今でも「20代の頃、買った自分をほめたい!」と思える〝ホンモノ〟とは?
「そろそろ高くても長く使える名品が欲しい。でも失敗はしたくない!」そんな声にお応えして、素敵な先輩に、20代の頃に買って今も愛用しているアイテムを聞いてみました! 今回教えてくれたのは、CanCam登場は8年ぶり、仕事もプライベートでも素敵に年齢を重ねる山本美月さん。昔から物作りへの愛が深い彼女が選んだ名品とは。
1991年7月18日生まれ、福岡県出身。2009年に『CanCam』の専属モデルでデビュー、2011年から俳優としても活動中。4月からドラマイズム『ゲレンデ飯』(4月8日よりMBS/24:59〜、TBS/25:28〜放送開始)、Huluオリジナル『おとなになっても』(4月26日よりHuluにて独占配信開始)の2作品で主演を務める。
誰かの本物が、自分にとっても本物とは限らない
〝価値観は人それぞれだから、自分が好きな物を知ることが大事。そうすると「自分だけの本物」に出会えると思う。〟
私は昔から好きなものがはっきりしていて、「今、流行っているから欲しい」とか「友達が持ってるから欲しい」という気持ちにはなりにくいほう。30代になった今も20代の頃と好みが大きく変わることはなくて、あの頃に頑張って買ってよかったと思える物がわりと多くあります。私の場合、高い物を買うときには事前に調べてからお店に行きます。そして試着をして、いいと思ったら特にハイブランドのアイテムは、次も出会えるとは限らないのでご縁だと思って買う。店頭ではあまり迷わないタイプです(笑)。
年齢を重ねて仕事柄、素敵なブランドの名品を間近で見せていただく機会も増えました。毎回本当に素敵でうっとりしてしまいます。でも一方で、物の価値は人それぞれ異なるとも思っていて。誰かの本物が、自分にとっても本物とは限らないんじゃないかな。
私が思う本物は、まずデザインが好みなこと。当たり前なんですけどね(笑)。ブランドのロゴがさりげなくて、少し変わった色やデザインのアイテムが好き。素材や使い心地のよさも大事にしています。ロエベのコートのように私が好きな物がデザインされていると、よりキュンとすることが多くて。
そして、クラフトマンシップを感じるアイテムであることも大切。ブランドのヒストリーやデザイナーのこだわりを理解すると、よりブランドをリスペクトできるし買ったアイテムへの愛も増します。
後悔のない買い物をするには、まず自分はどんな物が好きかを知ることが大切だと思う。そしてブランドの背景を知ることもおすすめ。そうすればきっと、あなただけの本物に出会えるはずです。
山本美月さんが20代で買ってよかったホンモノ③
■【CELINE】ショルダーバッグ
「CanCamモデル時代にプライベートで行ったNYで購入。セリーヌのシンプルで品のあるデザインがとても素敵で。シンプルだからこそ素材のよさが出るところもいい」
■【LOEWE】キャメルコート
「20代後半にパリで購入。植物好きなので、背中の図鑑ぽいイラストにひと目ボレ。初めは表参道店で見かけて着心地のよさも実感していたのですが、ハイブランドのコートを20代で買っていいか迷っていて。でもパリでも出会ったのを、ご縁と思って清水買いしました」
■【Maison Margiela】タビブーツ
「マルジェラの、独創的なのに合わせやすいデザインが好き。タビはずっと欲しいと思いながら色を迷っていて、夫と買い物に行ったときにこの珍しい色に出会いました。これなら他とかぶらないなと思って!」
自分の〝好き〟を知って、自分だけの〝ホンモノ〟を
自分が身につけるものだからこそ、自分が本当に好きなものを知ることは大切ですよね。山本さんのホンモノ論を参考に、「買った自分をほめたい!」と思えるような、素敵な相棒を見つけて下さい♡