自分の「ラッキーナンバーやジンクス」を試してみるのもひとつの方法です。ただし、他力本願でいると運を使いつくしてしまうため、努力することも忘れないようにしましょう。
【4】「スター」があると思いがけない儲け話が!
開運線の先端や途中に「スター」が見られる場合、それはこれから急激に運が上昇し、幸福が舞い込むサインとされています。一般的に、「星」の印は不安定な運気を表すこともありますが、開運線の先端に現れたときはその限りではありません。この手相が表れると、金運の急上昇や思いがけない昇進など、嬉しい出来事が次々と訪れる予感があります。これまで運に恵まれていなかった人も、この相が出ているなら積極的に行動してみると良いでしょう。また、開運線の途中にスターがある場合、その効果は一時的であることが多いので、タイミングを見極めてチャンスをつかむことが大切です。
【5】「フィッシュ」があると、思わぬ臨時収入が転がり込む予感
開運線は周囲からの良い影響や自身の成功を象徴する線です。この線に寄り添うように「フィッシュ」が描かれている手相を持つ人は、意外なところから金銭的な援助を受けられる可能性があります。特に親指側にフィッシュがある場合、家族や親戚など身内から支援を受けるチャンスがありそうです。
一方、親指とは反対側にフィッシュがある場合は、第三者や外部からの協力で運気が上昇することを意味します。この相を持つ人は、周囲のサポートを受けながら自身の力を発揮できるタイプと言えるでしょう。
【6】「中指に向かって伸びる」開運線はコツコツ型の相
開運線が中指(土星丘)に向かって伸びている場合、それはコツコツ努力することで確実に成果を手に入れることを示しています。このタイプは、マイペースで着実に物事を進められる“優等生型”の人によく見られる相です。
派手な成功というよりは堅実な進歩を重ね、安定した収入や地位を築き上げるタイプでしょう。そのため大きな波乱は少なく、お金に困ることのない穏やかな人生を歩む可能性が高いです。華やかさには欠けるかもしれませんが、信頼性の高い安定した相だと言えます。
おわりに
成功する人は金銭面だけでなく、その人格にも優れていることが多いものです。もし人格的な成長が伴わない場合、一時的には成功したように見えても、その後没落してしまうケースも少なくありません。開運線が手相に現れていたとしても、それだけに頼らず、努力と謙虚さを持って道を歩むことが重要です。その姿勢こそが、真の成功者への道筋と言えるでしょう。
(脇田尚揮/ライター)







