めるるの「友達100人できるかな?」
人見知りのめるるが〝仲よくなりたい!〟人をゲストにお迎えする連載、めるるの「友達100人できるかな?」第3回目のゲストは、絶賛上映中の映画・ショウタイムセブンで共演している吉田鋼太郎さんです!
役に染まっためるるに最後まで気がつかなかった!?
1959年1月14日生まれ。東京都出身。シェイクスピアシアター、東京壱組を経て、1997年に劇団AUNを結成。自ら演出も手がける。2016年彩の国シェイクスピア・シリーズ{hlb}2代目芸術監督に就任。主な出演作にドラマ『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)、ドラマ『おいハンサム!!』シリーズ(フジテレビ系)など。
生見愛瑠
2002年3月6日生まれ。愛知県出身。CanCam専属モデル、女優。2022年『モエカレはオレンジ色』で第46回日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞。吉田さんと共演した映画『ショウタイムセブン』(2月7日公開予定)の待ち時間は、共演者の皆さんとワイワイ過ごしていたそう。
【愛瑠】映画『ショウタイムセブン』で共演させていただいた、吉田鋼太郎さんがお越しくださいました! 連載企画にご登場いただけるなんて…ありがとうございます!
【吉田さん】よろしくお願いします。めるると初めて共演したのは、CM撮影だったよね。
【愛瑠】そうです! 私がまだ10代で初めてのCM撮影だったので、今でもよく覚えています!
【吉田さん】僕は共通の話題あるかな〜とか、そういうのを考えながら撮影していたなあ。若いキャピッとした感じなのかなと思っていたら、意外と物静かで落ち着いていたのが印象的でした。
【愛瑠】私は「テレビで観ていた吉田さんだ…!」とドキドキしていたんですが、撮影中色々話しかけてくださって。本当に優しい方だなと思いました。なのでまた共演ができてうれしいです!
【吉田さん】僕もです。でも、お恥ずかしい話なのですが、今回共演させていただいた映画『ショウタイムセブン』の撮影でめるるだと気づいたのが、めるるのクランクアップの日だったんだよね…。
【愛瑠】あれは本当に笑っちゃいました! 私ずっと別人だと思われていたんですよね(笑)。
【吉田さん】「生見さん、アップです!」とスタッフさんに声をかけられて、チラッと見たら「あれ!? めるる!?」ってなったんです。本当にごめん! 一緒のシーンがほぼなかったというのもあるんだけど、その前に会っているはずだし…。
【愛瑠】吉田さんのおかげで爆笑に包まれたクランクアップになりました(笑)!
【吉田さん】言い訳をさせてもらうと、めるるの印象が180度変わっていたんですよ。ひと言で言えば大人っぽくなった。今回めるるはキャスターの役だったから、普段の印象ともつながらなくて。非常に申し訳なく思っています…。
【愛瑠】最後に気づいていただけてよかったです!
今回おふたりが共演された映画『ショウタイムセブン』は、生放送中に爆弾犯との命をかけた交渉に挑むキャスターの姿を描くリアルタイム型サスペンス。その見どころを教えてください。
【吉田さん】生放送というシチュエーションならではの緊迫感です。僕たち演者側も〝生〟ということを体感できるように、今回の撮影は長回しが多くて。10分回しても最後で間違うと最初からになるので、現場の緊張感もすごかったよね。
【愛瑠】すごかったですね。私は長回しが初めてだったので、いつもより緊張しちゃいました…! 伏線回収も見どころのひとつ。2回目も観たくなるような作品です!
それぞれの役作りを教えてください!
【愛瑠】私は新人キャスターを演じたんですが、仲よしのキャスターの方にコツを聞いたり、レッスンに通いました。発音や滑舌、感情をのせすぎないことなど、キャスターならではのセリフの言い方が意外と難しくて。でもその分やりがいがあって、演じていておもしろかったです!
