「無駄な爆買いはやめる!」20代後半から〝ちょっとイイもの〟が欲しい理由【おしゃれ座談会①】

〝ちょっとイイもの〟で変わる!25歳からのおしゃれ

自分に〝似合う・似合わない〟がわかってきたり、トレンドも大好きだけど、そればかりを追い続けることに少し疲れてきたり。おしゃれの価値観も変化してくるaround25歳。加えて、旅に推し活、資格取得、美容などやりたいことがあふれる中で、ファッションに対して、何に投資すべきかわからない…! そう考えるなら、身につけるたびに自信を持てる「質のよいアイテム」に目を向けてみるのもひとつの手。「少し背伸び?」と思っても、長い目で見れば、タイパもコスパもいいのかも!

美しく輝くトリオンフとつややかなカーフレザーに大人の品が宿る憧れバッグ。ベーシックな着こなしが一気に洗練されるだけでなく、持つだけで不思議と背筋が伸びる、まさにスペシャルな存在。バッグ¥451,000[予定価格/23.5×24×16](セリーヌ ジャパン<セリーヌ バイ エディ・スリマン>)、ジャケット¥13,000(Olu.)、シャツ¥13,200(スローブ イエナ 自由が丘店<スローブ イエナ>)、タンクトップ¥2,990(Gap)、パンツ¥27,500(ゲストリスト<アッパーハイツ>)、メガネ¥49,500(アイヴァン 東京ギャラリー<アイヴァン>)

今、私たちが〝ちょっとイイもの〟を欲しい理由TALK【前編】

そもそもなぜ〝ちょっとイイもの〟が必要なの? みんなのリアル買いから、身につけることで起こった変化まで! 今だからこそ手に取りたいワケを、あれこれ語ってみました♡

■座談会メンバーはこの4人!

・CanCam副編集長 菊谷まゆ

「素敵なものとの出会いは、いつだって新宿の伊勢丹♡」というお買い物フリーク。服から靴、ジュエリーまで様々なイイものに触れる。

・本企画担当ライター 石黒千晶

今回の大特集で改めて〝ちょっとイイもの〟の魅力を実感! 買い物は慎重派のため、大物買いにはそれなりの理由が欲しいタイプ。

・CanCam it girl ICONS 阿部広奈さん

IT関連会社で働く29歳。ここ数年で〝ちょっとイイもの〟に目覚めるも、旅行などにもしっかりお金を使いたいからお買い物が慎重に。

・スタイリスト 近藤和貴子さん

大人向けの媒体を含む様々な女性誌で活躍。上質なベーシックアイテムをメインにしたカジュアルな私服も人気♡ 2児の母。

〝20代後半、ムダな爆買いはもうやめます!〟by 阿部さん

石黒:今月の大特集は〝ちょっとイイもの〟早速ですが、CanCam世代の阿部さんは上質なものについてどう感じていますか?

阿部:憧れがあるし、まさにこれから触れていきたいもの! 昔は、季節ごとにプチプラの通販サイトでトレンド服を爆買い飽きたら捨てるを繰り返してたんですけど年齢を重ねるにつれてお財布にも環境にもムダなことをしているなって気づいて。やっとここ最近、少しずつイイものをそろえていきたいって思うようになりました!

菊谷:私も昔はそうだった! 勢いで買ったけど結局着なくてタグが付いたまま手放すなんてこともよくあったなあ。罪悪感はありつつも安いからって気軽に買っちゃうんだよね。反省。

近藤:若いときのあるあるですよね。気づいたら 同じようなものに囲まれていたり(笑)。でも〝量より質〟ということに20代で気づくのは早いと思う!

石黒:和貴子さんは〝イイもの〟と、どう出会ってきたんですか? スタイリストさんだから素敵なものに触れる機会も多そう!

近藤:自分の成長と共に少しずつかなあ。若いときはいいブランドとかもあまりわからないし、それこそみんなと同じであれもこれも欲しいってなってました(笑)。でも年齢を重ねるにつれてトレンドだけを追いかけるよりも、上質でずっと使えるものにも惹かれるようになって。その中からいくつかお気に入りのブランドやアイテムに出会っていった感じ

石黒:いろんなトレンドやテイストを楽しんだからこそなんですね! みなさん初めて自分で買ったブランドものってなんですか?

