「スマホで良くない?」と思ってたのに…。Apple Watchを買ったら、あらゆる面で生活が便利になりすぎた

睡眠データの記録に服薬チェック。健康管理もできるスマートウォッチが優秀すぎる♡

最近着用している方をよく見かけるスマートウォッチ。Apple,、Fitbit、Googleなど、様々な企業から出ていますよね。「時計なんてなくてもスマホで十分じゃない?」と思っているそこのあなた、実は私もそう思っていたんです。

でも…一度スマートウォッチを使ってみたらその便利さに感動し、今では手放せない存在に! 

今回は、スマートウォッチで変わった生活のポイントを10個ご紹介します♪

20代女子、孤独死が怖くなり購入を決定

元々手首に何かがあるのが苦手で、時計はもちろんブレスレット類も着けない筆者。前述した通り、「時間ならスマホで見れるし私にはいらないかな」と思っていましたが、友人や同僚、そして家族までもがスマートウォッチを着けているのを見ると徐々に気になってきました。iPhoneユーザーなので買うとすればApple Watchですが、比較的安価なモデルのSEでも3万4千円…。決して簡単に手が出せる金額ではありません。

買う決意ができたのは、以前使用していたiPhoneを下取りに出し、そこそこの金額のAppleカードを持っていたことと、孤独死への不安が芽生えてきたことでした。私はまだ20代。この話をすると大体「大丈夫だよー!」なんて笑ってもらえますが、ひとり暮らしの私にとって、高齢者の孤独死のニュースは、なんだかとても他人事とは思えないのです。急な発作を起こしたら、転倒して打ちどころが悪かったら…。そして見つかったときにはすでに取り返しのつかない事態に…なんてことになったらどうしようと、割と真剣に考えています。

Apple Watchには「転倒し、衝撃を感知した際に緊急通報をしてくれる」という機能があると知り、これが購入の決め手になりました。できれば一生お世話になりたくない機能ですが、これがあるだけで少し安心できそうです。

Apple Watchの便利機能10選

購入したのは、Apple Watch SEの40mm。

 

本体にピンクゴールドのフレームを着け、バンドには同じくピンクゴールドのアクセサリーを着けています(フレームとアクセサリーは非純正です)。自分流にカスタマイズできるのが嬉しいですね。

このApple Watch(以下、Watch)を使用して半年。実際に使って感じた便利機能や、生活への効果をご紹介します♪

①手首に伝わる振動で起きられる

アラームを設定した後Watchを装着して寝れば、朝は手首に伝わる振動で起きることも可能。音を出さず、振動だけの設定にもできます。振動だけで起きられるの? と半信半疑でしたが、これが意外と気づく! そして、音で目覚めるよりも振動で目覚める方がすっきり起きられるんです。1回目のアラームが振動のみ、2回目以降は振動+爆音の音楽という2段構えにして寝坊対策をしていますが、1回目のアラームで目が覚めなかったことはありません。もちろん眠りの深さには個人差がありますから、絶対起きられるよ! とは言い切れませんが、新たな目覚ましの選択肢としてぜひおすすめしたいところです。

また、カプセルホテルをよく使う身からしても振動だけで起きられるのはとても嬉しいポイント。スマホのバイブレーションだと周りの方にも聞こえてしまいますが、Watchの振動は自分しか気づかないレベルなので、カプセルホテルで周りの方の迷惑になることもありません。友達と同じ部屋で寝ていて自分だけ少し早く起きたいとき、電車やバスで寝過ごし対策にアラームを設定したいときなどなど、音を出しにくいときに有効な機能です。

②スマホカメラの遠隔操作

実はWatch、スマホカメラの遠隔操作ができるんです…! こんな感じでスマホを立てかけてインカメにしたら…

Watchにはこのように表示されます↓

一番下の真ん中「3秒」と書かれたボタンをタップすれば、3秒タイマーがスタートし、写真を撮ることができます。

集合写真を撮りたいとき、「10秒タイマーを設定&ボタンを押した後→ダッシュして素早くポーズをとる!」が定番ですが、このようにWatchで今どのような映りになっているかが確認可能。全体の構図を確認したうえで3秒タイマーを設定すれば、誰も動かずに写真を撮ることができます。これが本当に便利すぎる…! 心なしか、これまでよりも良い写真が撮れるようになった気がします。

③着信に秒で気づける

家にいるとき以外はスマホをマナーモードにしているという方は多いはず。バイブレーションも消してしまうと、着信に気づけないこともありますよね。実はWatch、電話番号への着信もLINEへの着信も、振動と液晶で教えてくれるんです。画面をタップすれば、トランシーバーのようにして会話をすることも可能(もちろん、スマホ画面をタップすれば従来通りスマホやイヤホンを使って会話ができます)。この機能のおかげで、着信に気づかず後でかけ直すといったことが格段に減りました