【吉田さん】めるるは、本当にキャスターそのものだった! 役作りの方法を聞いて、その練習が身になっていると感じたよ。めるるだと最後まで気づかなかった僕は、どこかの局のキャスターかもって思っていたくらい(笑)。
【愛瑠】(笑)! ありがとうございます!
【吉田さん】僕は視聴率第一主義のプロデューサーを演じたんですが、普段お会いするプロデューサーの方のいろんな部分を集めてひとつにするのがいいんじゃないかなと思っていました。加えて、色をひとつ決めて濃いキャラクターにしようと。人柄が徐々に出てくるような展開ではなかったので、最初からわかりやすくキャラを前面に出しました。
【愛瑠】そのキャラの強さのおかげか、吉田さんが映ると私はクスッとなってしまいました(笑)。特にリアクションがすごくて、緊迫感がある中でも少しほっこりするというか。
【吉田さん】そのリアクションを撮る日があったんだけど、それも長回しで。そんなにセリフはなくて表情で見せるシーンだったから、10分とかやるのはなかなか大変だったよ(笑)。
【愛瑠】顔の筋肉が疲れそうです…!
【吉田さん】表情筋もそうだし、瞬きをなるべくしたくないから目をずっと開いてると、目が痛くなってきたりとか。回数を重ねると表情に新鮮味がなくなっていくから、なるべく1回でやりたいと思ってがんばりました。
次に共演するならどのような作品?
【吉田さん】刑事ものとか。めるるが犯人役!
【愛瑠】え、私が犯人!?
【吉田さん】今まで見たことがないめるるを見たいですね! あとは、時代ものとかも似合いそう。
【愛瑠】時代劇はやってみたい作品のひとつです。私は親子役がやりたい! 初共演のCMが親子役でしたが、今度は映画やドラマでぜひ♡
めるるが吉田さんに聞いてみたいことは?
【愛瑠】20代はどう過ごしていましたか?
【吉田さん】そんなの言えたものじゃないよ。とにかくずっと舞台をやっていたから、毎日稽古をして、終わったらみんなで飲みに行って。お前の芝居がどうだこうだとか、語り合って、自慢しあって。また次の日、稽古に行く。その繰り返し!
【愛瑠】すごく仲よくなりそうですね!
【吉田さん】そうだね。当時からの仲間とは今でも一緒に芝居をやったり、いい関係が築けているかな。芝居をやめた人もたくさんいるけど、今振り返ったらいい時間を過ごせていたなって思うよ。
【愛瑠】そんな素敵な仲間、私も欲しい! 今も交流があるなんて素敵ですね。
【吉田さん】めるるは、将来の目標はある? これを極めていきたいっていう。
【愛瑠】今は演技がすごく楽しいんですけど、他のお仕事も全部好きで。何かひとつに絞るというよりも、色々続けられたらいいなって思います。
【吉田さん】夢がたくさんあっていいね!
【愛瑠】はい! それでいうと、今すごく舞台に興味があるんです!
【吉田さん】舞台、一緒にやろうよ!
【愛瑠】本当ですか…! うれしいです! 私、舞台は一度もやったことがなくて。ぜひ、勉強
させてください!
/贅沢すぎる撮影&対談♡素敵な時間でした\
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配給:松竹 アスミック・エース
爆破テロ事件の交渉役に指名された、阿部 寛さん演じる元人気キャスター。キャリア復帰をかけた{hlb}独占生中継を始めるが、スタジオ内にも爆弾が仕掛けられていると明かされて…。生放送の中で爆破テロ事件がリアルタイムで進行する体験型エンターテインメント。
©2025『ショウタイムセブン』製作委員会
原作:The film 〝The Terror, Live〟 written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
撮影/嶌原佑矢(UM) スタイリスト/川瀬英里奈 ヘア&メイク/イワタユイナ モデル/山下美月(本誌専属) 構成/西村真樹 WEB構成/久保 葵