【3】お金を引き出すなら、いつ、どこで？
◆毎週月曜日の朝、預けている銀行で1週間使う分だけ
「なくなったらコンビニでおろす……をまずはやめる。時間外だと200円くらい取られてしまいます。現金でいくら持っておくか1か月で管理できない人は、1週間から予算を立てて暮らしてみましょう」（菅井さん）
◆給料日に手数料無料のATMで1か月分の生活費を
「誰でも経験があると思いますが、『とりあえず○万円おろしておく』はNG。とりあえずで引き出し金額を決めると残高次第の行き当たりばったりの支出になります。毎月計画的なお金の使い方を」（丸山さん）
◆手数料が無料の時間になるべくコンビニ以外のATMで
「手元にあると使ってしまう人は一度におろす金額を決めて。コンビニにATMがあるのは、ついで買いを見込んでいるから。コンビニ以外で手数料無料のATMを利用し、余分な出費を避けましょう」（大竹さん）
【4】“時は金なり”ともいうし、移動にはタクシーを使ってもいい？
◆さらに得するなら、タクシーより早起き！
「時間の短縮、有効利用という意味でタクシーは確かに有効ですが、ちょっと早く行動すれば必要なくなる場面も多いです。そこで女性におすすめしているのが、朝1時間でも早起きすること。お弁当を作れたり、通勤・通学ラッシュを回避できたり、出社が早いぶん準備もスムーズになって、お金を浪費するシーンは減ります。そのためにも夜は1時間早く寝て、翌朝いいスタートを切って」（丸山さん）
◆仕事を円滑にする選択肢になる
「常にタクシーが正解ではないけれど、時間だけは増やしようがないので、電車だと30分かかってしまう、身体を休めたい、電話連絡が滞ってしまった……など状況と天秤にかけて。お金を扱うスキルは、お金を使わないと身につきません」（大竹さん）
「雨が降ったらビニール傘よりタクシー。特にビジネスの場では靴で評価されることも多々。靴を守るためにも活用を」（菅井さん）
「クレジットカードは使いすぎてしまうから」「タクシーは高いから」と避けていた人も、お金の使い方を見直すきっかけになったのではないでしょうか。
お金を使うこと自体を避けたり、無理をしすぎるのではなく、自分に合ったお金の使い方をきちんと知っておきましょう。（鈴木 梢）
（『AneCan』2015年5月号）
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