表面がサクッとしている「メロンパン」に、カスタードクリームがたっぷり詰まった「クリームパン」、ずっしりとしたあんこで和の要素も楽しめる「あんぱん」など、特に甘いもの好きにはたまらない「菓子パン」。種類も様々で、毎回何を食べようか迷ってしまう人も少なくないはず。
そこで、サンドイッチやお惣菜系のパンを除く「菓子パン」に関する調査を、15歳～64歳の男女5255人を対象に株式会社LINEが実施。今回はその調査結果を紹介します！
■好きな菓子パンランキング！第1位は……
好きな菓子パンの種類を聞いたところ、44.8％と高い割合で「クロワッサン」が第1位に。2位以降の、「ドーナツ」「メロンパン」「デニッシュ」が3割後半で続く結果となりました。年代別にみると、「クロワッサン」はすべての年代で4割超の高い割合でランクインしており、30～60代では1位となっています。
また、10代・20代では「ドーナツ」「メロンパン」がほかの年代と比べて高く、上位に入りました。「揚げパン」も10代・20代で割合が高く、10代では4位、20代では6位にランクイン！「ドーナツ」「メロンパン」「揚げパン」は、年代が若くなるほど割合が高い傾向が見られます。その他、ランキング外ですが、10代では「パイ」「コロネ」も3割台後半と、ほかの年代よりも高い割合となりました。
その他、「クリームパン」「フレンチトースト」は10～30代で人気があり、30代では「フレンチトースト」が4位にランクインしました。「フレンチトースト」は特に10～30代女性で4割前後の高い人気を得ています。
40～60代では「デニッシュ」が3位以内にランクインし、特に50代・60代では2位となりました。男性よりも女性の割合が高く、50代女性がもっとも高く5割弱でした。60代では、3位に「あんぱん」、5位に「レーズンパン」がランクインしており、「あんぱん」は特に50代男性、60代男女で高い割合となっています。何代が変わるにつれて、パンの好みも変化しているようですね。
■いつ食べる？菓子パンを食べるタイミング
では、どんなときに菓子パンを食べるのでしょうか？好きな菓子パンがある人に聞いてみました。すると、全体では約6割の人が「おやつ・間食」で食べると回答し、もっとも高い割合となりました。次いで「朝食」という人が5割台後半、「昼食」が3割超で続いています。どちらかと言えば、がっつりと食事として食べるよりも軽く食べている人が多い印象を受けました。
年代別にみると、「朝食」に食べる人は30代でもっとも高く約6割。「昼食」に食べる人は、年代で大きな差はみられませんでしたが、男性と比べて女性のほうが高い割合でした。
また、「おやつ・間食」「食後・デザート」に食べる人は、若い年代の方が多い結果がでました。「おやつ・間食」は10～20代で高めの割合で、特に10代男性では約7割という高い割合でした。「食後・デザート」も10代男性でもっとも高い割合となっています。さらに、「運動後」に食べる人も割合としては高くないものの、10代男性でもっとも高い結果となりました。確かに学生時代を振り返ると、「お弁当＋パン」「部活後にパン」と、特に運動部の男性が食べていた印象があります。食べ盛りの年代ほど、食事にプラスアルファして菓子パンを食べる人が多いようです。
その他、「夜食」に食べる人は、年代で大きな差はありませんでしたが、30代がほかの年代よりもやや高い傾向が見られました。もっとも高いのは30代男性で1割超でした。頭を使っているとなんだか甘いモノを食べたくなったりします。そんな、1日の仕事のラストスパートをかける糖分摂取としての食べ方もあるのかもしれません。
男女別にみると、女性の割合が高いのは「朝食」「昼食」で食べる人でした。一方、「夜食」はやや男性のほうが高めの割合になっており、男女で時間帯に少し違いが見える結果となっています。比較的、パンの中でも菓子パンはカロリーが高めなことを考えると、「食べるなら日中に」という意識が女性にはあるのかもしれませんね。
今回は「メロンパン」や「クロワッサン」など、王道な菓子パンが多く挙がりましたが、デニッシュメロンパンやあんドーナツなど、菓子パン同士が組み合わされたパンも登場しています。なかにはご当地限定のパンもあったりと、一概に「菓子パン」と言ってもその種類は無限大。食べるタイミングや気分に合わせて選んだり、様々な菓子パンを開拓してみるのもいいかもしれませんね。(岡美咲)
