ジリジリと強い日差しに、時折吹く風も熱を帯びている夏。海にお祭りに、旅行にとやりたいことはたくさんある反面、暑さで体力が消耗したことで体にだるさを感じるなど、夏バテになっている方もいるのではないでしょうか。実際、体力面に限らず、夏バテが原因で食欲も落ちているという方も少なくないはず。
そこで、株式会社ぐるなびが20代~60代の男女1,000人を対象に行った、「夏バテ回復メシ」に関する調査結果を紹介します!
■約6割が「夏バテ」を感じている
「観測史上最も暑い月」と評された2023年7月を経て、「夏バテ」を感じている人が全体の6割にのぼることがわかります。その中でも、「夏バテをしている」という回答が40代女性に多く、29%という結果がでました。年齢によって、夏バテの原因にもなる自律神経の働きの変化が出てくることも関係しているようです。
■夏に食べたい「さっぱり」「あっさり」
全体で見ると、60.1%が「さっぱり」、45.7%が「あっさり」を回答しており、暑さが厳しいときには「さっぱり」「あっさり」を好む人が多いことがわかります。また、性別でみると女性の40.4%が「酸っぱい」を選ぶ結果が出ました。同じ項目の男性とは15%以上の差が出ていることからも、「酸っぱい」は特に女性が厚い時期に好む味だと言えそうです。
しかし、その一方で体力を回復したい時に食べる外食=「回復メシ」では、スタミナ料理の代名詞ともいえる「うなぎ」「焼肉」が人気であることもわかりました。「さっぱり」「あっさり」というよりは「ガッツリ」とした料理が挙がっていますね。実際に夏バテになっているときは食欲がないことも関係しているのかもしれません。そのため、食欲が戻ってきた時期に体力や元気を取り戻すために、たっぷりと栄養のあるスタミナ料理を選ぶ人が多いようです。
■回復メシを食べたくなるのは「35度」
回復メシを食べたくなる気温として最も多かったのは「35度」で、30.3%の方が回答。また、平均値は「33.9度」となり、全体的に見ても真夏日と言われる30度を超えると回復メシを意識する人が多いことがわかりました。ちょうど熱中症のリスクが増えてくる気温でもあるので、対策も含めて食事も意識する人が多くなっているようです。気象庁の8月~10月の見通し発表では、北日本を除く全国の平均気温は「平年以上」となっていることから、暑さが厳しいときの「さっぱり」「あっさり」を好む傾向と、「回復メシ」の需要が続くのかもしれません。
また、実際に回答者の方から寄せられたおすすめの回復メシとそのエピソードも紹介します!
ニンニクやうなぎ、豚肉など食材の持つ栄養に注目しながら、体も気持ちも元気にすることを心がけている印象を受けます。それこそ、「あっさり」や「辛い」、「酸っぱい」などの味を工夫しながら食べることで、体力回復のためにも食欲を落とさないことを意識している方が多いです。
■回復メシで暑さを乗り越よう!
どうしても夏バテになると落ちてしまいがちな食欲。なかなか食べる気持ちにならないかもしれませんが、体力を戻すためにも食事は必須です。「夏バテ」を感じている方はぜひ、今回の記事を参考に「回復メシ」を探してみてはいかがでしょうか?自分に合った回復メシを見つけて、残りの夏も乗り切りましょう!!(岡美咲)