街にもイルミネーションがきらめき、クリスマスソングを耳にする機会も多く、来たるクリスマスに心を躍らせている方も多いのではないでしょうか。そんな、クリスマスと言えば思い浮かぶのが「プレゼント」。サンタさんを楽しみにしている子どもはもちろん、大人でも大切な人や仲のよい友達同士で贈り合ったりしますよね。もちろん、基本的には嬉しいものですが、正直もらっても「あんまり嬉しくない…」というものもあるのではないでしょうか。
そこで、株式会社クオーレが運営する買い取り専門店ウリエルが10代~70代以上の男女300名を対象に行った、「クリスマスプレゼント」に関するアンケートの結果を紹介します。
■8割以上が経験!「実は嬉しくないプレゼントをもらったことがあります」
300名の男女を対象に「あまり嬉しくなかったクリスマスプレゼントをもらった経験はありますか?」という質問を300名の男女を対象に行ったところ、全体のおよそ8割以上の方がクリスマスプレゼントをもらって嬉しくないと感じた経験があると回答。
では、実際にどのようなプレゼントが喜ばれるのか、また喜ばれにくいのかアンケート結果をもとにランキング形式で発表していきます。
■もらって嬉しかった!クリスマスプレゼントランキング
クリスマスにもらって嬉しいものについて伺ったところ、一番多くの票数を集めたのは「アクセサリー・腕時計」。次いで、「バッグ・財布」「洋服・ファッション小物」という結果となりました。それでは、さらに詳しく上位3位が選ばれた理由も含めて紹介していきます!
第3位:洋服・ファッション小物
理由【好みを知ってくれていることが伝わるから】
- 「服が好きで、自分の好みの色やブランドを貰ったから」(30代男性)
- 「かわいい帽子で、私の好みをよくわかっているなというものだったから」(30代女性)
- 「自分の好みをよく理解してくれていることがわかる、センスのあるプレゼントだった」(30代女性)
洋服やファッション小物の好みは人それぞれあるため難しい部分もありますが、その分「相手のことを理解している」ということが最も伝わるプレゼントとも言えるでしょう。また、普段行かないようなお店で選んでくれたということが嬉しいというような回答もいくつかありました。贈り相手のことを考えて選んでいるからこそ、嬉しさも倍増です。
第2位:バッグ・財布
理由【実用的であるから】
- 「実用的な物は、日々の生活で使えるので嬉しい。タンスの肥やしにならないので良いと思う」(50代女性)
- 「デートでもフォーマルなところでも使えるバッグを贈ってもらったのがすごく嬉しかった」(40代女性)
- 「お財布を貰ったのが嬉しかったです。毎日使えて生活に必要な物の方が、プレゼントにはいいので」(50代女性)
バッグや財布をもらってうれしかったと回答した方は、実用的であることを理由として挙げている方が多い印象。バッグや財布は日々の生活の中で利用するため、プレゼントとして贈るのであればシンプルなデザインのほうが好まれそう。使っていく中でも、選んでくれた人の顔が浮かぶのでさらに愛着がわきますよね。
第1位:アクセサリー・腕時計
理由①【以前から欲しいと思っていたから】
- 「欲しかったものをプレゼントしてもらったから。自分で買うより大好きな人にもらったほうが断然嬉しい」(20代女性)
- 「私が欲しいものを友人にきいたりやSNSで調べたりしてプレゼントしてくれたから」(20代女性)
- 「欲しかったものを一緒に選んで買えたので良かった。」(30代女性)
欲しかったものをプレゼントしてもらうことは、「自分のことを想ってくれている」その気持ちに嬉しさを感じる方が多いようです。また、一緒に選んでもらったという方も多く、どうしても欲しいものがわからない場合は一緒にクリスマスプレゼント選びをするのもいいかも。
理由②【身に付けるたびに思い出せるから】
- 「普段から使えて、使うたびにもらった時のことを思い出して嬉しい気持ちになるため」(30代女性)
- 「アクセサリーは普段身に付けられて見るたびに思い出していい気分になれたからです」(30代女性)
- 「アクセサリーが一番嬉しかった。毎日身につけるものだし、お揃いのアクセサリーだったのでいつも一緒にいる感覚になった」(40代女性)
アクセサリーや腕時計は、どのような場面でも身に付けられるため、バッグや洋服と比べても身に付けるたびに思い出せると回答した方が多い印象。特に、お揃いのものやペアリングなどをプレゼントすれば、思い出もさらに深まるのではないでしょうか。
■実は嬉しくなかった……クリスマスプレゼントランキング
「その他」以外でクリスマスにもらってあまり嬉しくなかったものについて伺ったところ、一番多くの票数を集めたのは「洋服・ファッション小物」でした。次いで、「花・フラワーギフト」「化粧品・美容グッズ」となっています。それでは、さらに詳しく上位3位が選ばれた理由と「その他」のなかでも特に多かった回答について紹介していきます!
