舞台上で役を演じるももクロのメンバーは、「アイドルが演技にチャレンジしました」では終わらない、舞台女優魂を随所で見せつけてくれます。ストーリーとともにくるくる変わる表情にも引き込まれていきます。
喜。
怒。
哀。
楽。
演劇の強豪校から転校してきた「中西さん」を演じる有安杏果さんは、会見で「中西さんにこんなエピソードがあったんだ! とびっくりしました」と語っておりましたが、その「あるエピソード」を演じる有安さんには、舞台の神様がおりてきていたように感じました。そのシーンの迫力たるや、舞台にいるのは「有安さん」ではなく、完全に「中西さん」。役と一体になったそのシーンには、思わず涙してしまいました。