モデルの高垣麗子さんが初のスタイルブック『くいしんぼ。』を出版しました。昨日の誕生日記念インタビューに引き続きまして、本日は出版記念インタビューをお送りします。初のスタイルブック発売のすぐ後にお誕生日と、お祝いごと尽くしの高垣さん! そんなハッピーオーラ溢れる高垣さんに『くいしんぼ。』の制作秘話を伺いました。
―この初のスタイルブック『くいしんぼ。』はいつ頃から作り始めていたんですか?
最初の打ち合わせをしたのが6月で、撮影し始めたのは、7月の終わりくらいなんです。本当にスケジュールも少ない中でぎゅっと撮影したので、大変と言えば大変でしたが、大変なことを全然覚えていないくらい、すっごく楽しかったです!
―作るにあたり、こだわったポイントや、特に思い入れがあるページなどはありますか?
すべてですね(笑)。服はすべて私服だし、レシピページは、40個以上のレシピをすべて私が一から考えました。料理撮影の日も、自宅の食器を梱包して、冷蔵庫に入っている調味料を持って、など、自分が普段使っているものを全部持ってスタジオに行ったので、思い入れがすごくあります。タイトルは『くいしんぼ。』ですが、食だけではなく、ファッションやインテリア、掃除の仕方や日々の生活のちょっとしたコツまで、「わたくしこういう者です!」と差し出したいくらい、私のすべてを出し切った一冊です。
―お料理のレシピが多数載っていますが、生活からかけ離れず、読んで「明日これ作りたい!」と思えるようなレシピが多いですよね。
そうですね。私、お料理教室とかに一度も行ったことがなくて、ただ単に食べることが好きなので、趣味で家で作っているだけなんです。それで、これ上手くできたなって思ったらノートに書き溜めてたようなものばかりなので、お料理が苦手な方や、これから始めたい方にも簡単に作れちゃうレシピですね。
―ちなみに、モデルさんのスタイル本ってカタカナや英語のかっこいいタイトルが多い気がするんですが、なんで『くいしんぼ。』なんですか?
本当はこのタイトル、イヤだったんです(笑)! 自分の中で初めての本だし、レシピ本ではないので、それこそお洒落な横文字の『Reiko’s なんちゃらLife』のようなタイトルを考えていたんです。でもAneCan編集長に「いやいや、あなたは食いしん坊です!」って言われて……(笑)。ハタチくらいなら可愛いですけど、30代の大人が『くいしんぼ。』って……と思って、正直イヤでした。でも、確かに私、食いしん坊だし、周りからも「麗ちゃんらしいね」って言われたこともあり……今では愛着がわいてきちゃいました(笑)。
―そんな「くいしんぼ」な高垣さんが、最近注目している「食」って、なんですか?
個人的にトマトにハマッています! いま、すごくトマトの種類が多いじゃないですか。専門レストランやスイーツもあるし。スーパーに買いに行くと、糖度別に並んでいたりするんですよ。それを食べ比べるのも楽しいし、実用的には、私はむくみやすいのですが、トマトにはむくみを解消するカリウムがたくさん含まれているので、撮影前に食べたり。毎日トマト尽くしで、1日に2~3個は食べています(笑)。
高垣さん考案レシピ(スムージーやスイーツをはじめ、丼ものやインスタントラーメンアレンジまで!)、冷蔵庫の中身、お部屋の中や日々のケアの方法、私服コレクションなど、本当に高垣さんのすべてがつまっているスタイルブック。「モデルの生活」なんて、手の届かないお洒落な生活のイメージ。高垣さんの暮らしのスタイルは、もちろんとても素敵なセンスなのに、どこか私たちの生活の中にも明日から取り入れられそうなものばかりです。さっそく私も取り入れてみたこと多々。
そして、改めて、高垣麗子さん、お誕生日おめでとうございます! モデル、ブランドプロデュース、そして「食」。多岐にわたる高垣さんの活躍が今後も楽しみです!(後藤香織)
『モデル・高垣麗子の暮らしのレシピ くいしんぼ。』高垣麗子/著(小学館/1,300円+税)