第3位:化粧品・美容グッズ
理由【自分の体質に合わない】
- 「化粧品は、普段使っているもの以外だと肌や色等合う合わないものがある」(30代女性)
- 「美容関係のものは肌にあわないものがあったり、香りが強すぎて使えないものがあったから」(50代女性)
- 「香水だったが、香りが強すぎて自分の体質に合わないものだったから」(30代女性)
最大の理由は「使えない」。化粧品などの美容グッズは、体質によって自分に合ったものを選んでいる場合が多いので、それを把握しきれていない場合はクリスマスプレゼントには不向きと言えそう。加えて、既に化粧品・美容グッズを持っている方も多く、ありすぎても使い切れない場合があるようです。もし贈るとするのなら、事前に欲しいものを聞いたり、一緒に選びに行くと確実です。
第2位:花・フラワーギフト
理由【負担が大きいから】
- 「お花はキレイで好きですが、家に花瓶がないので買わなければいけなかったことや、すぐ枯れてしまった(きちんと世話しないといけない)ことなど少し負担が大きかったです」(20代女性)
- 「自分が花に詳しくないので管理が上手にできず、長持ちさせれない事が分かっているから」(40代女性)
- 「結局邪魔になってしまうし、手入れが大変。家のインテリアに合わない」(20代女性)
「もらった後がちょっと……」ということで2位に挙がった花。飾るための花瓶の準備や枯れないための管理や枯れた後の処理と、相手にかかる負担が大きくなってしまうことが選ばれた原因のようです。また、「花に興味がない」「花だけだとプレゼントとして物足りない」といった意見も見られました。
第1位:洋服・ファッション小物
理由【好みではないものだったから】
- 「あまり自分の好みのデザインではなく、ファッションとして合わせにくかったからです」(20代女性)
- 「タートルネックは苦手なのでタートルネックのセーターをもらっても嬉しくなかったです」(40代女性)
- 「自分ではあまり購入しないデザインのものだったから。」(30代女性)
クリスマスにもらって嬉しいもの第3位にランクインしていた「洋服・ファッション小物」ですが、相手の好みを把握しきれていない場合は注意が必要です。先述したように、好みが人それぞれであるため、しっかりと好みを把握していなければ逆効果となってしまいます。実際、自分の体型に合わせにくいアイテムだったりと、もらっても着ることができない、ということもあるようです。
番外編:『その他』で多かった回答結果とは…?
【ぬいぐるみ】
- 「大人になってからのぬいぐるみ。かわいいけど、部屋に合わない。処分するにも心が痛むので困りました」
【もらえればどんなものでも嬉しい】
- 「どんなものでも嬉しいので、もらって嬉しくなかったものはないです」
特に女性の方に送ることが多いぬいぐるみですが、好みに合わないと持て余してしまい、処分するにもできないという方が多い印象でした。関係性にもよりも増すが、手作りのものも好みが分かれるようです。
また、その他の回答で一番多かったのが「もらえればどんなものでも嬉しい」という回答。どのようなプレゼントなのかということももちろん重要ですが、どのような気持ちがこもっているかも同様に重要であると言えますね。
■困ったとき選ぶ決め手は「実用性」
みんながクリスマスプレゼントをもらう際に一番重視することは、「実用性」でした。次いで、「自分だけの贅沢感を感じられるもの」「自分で買えない高級品・贅沢品」となっています。やはり、せっかくもらったプレゼントでも好みに合わないからと使わないのはもったいないと感じてしまう様子。そのため、好みに合うか判断が難しい「洋服・ファッション小物」や、実用性に乏しい「花・フラワーギフト」は喜ばれにくいようですね。
また、クリスマスという特別な日に贈るプレゼントだからこそ、贅沢感を得られたり普段買えないような高級品・贅沢品をもらったりしたい方が多いのかもしれません。
■嬉しくなかったプレゼント、多数が「そのまま置いている」
「もらって嬉しくなかったクリスマスプレゼントはその後どうしていますか?」という設問に対して、「そのまま家に置いてある」と回答した方が多い結果となりました。その理由は以下の通り。
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- 「プレゼントされたものなので捨てるに捨てられません」(40代男性)
- 「嬉しくないものなので興味がないが、捨てるのも気が引けるのでとりあえずそのまま家に置いておく。引っ越しなどのタイミングで捨てる」(30代女性)
- 「捨てるのは悪いと思うけれど、使うのもためらうものだから」(20代男性)
クリスマスにもらったプレゼントなので、相手のことを考えると捨てたくても捨てられないという方が多い傾向にありました。では、反対に「売った」方はどのような理由で売却したのでしょうか。
- 「絶対使わないし、調べたら良いお値段で売れそうだったから」(20代女性)
- 「物に罪はないが使う人がいるのであれば使って欲しいから」(20代女性)
- 「新品のため、保管して劣化するよりかは誰かに使ってもらった方が実用性があると思ったため」(30代女性)
「自分で使用する機会がないのであれば、誰かに使ってもらったほうがよい」という考えの方が多いようです。贈ってもらったプレゼントだからこそ、捨てるよりは売る方がまだ罪悪感も減るのではないでしょうか。置き場所に困っている方は検討してみるのもアリかも。
■まずはリサーチ!困ったら実用的なものを
クリスマスに限らず、意外と悩みのタネになりがちなプレゼント選び。相手に喜んでほしいからこそ、「いらない」と思われるものを贈るのは避けたいところですよね。ぜひ、今回の記事も参考にしながら今年のクリスマスプレゼントを選んでみてください!(岡美咲)