Woman Insight編集部(以下、WI)今回、映画の舞台が伊豆ということですが、撮影は どのような感じで行われたんですか?
菊池亜希子さん(以下、菊池)撮影期間は10日間くらいで、その期間ずっと伊豆の土肥に滞在して撮っていました。長かったような、短かったような。スタッフ全員が同じ宿に泊まって、朝集合して 撮影して……。大浴場があったので、そこでスタッフの方とも一緒にお風呂に入ったりして、なんだか合宿みたいでしたね。すごく健全な日々でした(笑)。
WI まさに合宿ですね! そんな撮影中、大変だったことはありましたか?
菊池 私は“まり”として、“はじめちゃん”よりも断然海に強くないといけなかったんですが……実は、私自身は海がちょっと苦手で(笑)。泳ぐのは得意なんですが、波の揺れが本当に苦手で……。そこを克服するのが身体的に、実はすっごく辛かったです。セリフもなく、ただ海に浮かんでいるっていう何てことない美しいシーンを撮る時も、 “今日はただ浮かんでいるだけだね” なんて余裕ぶっていたら、倒れるくらい酔っちゃって撮影を中断させちゃった日があって……。(普段から)乗り物酔いもすごくしちゃう体質なんです。きっと三半規管がものすごく弱いんだと思います。海のシーンは、実はすごく大変でした。
WI それは意外ですね。全然そんなふうに感じませんでした。三根さんは、どうでしたか?
三根梓さん(以下、三根) 菊池さんが(海のシーンで)すごく苦労されているなって感じていたのですが……実は、私も泳ぐのが得意ではなくて(笑)。波の揺れとかは大丈夫なんですけど、私のミスで海のシーンを長引かせてはいけないっ! って思うと緊張してしまって……。緊張すればするほど、浮けなくなってしまって(笑)! 菊池さんは浮くのはすごく上手で、美しく浮かれてるんですけど、私だけが緊張しちゃって……上手くコントロールできなくなってしまうこともありました。海のシーンでは常に緊張感がありました。
海のシーンでそんな舞台裏があったなんて……。
さすが女優さんですね。全くそんな感じがしませんでした。インタビュー後編では、まりとはじめちゃんについてや、見どころなどをたっぷりお話ししてくださいました。
そして、映画『海のふた』は いよいよ 7月18日(土)より 新宿武蔵野館ほか全国ロードショーです!(白鳥優香)
『海のふた』 http://uminofuta.com