「脇役キャラだったのでほとんど出演することがなく、一度出た出演部分のみを録画で何度も観ていた。当然メインキャラじゃないのでグッズもなく、自分でグッズを作っていた。作品は有名でもそのキャラのこと自体を知らない人も多く、一緒に語れる人がいなかったので切なかった」(フリーター・28歳 女性)
ああ切ない……切ないです。そう、アニメはメインキャラクターばかりのグッズがそろい、サブキャラクターのグッズは、全員集合しているものくらいでしかお目にかかれない。作品については語れても、キャラに共感してくれる人は少ない……。
「『HUNTER×HUNTER』のクラピカと団長が好きすぎて声マネをしたり、毎日ノートに絵を描いたりしていた」(フリーター・27歳 女性)
完全に同世代です。現在25~27歳くらいの女子たちは、クラピカに恋をしたことがあるケース、多いと思います。私もクラピカと団長(すっぴんのときが特に)好きでした。
リアルに好きな人がいれば目で追ったりできますが、それができない二次元キャラクターだからこそ、目で追う代わりに絵で描きまくるような気がします……。
「『幽☆遊☆白書』の蔵馬、(昔の)『アルスラーン戦記』のナルサス、高校生のあいだは本気で惚れていた。イラストが描かれたグッズを直視できないくらい惚れていた」(Web系・37歳 女性)
イラストを直視できないというのは、なかなかの本気っぷり。完全に恋する乙女です。
「ゲーム『ラブプラス』の小早川凛子。まさか、告白されたときに『ずっと好きでしたー!』なんて言ってしまうとは思わなかった。いまではいい思い出」(プログラマ・30歳 男性)
『ラブプラス』もそうですが、恋愛シミュレーションゲームの類は、気がつけばじわじわと感情移入をしているケースが。それでこそ恋愛ゲーという感じですが。
「人生のなかで二次元にも三次元でもなかった感情で、その人のことを想うと涙が出た」(会社員・24歳 女性)
非常に尊いものですね……憧れを憧れのまま終わらせられるのも、二次元の良さ。三次元はケンカ別れや浮気などもありますが、二次元にはそれがない。尊いものです。
「『にゃんこい!』のヒロイン、住吉加奈子さんが大好きで大好きで大好きすぎて、完全に恋に落ちた。まさに、一生に一度の大恋愛。大好きすぎて、彼女のことを“俺の嫁”と公言し、彼女と同じ“住吉”という苗字をハンドルネームに名乗るようになり、いま、会社員をやりながらアニメや声優さんについて記事を書くライターをしている」(事務職・31歳 男性)
まさかの、好きすぎて仕事になってしまったパターン! これはとても幸せなことだと思います。「好き」という気持ちがどのような形になるかは人それぞれですが、得たものが実生活に大きく影響しているパターン。
これまで恋愛絡みのことばかりを特集してきましたが、次回は最終回ということで「アニオタをやめたいと思ったことはある?」という質問で、逆にアニメの良さを語っていただいちゃおうと思います……。
ちなみに私は某声優さんが好きすぎて、結婚できないなら好きでいるのをやめてしまいたいと思ったこともありました……。とにかく次回をお楽しみに!(鈴木 梢)
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