「○時に集合ね!」
そう待ち合わせをした時間から、5分、10分、30分……あれ、全然来ませんが?
遅刻や電車の乗り換えミスなど遅れてしまう理由はさまざまあるものの、「待たされる時間」によってはモヤモヤが募る人も多いではないでしょうか。
そこで、株式会社クロス・マーケティングが20歳~69歳の男女1100名を対象に行った、「待ち時間」に関する調査結果を紹介します。
■待ち合わせの「〇分遅れます」。どのくらいなら許せる?
【待ち合わせで怒らずに待てる時間】
5分以内 4.5%
10分以内 15.1%
15分以内 20.6%
30分以内 32.1%
1時間以内 15.3%
2時間以内 1.5%
3時間以内 0.5%
来るまで待てる 2.3%
待ち合わせ時間通りに来てほしい 6.0%
待ち合わせ時間より早く来てほしい 2.3%
プライベートの待ち合わせで、相手が遅れているときに怒らずに待てる時間、最も多かったのは「30分以内」という結果に。7割以上が「30分以内」までの時間帯を挙げています。
一方、「自分が相手を待たせるとき」に許してもらえると思う時間はコチラ。
【待たせても謝れば許してもらえると思う時間】
5分以内 13.9%
10分以内 29.6%
15分以内 19.7%
30分以内 17.0%
1時間以内 3.7%
2時間以内 0.5%
3時間以内 0.4%
3時間以上 0.2%
誰かを待たせることはない 14.9%
一方で、自分が相手を待たせるときに許してもらえると思う時間で最も多かったのは「10分以内」。
若い年代ほど、相手を待てる時間も謝れば許してもらえると思う時間も他の年代に比べ長い傾向がみられます。実際、「3時間以上でも、来るまで待てる」という回答も20代が抜けて多くなっています。年代による待ち時間に対する意識の差は、スマートフォンの普及による連絡の取り方の変化や、暇つぶし手段の多様化などがあるのかもしれませんね。
■何は並びたくない?何なら並べる?
では、待ち時間から「並ぶ」ということに注目したアンケート結果も紹介します。
すると、並びたくない・並んで待ちたくないものに「予約のできない人気の飲食店」、並んで待ってもよい・並んでも待ちたいものに「遊園地やテーマパークのアトラクション」を考える人が多いことがわかりました。「予約のできない人気の飲食店」については「待ってる間に期待度が上がってしまい、実際に食べたときに期待はずれだった」(20代女性)というちょっと悲しい経験談も寄せられました…。待ったからこそ美味しさが倍増することもあるので、難しいところ。
また、性別で見ると、女性は並んで待ってもよい・並んでも待ちたいと思うシーンが全体的に男性よりも高くなっています。待つことに対する抵抗感が女性の方が低いようですね。特に「握手会やサイン会」「ライブや舞台・ミュージカルの物販・グッズ販売」など、推し活関連の行列は、女性のほうが圧倒的に「待てる」結果になりました。ドキドキしながら待って推しに会えた喜びや、欲しかったグッズを手に入れた喜びは、何にも変え難いですよね♡
些細なことのようですが、友達や恋人と合っていなければ意外ときつい「待ち時間」。「どんなものになら待てる人なのか」「どのくらい待てるのか」、行列に並ぶ可能性がある時には一緒に行く人とすり合わせをしておくといいかもしれませんね。(岡美咲)