ドラマ『VIVANT』で大ブレイク! 富栄ドラム、力士時代の悔しさをバネに大躍進した1年を振り返る

夢を叶えた富栄ドラムさんを直撃!

CanCam2月号では、音楽や演技、スポーツ、お笑いなど、様々な分野で私たちを感動させてくれたNOWな人を勝手に表彰する、CanCam BUZZ AWARD『20代が選ぶ“今年の顔”』を発表! 今回は俳優&動画クリエイターとして活躍する富栄ドラムさんに直撃♡


富栄さんがバズったのはココ!

■ドラマ『VIVANT』で警視庁公安部・野崎の仲間役に大抜擢。一気にお茶の間の人気者に

役どころはスマホの翻訳機能を使って話す謎のバルカ人。運動神経のよさ&ユーモラスな演技で人気に。キャラ商品も販売されました!

日本語がしゃべれないキャラクターを熱演して話題に!

■実は元力士で現役YouTuber! 俳優としても活躍するマルチなクリエーターなんです♡

最高位幕下六枚目で力士を引退し、2021年からYouTubeやTikTokで活動を開始。力士キャラを生かした動画で登録者数や再生数が上昇中。


Q. 日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の撮影裏話を教えて!

A. パトカーのシーンで運動能力が生かされた!

ただ撮影中にパトカーのランプを踏んで壊してしまって。冷や汗をかきましたね。車といえば、ダンプカーで羊の群れをかき分けて進むシーンがあるんですが、何度か撮るうち羊が全然よけてくれなくなって(笑)。撮影が大変だったのを思い出します。

Q. ドラマ撮影中に影響を受けた人は?

A. 堺 雅人さん

いちばん長く一緒にいたので、演技をたくさん見させていただきました。直接的なテクニックを教えてくださるだけでなく、自分の芝居をほめてくださったことも、すごく印象に残っています。

Q. 世間にばれていない意外な一面は?

A. 研究熱心なところ

興味がある分野を研究するのが好きなんです。動画を観るときは「なんでこの動画がバズるんだろう」「この役者の魅力ってどこにあるんだろう」など、常に考えながら観ています。ダラダラするのは苦手で、自分のレベルを上げるために常に行動したいタイプです。

今、毎日が新鮮です! 初めて経験する仕事ばかりだし、応援してくれる方がたくさんいて夢を仕事にできました。すごく幸せですね。実は小さい頃から人前に立つのが好きで芸能界に憧れがあったんです。ただ相撲の道で頑張っても芽が出ず、悔しい気持ちのまま引退。力士仲間がどんどん有名になるのを見て絶望しそうでした。でも、今度こそは夢をつかもうと決め、一日一日ムダにしないようYouTubeなどで動画をアップし続けたんです。ドラマ『VIVANT』の役がもらえたのは、アップした動画を監督が観てくださったおかげ。監督には感謝してもしきれません。役者としてはまだまだ未熟な自分にこんな大きなチャンスをくださったことはもちろん、勉強のためにADさんに帯同して手伝いをさせてもらえたのもありがたかったです。過酷な現場も多かったですが、どれもいい修業になりました! 2024年は〝しゃべれる役者〟として実力をつけたいですね。頑張っていれば必ずいつかいいことが起こる。それをこの1年でしっかり実感できたので、プライベートより仕事を重視して、今まで以上に努力するつもりです!

PROFILE
富栄ドラム(とみさかえ どらむ)
1992年4月11日生まれ、兵庫県出身。元大相撲力士で現在は俳優・動画クリエーターとして活躍中。富栄さんが出演したドラマ『VIVANT』のBlu-ray&DVD BOXは、2023年12月27日発売予定。

特典映像を4時間以上収録!
CanCam2024年2月号「CanCam BUZZ AWARD 2023→2024」より
撮影/沖島悠希 スタイリスト/中西ナオ ヘア&メイク/廣瀬浩介 構成/衛藤理絵、田中絵理子 WEB構成/久保 葵