昼に眠いのは食事のせいじゃない!夏こそ抱きまくら!睡眠の新常識をプロが徹底解説【バスクリン広報のお風呂術2】

Q 夜の10時から夜中の2時が「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれていますが、なぜですか?

A 睡眠周期の問題であって、その時間帯である必要はありません。
「人間は眠り始めるとまず深い眠りの『ノンレム睡眠』が訪れます。その後、浅い眠りの『レム睡眠』になり、眠りが深くなるのです。このサイクルが約90分でできています。大切なのはこのサイクル。つまり、90分+90分=180分ということで3時間。なぜ10時から2時と言われているかというと、日本人の平均睡眠時間から逆算して、その時間帯に眠っていると朝日をちょうどいい時間に浴びられるから。3時間のサイクルを大切にすれば、ゴールデンタイムは人それぞれなのです」(石川さん)

 

Q ランチ後の14時ごろに眠くなってしまうのは、やっぱり食事のせいですか?

A 眠気のリズムの関係で、誰しも14時ごろ眠くなります。
「人間の体内時計は24時間11分。眠気にはリズムがあり、14時くらいに必ずくるものです。食事のせいではありません。お昼寝は、そのリズムに沿っているので、したほうがいいのです。長さとしては、深い眠りになる前の15分程度。14時ごろに眠くなるようになっているので、たとえば夜勤の人は、帰宅後そのあたりの時間まで待って眠るのがおすすめです」(石川さん)

 

Q 寝るときは暗くしないとダメなんですか?

A 深く眠りたい場合は、暗くしましょう。
「夜は深い眠りが必要となるため、暗くしたほうがいいと思います。しかしながら昼寝の場合は、起きたときの明るさや眠気覚ましが必要となるので、ある程度明るいほうがいいのです。ちなみに、スマホのブルーライトは角膜に直接影響を与え目が疲れるので、夜の寝る前はやめておきましょう」(石川さん)