ただイジってるわけじゃないのに。会議中にスマホでメモを取る、アリ?ナシ?【新時代のオフィスマナーQ&A⑤】

オフィスのお悩みに3人の賢者がアンサー!

昔から悩みの尽きない世代間の価値観のギャップに加え、コロナ禍明け、特に先輩と後輩が考える常識の間に、深い溝が生まれているとかいないとか!? そこでみなさんがモヤモヤした疑問や迷いごとについて、賢人のみなさんのアドバイスをご紹介! 今回は「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」について聞いてみました!


アドバイスをくれるのはこの3人!

全国の大学や企業でマナー研修を行うスペシャリスト

ライフスタイリスト 北條久美子さん
ウエディング司会・研修講師を経て、2007年からエイベックスグループホールディングス人事部にて教育担当を務める。2010年に独立し、現在は全国の企業や大学でビジネスマナー、キャリア研修・セミナーなどを行う。

新刊『ビジネスマナーの解剖図鑑 第2版』(エクスナレッジ)が3月4日発売。

等身大の投稿が共感を呼びフォロワー12万人超え!

20代OL/エッセイスト 考えるOLさん
都内で働く平凡な20代後半のOL。X(旧Twitter)アカウント@thinkingoodolでは働く女性に向けて、心がやわらかくなる言葉を発信。フォロワーは約12万人。初著書『がんばらないことをがんばるって決めた。』が2万部突破。

新刊『ずっと、世界の中心はじぶんだよ』(大和書房)が3月6日発売。

様々な職を経てお笑い芸人に。CAあるあるネタで人気急上昇!

お笑い芸人 CRAZY COCOさん
商社やコンサル会社、外資系CAなど10年以上会社員を務めたあと脱サラし35歳でお笑い芸人に。元外資系CAの経歴を生かしたネタ動画で注目される。現在ラジオ『SCHOOL OF LOCK!』にレギュラー出演中。

初著書『元CA芸人 CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』(ヨシモトブックス)が発売中。

もやもやシーンを演じてくれるのは…

お笑い芸人 ゆめちゃん
1993年7月2日生まれ。2022年『ぐるナイ!おもしろ荘 ネクストスター発掘SP』で優勝し注目を集める。 現在は3月13日からミュージカル『REspiration -呼吸-』に出演。

【ほうれんそう(報告・連絡・相談)】オフィスのこれってどうすべき?

仕事を円滑に進めるために大事だからこそ、そのさじ加減が難しい!

Q. 先輩との待ち合わせにぎりぎり間に合いそう。でも立ち止まってLINEを送ったら遅刻する場合、どちらをとるべき?(F・Tさん)

/ギリギリだー!\

A. 私は走りながら、ボイスメールを送ります!

ボイスメールだと走りながらでも、LINEが送れるからおすすめです(笑)。でもこの二択なら、遅れてもLINEを送るほうを選びます。先輩としては、そもそも後輩が時間に間に合うか遅刻するのかがギリギリまでわからないのはモヤモヤすると思う。正直に「申し訳ありません。時間の計算を間違えました。3分遅れます」などと素直に謝ったほうが、自分も落ち着いて向かえます。(CRAZY COCOさん)

Q. 上司に仕事を頼まれて「わからないことない?」と聞かれたときに「大丈夫です」でいいもの?(R・Oさん)

A. 教えてもらったことを、復唱することもおすすめです。より間違いがありません

初めてやる仕事って、「わからない」がわかっていないことがあります。だから、少し複雑な案件のときは「復唱して確認してもいいですか?」とタスクを一緒に確認するといいかも。実は抜けていたり、理解してなかったことが見つかるのでミスを防ぎやすくなります。(考えるOLさん)

A. 「今のところ大丈夫です。わからないことがあったら聞いていいですか?」と意思を伝えておきましょう

単純な作業では「わからないことはない?」とは聞かないので、上司がそう聞くときは不安な場合。だから「大丈夫です」だけでなく「後でわからないことが出てきたら、聞いてもいいですか?」などと、逐一確認をする意欲を伝えるのがいいと思います。(北條先生)

Q. 会議中や上司のお話し中にパソコンでメモをしていい?(E・Kさん)

A. パソコンやスマホでメモをとるときは、まず相手にひと言「メモを取っていいですか」と伝えることも大事

会社で許されているなら手書きよりも作業効率がいいと思います。スマホやパソコンでメモをするときに上司がモヤモヤするのは、相手が何をしているのかわからないところ。だからひと言「パソコンでメモをとってもいいですか?」と、確認をすると理解が得られると思います。ちなみに他社ではガジェットNGの場合もあるので確認が必要です。(北條先生)

CanCam2024年4月号「新しい時代のオフィスマナーこれってどうするべき?」より
撮影/フカヤマノリユキ モデル/ゆめちゃん 構成/西村真樹 WEB構成/久保 葵