近藤:アシスタント時代に超がんばって買ったセリーヌのバッグ! 当時の私からしたら大奮発アイテムだったけど(笑)、店員さんに相談しながら思い切って買った記憶がある。桜みたいな優しいヒピンクですごくかわいくて、手にしたときは本当にうれしかったです!

菊谷:それは素敵な思い出! 憧れのアイテムってやっぱり気持ちが高まりますよね。初ブランドのものではないけど、私もずっと欲しかったシャネルのココ クラッシュをGETしたときはうれしかったな~。身につけると背筋がシャンッとするし、コーデが多少手抜きでもおしゃれしてるっぽく見えるし(笑)。上質なものだからこそのパワーですよね!

阿部:私も、昔ハワイに行ったときに買ったティファニーのネックレス①は今も大切にしています! あと、サンローランのピアス②もお気に入りのひとつ。でも〝イイもの〟を少しずつ集めていきたいなと思いはじめてからは、まだ大物を買えていなくて。長く使えるデザインはどれかなとか、本当に飽きないかなとか、あれこれ考えちゃうので、間違いないものが知りたいです!

■SOMETHING SPECIAL LIST

①【TIFFANY&CO.】憧れのティファニー T。名品ネックレスは毎日のお守り

②【SAINT LAURENT】カサンドラロゴにきゅん♡

「どちらもエレガントなデザインに惹かれてGET。手にしたときの高揚感を今でも覚えています…♡ 毎日使えるしコーデも選ばないので、本当に買ってよかった!」by 阿部さん

〝上質なものを使うと自己肯定感がアガる気がする♡〟by 菊谷

石黒:大きい買い物ってやっぱり少々悩みますよね…! 失敗しないコツってありますか?

菊谷:ん〜失敗したからこそ出会えたというのもあるから難しいけど…。いきなり高いものに手を出さずに、雰囲気が近しいものを試してみて、しっくりきたら本命を買うとかはアリな気がする。あと、ハイブランドのエントリーにおすすめなのが靴。10万円台でトライできるものが多いし、ベーシックなものは長く使えるからいいと思う!

近藤:足元なら顔から遠いから、そんなに失敗することもないですしね。靴ならグッチのローファーや、アライアのメリージェーン③が推し。歩きやすいしデザインも素敵!

菊谷:質のいい洋服にもぜひ触れてほしい! 最近MARNOのニット④をよく着てるんだけど、素材にこだわっているから本当に着心地がよくて、自分をいたわっている気持ちになれます♡

■SOMETHING SPECIAL LIST

③【Alaïa】春夏に活躍するメッシュ素材

「メッシュは昨年かなり活躍してくれたので、今年はシンプルなレザーverを買い足そうと計画中。ストラップが足を固定してくれるから歩きやすさも◎」by 近藤さん

④【MARNO】とろけるような質感の贅沢カシミアニット

「やわらかな肌触りや計算されたシルエットなど、こだわりが詰まった1枚。シンプルニットはお手頃価格でも手に入るけど、上質なものはやっぱり違うと再確認!」by 菊谷

阿部:着心地がいい洋服だと1日気分よく過ごせそう!

菊谷:そうそう、自己肯定感も高まる気がする。

近藤:そういう上質なものにアンテナを張りつつ、自分の中でファッションの軸が定まってきたら少しずつ〝イイもの〟をそろえていくのがよさそうですよね。

長く大切にできる愛用品を手に入れて

〝量より質〟と思えるようになったら、上質なものを手に取るベストタイミングかも。長く愛せるパートナーを手に入れて、大人の階段をひとつ上りませんか? 座談会後半では、憧れブランドの時計など、毎日使える〝ちょっとイイもの〟について語ります! お楽しみに。

CanCam5月号「〝ちょっとイイもの〟で変わる!25歳からのおしゃれ」より 撮影/須藤敬一 スタイリスト/たなべさおり ヘア&メイク/MAKI モデル/小室安未(本誌専属) 撮影協力/橘 綾花 構成/石黒千晶 Web構成/稲垣あすか ◆この特集で使用した商品はすべて、税込み価格です。