実際、幸せって何ですか?20~30代に聞いた「幸せ」を感じる瞬間TOP10

突然ですが、みなさんはどんなときに“幸せ”を感じますか? 旅行をしているとき、美味しいものを食べているとき、推し活をしているとき…などなど。人によってさまざまな幸せの感じ方があると思いますが、その時間にはお金が多少なりともかかるもの。世間では遊びや趣味にどれほどお金をかけているのでしょうか?

そこで今回は、ライフネット生命株式会社が20~30代の男女1,000人を対象に実施したアンケートをもとに、収入の中から遊びや趣味にどれほどお金をかけているのか、幸せを感じるお金の使い道、幸せを感じるために重要なことなど「お金と幸福度の関係」について探っていきます。

20代・30代男女の世帯年収は?

まず世帯年収を聞くと、20代の4分の1が「300万円未満」と回答。30代も300万円未満が最多でしたが、20代と比べて「400~800万円未満」の割合も高いことがわかります。

自由に使えるお金は毎月いくら?

毎月の給料の中で自由に使える金額を聞くと、20代・30代ともに「1~3万円未満」がボリュームゾーンに。また回答者全体の約半数が2万円未満でした。

ここで、自由に使えるお金の使い道も気になるところ。

今一番お金をかけているもの・今後よりお金をかけたいものは?

自由に使えるお金のうち『特にお金をかけているもの』『今後よりお金をかけたいもの』を聞いた結果、特に「食品・飲料(お酒含む)」「外食・グルメ」にお金をかけていて、今後もかけていきたい傾向にあることがわかりました。
また「旅行・レジャー」がお金をかけているものでは3位でしたが、今後よりお金をかけたいものでは1位に浮上。海外旅行をしたい、温泉宿に泊まってゆっくり過ごしたい、テーマパークで思いっきり遊びたい…そんなリフレッシュのために、今よりもっとお金を使っていきたいと思う人は多いようですね。

“幸せ”を感じたお金の使い道ランキング

1位:旅行・レジャー

「卒寿を迎えた祖母のお祝いに温泉旅行をした。喜んでもらえて祖母と一緒に過ごせて幸せだった」(35歳女性)

『直近1年で幸せを感じたお金の使い道』について、全体で1位、特に30代に多くみられた回答がこちら。
旅行をすると日常生活の忙しさや緊張感から解放されて、リラックスできますよね。そこにしかない景色や人との出会いがあって、非日常感を味わうことができ、一生の思い出になる。得られるものが多いため、使った金額に見合う幸福度をしっかりと感じられるようです。

2位:外食・グルメ

「ずっと行ってみたかったカフェに行き、ケーキを食べた」(25歳女性)

20代では1位の旅行・レジャーとほぼ同じ回答率でランクイン。「美味しいものを食べると“幸せホルモン”の分泌が増える」と言われるくらい、食事と幸福度の関係は深いもの。実際、普段の生活の中でも食べているときに幸せを感じる人は多いはず♡

3位:食品・飲料(お酒含む)

「人気がありプレミア価格だったものを定価以下で買えた」(31歳男性)

食事関係の回答が続いてランクイン。毎日仕事や家事を頑張っている中で食べ物のご褒美があると、たしかにテンションが上がりますよね。

4位:推し活

「好きな舞台作品のイベントに参加して、推したちと触れ合うことができた」(23歳女性)

アイドルやキャラクターなどの“推し”にお金を使ったときに幸せを感じる人も。「推しは推せるときに推せ」…そんな心得があるほどファンたちは推しへの出費を惜しみません!

5位以下の回答とコメントもざっと見ていきましょう。

5位:友人・知人との交際費
6位:ゲーム
7位:ファッション
8位:金融・投資
9位:貯蓄
10位:書籍・漫画・雑誌・新聞(電子版含む)

「1年ぶりに会った友達と思いっきりお酒を飲んだり遊んだりした」(24歳男性)
「転職後初めての飲み会への参加で同僚と仲良くなれた」(39歳男性)
「気に入って買ったピアス。身に付けるたびに幸せな気持ちになる」(34歳女性)
「楽しみにしていた大好きな本の新刊が1年半ぶりに発売され、買って繰り返し読んだ」(29歳男性)


20代・30代男女の趣味は?

次に『20~30代の趣味』について調査したところ、20代の約半数、30代の約4割が「動画共有サイト(YouTubeなど)」と回答する結果に。「インターネット・SNS」「アニメ」も20代・30代ともに4割前後の回答率であることから、スマホやPCひとつで楽しめる手軽なコンテンツが人気を集めているようです。

また「読書(漫画、雑誌などを含む)」は20代で6位でしたが、30代では2位に浮上。そしてこちらも図書館で借りたり古本屋で購入したりすれば、あまりお金がかからないものです。

これらの結果から、趣味にはお金を使わない傾向にあるのでしょうか? 趣味に毎月いくら使っているのかも気になるところ。

趣味に使うお金は毎月いくら?

毎月の趣味に使う金額について、回答者全体の約4割が「0円」または「5,000円未満」と答え、趣味にはそれほどお金を使わない傾向にあるようです。とはいえ5,000円~2万円未満もボリュームゾーンになっていて、旅行やグルメを趣味にしていたり複数趣味があったりする場合は、毎月これくらいの出費があるでしょう。


あなたは今、幸せだと思いますか?

次に自身が『幸せであるかどうか』を聞いてみたところ…全体の半数以上が幸せだと感じていました♡趣味や遊びなどにお金を使わずとも、日常生活や人との関わりなどのふとした瞬間に幸せを感じられることもありますよね。

幸せ=自由に使えるお金の多さ?

『幸福度』と『自由に使えるお金』の関係を見てみると、幸せだと思う人は自由に使えるお金が比較的多い傾向にありました。ですが、自由に使えるお金が10万円以上あっても幸せだと思わない人がいて、逆に自由に使えるお金が0円でも幸せだと思う人もいる結果に。このことから「“お金がある=幸せ”とは一概に言えない」という見方もできますね。

幸せを感じるために重要なこと

最後に『幸せを感じるために重要だと思うこと』を聞き、回答が多かったものをいくつかご紹介。

◆自由に使えるお金・時間

「好きなときに好きなことにお金を使えること」(34歳女性)
「プライベートを充実させるためのお金と時間があること」(22歳女性)
「好きなものを躊躇なく買えること」(31歳男性)
「ひとりの時間をきちんと確保できること」(22歳男性)

◆周りの環境

「恵まれた環境に出会うこと」(39歳女性)
「好きなタイミングで仕事を休めること」(34歳女性)
「自分のことを理解してくれる人が身近にいること」(29歳女性)

◆健康

「健康でいること。そうすると気持ちが安定してやる気が出るから」(39歳男性)

◆感謝の心

「小さなことにも感謝する、喜びを感じること」(27歳男性)

◆推し

「推しが存在すること」(22歳女性)


今回の調査から、20~30代にとって幸せを感じるお金の使い道1位は「旅行・レジャー」2位は「外食・グルメ」であることがわかりました。将来のために節約するのもいいですが、何もかも節約節約…という考えになると、人生を楽しめずストレスがどんどん溜まってしまうはず。お金を使うことが必ずしも幸せに繋がるとは限らないものの「貯金が〇円溜まったから、旅行しよう」「今月は残業〇時間したから、行きたかったレストランで食事をしよう」など、日々頑張っている自分へご褒美をあげることも大切です。

賢くお金のやりくりをして無理のない範囲で遊びや趣味を楽しむことができると、人生の充実度も上がりそうですね♡(Mai)

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