⑤薬の飲み忘れが減った

服用している薬がある筆者。規則正しい食事をとって、食後に飲まなければ! とは思っているのですが、忙しいとついつい食事を抜いて薬も忘れがちに。iPhoneの「ヘルスケア」アプリで服用予定を入力し、通知が来るようにしているものの、やることに追われているとそもそもスマホを見ることさえ忘れます。

ヘルスケアアプリにて、こんな感じで登録ができます。

Watchにはなんと、この服用予定まで通知が来るんです…! 「そうだ、薬飲まなきゃいけないんだった」と気づいてすぐ飲むことができるので、普段薬を服用されている方にはおすすめの機能です。

⑥睡眠データがとれる

薬の副作用で眠気が強く出ていた時期のこと。すぐにでも意識が飛びそうな眠気に抗って仕事をしていたら、逆に寝たくても寝られない状態に。早めに寝付けたとしても熟睡した感覚がなく、Watchで睡眠の記録をとるようになりました。そのときのデータがこちら。

赤いところが覚醒です。いや、めちゃくちゃ起きてる…! そりゃ8時間近く寝ても眠いわけだわ…。幸い日光を浴びたり運動をしたりして、3週間ほどで元の睡眠リズムを取り戻すことができましたが、睡眠外来に行くときにはこの記録を握りしめて行こうと誓っていました。しっかり眠れたときでも覚醒の赤い印が出るときはあるのでデータに縛られすぎるのも良くありませんが、自分の睡眠リズムを知る一助になりそうです。データをとるのが楽しくて、今では早めにベッドに入るようになったという思わぬ副産物もありました♪

⑦おしゃれアイテムのひとつに

純正のバンドでもカラーバリエーションが豊富なのはもちろん、フレームやバンドに着けるアクセサリーなど、かわいい商品が一般で沢山出ているのが嬉しい♡ スマホカバーを変えるのと同じように、Watchのアクセサリーも着せ替えることができます。自分だけのカスタムをすればおしゃれアイテムのひとつになること間違いなし。これひとつ着けておけばおしゃれ感が出るので、アクセサリーを考える余裕がないときはこれだけ手首に着けて外出することもしばしばです。

⑧曲名を確認できる

歩きながらイヤホンで音楽を聴いているとき、「これなんて曲名だっけ?」と気になること、ありますよね。今まであればスマホを持ち上げて確認していましたが、Watchからも曲名を確認可能。手首を少し傾けるだけでいいので、毎回スマホを取り出すよりも簡単です。ふとジャケ写が見たくなったときに見れるのもいいですよね♡ さらに、音量調整や曲のスキップもできるのが便利すぎる! ウォーキングをする方はもちろん、普段の通勤通学でも活躍する機能ですね。

⑨スマホを探せる

家を出る時間になって、「あれ!? スマホがない! どこ!?」と探しまわった経験、ありませんか? 筆者のスマホはすぐ迷子になるので(自分がうっかりなだけ)年中スマホを探し回っているわけですが、見つからないときって永遠に見つからない! 友達が「電話しようか?」と言ってくれたとしても、マナーモードにしているとそれも聞こえませんよね。

そんなとき、Watchでスマホを探すボタンを押せば、数秒間スマホから音が鳴ります。これが本当に便利! この機能を使うようになってから、布団の中に埋もれていたときも、謎にキッチンに放置されていたときも、はたまた実はすでにバッグに入っていたときも、すぐに救出することができるようになりました。うっかりさんにおすすめしたい機能第1位です♡

⑩予定やLINE、その他通知も全部来る

LINEの通知はもちろん、その他アプリなども受信可能。一番便利なのは、Googleカレンダーの通知が来ること。予定を入力してもスマホを見ることを忘れるタイプなので、振動でお知らせしてくれるのは心強い!動かなければいけない時間の30分前~15分前に通知が来るように設定しています。

意外と使わなかった機能も

個人的に、「これは絶対使うでしょ!」と思っていたけれど実際使わなかったのは、SuicaやPASMOを紐づけること。筆者は普段モバイルSuicaを愛用しており、スマホをタッチして改札を通っています。Watchに紐づけたところなぜかエラーが頻繁に起きてしまい、結局スマホでの使用に戻すことになりました。調べれば改善方法があるのかもしれませんが、iPhoneではエクスプレスカード設定をしていればスマホの充電が切れても改札を通ることができのに対し、Watchにはその機能はないので、充電が切れてしまえば改札を通れない、というのが紐づけをやめた一番の理由です

また、改札のタッチは右側にある一方で、筆者は左手にWatchを着けたいタイプ。毎回手をクロスさせるのも少しストレスだったので、この機能は使わなくなりました。とはいえ、手首をタッチして改札を通っている方も頻繁に見かけるので、人によっては便利に感じそうです。

なお、手首に時計やブレスレットがあるのは違和感があって嫌だ、とこれまでは思っていましたが、Watchは着けている感覚がなくそのまま寝ても不快感がありませんでした。シリコン素材のバンドを使っているのも理由のひとつかもしれません。

様々なメーカーが出ているスマートウォッチ。生活をもっと便利にする方法として、取り入れてみてはいかがですか?(平田真碧)