“チーム男子”のアツい関係性にグッとくる!サッカーだけじゃない『アオアシ』の魅力を深堀り

陸上、バスケ、ラグビーと連日大盛り上がりのスポーツ大会。選手たち、周りでサポートするチームメンバーのアツい想いにぐっと来てしまう人も多いのでは?今回は、そんなアツい闘いと想いが詰まったサッカー漫画『アオアシ』をご紹介。ポジションの変更、天才との差、監督の教え、親子の絆…などなど、泣けて、スカッとする要素が盛りだくさん! 9月28日まで13巻まで無料で読めるので、今すぐチェックして!

累計1900万部突破!アニメ化で話題となったサッカー漫画『アオアシ』とは?

既刊32巻の累計発行部数は1900万部を突破(2023年9月時点)。2022年にはTVアニメ化され、話題となった作品です。サッカー漫画は高校サッカーを題材にしたものが多い中、『アオアシ』はJユースと呼ばれるJリーグのユース年代(高校生年代)を描いています。部活のサッカーとは違い、全員がプロ選手志望。Jユースの中でも1軍、2軍があり、競争は熾烈。その中で上を目指していく葛藤の姿に共感を呼んでいます。

『アオアシ』の魅力は、”チーム男子”!

躍動感たっぷりなサッカーシーンの読みごたえは言わずもがなですが、実は魅力的な男子が切磋琢磨する“チーム男子”ものとして楽しめる作品なんです。この記事ではストーリーの注目ポイントと、主要キャラクターをご紹介します!

【あらすじ】
物語は、愛媛で暮らす中学3年生の主人公・青井葦人(あおいあしと・以下アシト)の元に、東京シティ・エスペリオンFCのユース監督・福田達也が現れることから動き出します。誰よりもサッカーを愛してはいるものの気が短いアシトは、中学最後のサッカー部の大会で相手チームの挑発に激昂し、推薦入学のチャンスを逃してしまいます。そんなアシトの才能を福田は見出し、「入団試験を受けに来い」と声を掛けるのでした。

意を決して上京したアシト。周囲との実力の差に愕然とし、数多の壁にぶつかりながらも、チームメイトと切磋琢磨しながら成長していきます。


『アオアシ』がよくわかる!注目ストーリーポイント

1)チームメイトは仲間でありライバル

ユースでは高校生年代の男子たちが、プロのサッカー選手になることを夢見て努力を重ねていきますが、上へ上がっていけるのはほんのひと握り。そのため、仲間でありながら、同時にお互いがライバルでもあるという、部活動とは一味違った関係性が生まれていくのです。

3巻より:入団試験を突破しチームメイトとなった仲間との再会を喜ぶアシト。

 

2)ぶつかり合うことで成長できる

ジュニアユースから上がってきた選手が多い中で、突如入団試験を受けてユースの世界に足を踏み入れたアシトは少数派。物語序盤の彼は型破りな行動も見せ、技術力も足りないことから、周囲との間に摩擦を生んでしまいます。
同じく1年の黒田、朝利からは「君は当たり前のことが何かもわかってない」「これ以上あの男に気分を乱されたくない」と疎まれ、1学年上の阿久津からはたびたび「お前才能ないぜ」「お前みたいなのが来る場所じゃねぇ」と拒絶され続け……しかしアシトは絶望せず、自分に足りないものを見つめ、サッカーを通じて臆せず彼らと対話を試みます

5巻より:意図を汲めず、黒田と朝利を怒らせてしまうアシト

そうした彼の姿勢が周囲の心を溶かし、やがて黒田、朝利、そして他の同学年のメンバーとの絆は強固なものに。さらに、あまりにも恐ろしい表情で凄んできた(もはや脅しの域!)阿久津も、次第にアシトの師となっていくのです。きっと「鬼のように冷たかったあの阿久津が、アシトを認めた!」と、感動してしまうこと間違いなし。

2巻より:たびたびアシトに厳しい言葉を浴びせ、心を揺さぶる阿久津。その表情の迫力にも注目。

このほかにも天才エリート選手、プライドが高いイケメン、緊張しいの主人公の親友、元ヤンキー……個性豊かな男子たちが多数登場し、それぞれのドラマがぎっしりと詰め込まれています。ぜひ推しキャラを見つけてみてください。

ちなみにサッカーをよく知らない人、スポーツマンガに苦手意識がある人もご安心を!『アオアシ』では試合中の描写も丁寧に説明が加えられているので、どんな人でも楽しむことができます。


『アオアシ』も無料でたっぷり読める!
あなたの“好き”を見つける「小学館 漫祭!2023」開催中

無料漫画キャンペーンはこちらから

“推し”キャラを見つけて!キャラクター紹介

青井葦人(あおいあしと)

愛媛県出身。「全盛期ロナウドの生まれ変わり」を自称する自信家で、短気なのが玉に瑕だがサッカーへの愛情は人一倍。FW(フォワード)からDF(ディフェンダー)転向を命じられて反発するも、類まれな視野の広さを生かし、司令塔としての才能を花開かせていく。

 

16巻より:DF転向から悶々とした思いを抱え続けるも、次第に守備の楽しさに目覚めていくアシト。前向きな姿勢が彼の成長を促している。


大友栄作(おおともえいさく)

MF(ミッドフィルダー)。極度の緊張しいだが、いざ試合が始まると冷静沈着にチームをコントロール。コーチ陣から主将になれる器だと期待されている。普段はお調子者でムードメーカー。女の子にモテようと必死。

7巻より:DF転向を命じられ「サイドバックは俺の居場所じゃない」と集中できずにいたアシトに気づき、守備に回った大友。仲間思いであることがよく伝わる。


橘総一朗(たちばなそういちろう)

FW。強豪の横山武蔵野ジュニアユースに所属していたが、自分が成長できていないと感じ、エスペリオンへの入団を志願。責任感が強く真面目な性格で、仲間のことを蔑まれた際は激昂した。

9巻より:アシトのことをかつてのチームメイトに悪く言われ、憤って言い返す橘。

 

栗林晴久(くりばやしはるひさ)

「エスペリオンユース最高傑作」と称される天才MF。16歳でJリーグデビューを果たす。類まれなサッカーセンスで サッカー以外に興味がなく、「世界最高の選手になりたい」と述べてアシトにも多大な影響を与える。

14巻より:アシトに「どこを目指してサッカーをやっているのか」と問われ、ためらわずに「世界最高の選手になりたい」と答える栗林。常にアシトが選手としての視座を高めるきっかけを与える存在。

 

朝利マーチス淳(あさりまーちすじゅん)

DF。エスペリオンジュニアユースからの昇格組。イギリス人の父と日本人の母の間に生まれた、金髪美少年。プライドが高く、技術力の足りないアシトに厳しい言葉を浴びせることも。

5巻より:自己中心的にしかサッカーを考えられないアシトに、朝利は苦言を呈する。

 

『アオアシ』も無料で13巻読める!あなたの“好き”を見つける「小学館 漫祭!2023」開催中

小学館の電子コミックが約250作品・合計1000冊以上も無料で楽しめる期間限定キャンペーン「漫祭!2023」を開催中。同キャンペーンでは小学館の人気作品・おすすめ作品を8つの特集に分けて紹介している。9月15日からは「読み応えたっぷり青年漫画」と題し、人気青年マンガを一部無料公開。『アオアシ』は9月28日までの間、第1~第13巻を試し読み無料!

「小学館 漫祭!2023」公式サイトはこちら

取材協力/コミックナタリー