Q.自分の本命が熱愛発覚したことはありますか?
A.
現在の本命である 55%
過去の本命である 15%
そんなニオイはする 20%
一度もない 8%
その他 2%
(笑)。
「一度もない」は、なんと1割にも満たない8%にとどまりました。
この「そんなニオイはする」の20%が恐ろしいですね。ファンのかぎつけ能力の高さはものすごいものがあります。
Q.そのときの心境を教えてください。
「幸せなら何より!」「彼女がいるから今こんなにかっこいいのか、と思うと彼女に感謝したくなった」などのプラスの感想を答えた方は、18%でした。
それでは他の意見を見ていきましょう。
【つらい】
「週刊誌なんて……嘘に違いない……」
「嘘だと思いつつ、本当ならさようならって思ってた」
「結婚じゃないし! コメントしてないし! と理由をつけて受け入れようとしませんでした」
「相手のブログを見たら、年も血液型も同じで、誕生日も近くて打ちひしがれた」
「相手がロクな人じゃなさそうだったので、早く別れればいいと思った」
「大人が信用できなくなり、ひたすら紙にうずの絵を描きまくった」
やはり多くの人は「もう単純につらい」と回答。自分が全力を捧げて好きな人は、別の人と愛しあっている……そう思うと、勝手ながら、複雑になってしまいますよね。
【わからないところでやってほしい!】
「クラブとかで遊んでるのはわかってたから、バレないようにやりなよと心の中でツッコんでいた」
「実際に付き合っていても構わないけど、せめて公式に認めないで欲しい」
「隠し通せないなんて意識低いなと思った」
「別に付き合っていてもいい、けれどそれをファンが知ることのないように隠し通してほしい」というドルオタの願い。そう、隠してさえもらっていれば、私たちの心の平穏は保たれるのです……。
【まあ、いますよね……】
「アイドルになるくらい可愛いんだから、恋人がいてもおかしくないだろうと思った」
「ショックもあるけど、逆にいなくても困るので少し安心した(笑)」
「そっか、ちゃんと恋愛できてるんだなー、って思いながら泣きました(笑)」
数千人、数万人の人を惹き付けるほど魅力的な人に恋人がいないはずがない、という、ある意味では当然と言えば当然かもしれない意見。しかし、やっぱり内心は複雑……。
【複雑な心境】
「かなり寂しい気持ちになり、数日気分が沈んだ。でも好きな人には幸せでいて欲しいから、あなたが愛する人にたくさん愛されて欲しいと思った」
「応援したいけど、一回泣かせて、って感じ」
などなど、さまざまな意見がありました。
「熱愛発覚」は、ドルオタにとって、失恋のような、失恋ともまた違うような、独特の行事です。好きな人が好きな人に愛されているというのはとてもいいこ と……と、表面上思うことができたとしても、「そうか、この歌はきっとあの子を思って歌っているのね、気持ちがこもるのはいいことだけど……でも……」 と、「アイドルとしてのその人」と「プライベートのその人」、どこまでをどのように応援するかによって、気持ちはかなり変わってくるようです。
【ちなみに「結婚」に至ると……】
こちらは「熱愛」に比べて、わりと「素直におめでとう」という意見が増えました。「自分も子どもを産んで(そのアイドルの子どもと)同じ学校に入れたい」という、執念を感じる意見も ありました。「自分たちファンの存在でなかなか結婚できなくて申し訳なかったし、嬉しかった。でも気持ちは落ち着いてしまった」という声も。
もちろん、複雑な気持ちを持つ人もたくさんいます。
「お幸せに、と言うしかない空気がつらかった」
「ただただショックだった」
「寝込んだ」
「祝福できない自分に嫌気がさした」
「涙が止まらず、歌声を聴いて吐いた」
仕事とプライベートは別で、仕事では前と変わらない姿を見せてくれる……とはいっても、やはり、大好きな人が「法律的に誰かのもの」になってしまう、ということは、受け入れられなくても仕方ないこと。アイドルとはちょっと違いますが、2014年末に人気俳優が相次いで結婚報告したときも、全国で会社を休む女 子が多発したこともありましたね……。
周囲に好きな芸能人が結婚して落ち込んでいる人がいたら、どうか茶化さず、「好きな人の幸せなんだから祝ってあげなよ!」と言うこともせず、そっとしておいてあげてください。
万年金欠になったり(貯金ゼロ率25%)、恋人ができなかったり(恋人いない率70%)、脱退したり解散したり、熱愛発覚したり……心が折れることがたくさんあるけれど、それでもやめられないのが、アイドルオタクの道。
次回「ドルオタ白書」最終回、「ドルオタやっててよかった瞬間ランキング」を発表します!(後藤香織)
業界衝撃!【ドルオタ白書】シリーズ
★1回目→ 【ドルオタ白書】連続握手会!同じCD何十枚!アイドルに人生を賭けるオタクたち…「ドルオタ」とは何か?
★2回目→ 【ドルオタ白書】始発でリリイベ!遠征日帰り!人はいかにしてアイドルのオタクの道へ落ちるのか?
★3回目→ 【ドルオタ白書】アイドルを追うために使う「お金」…年間オタ活予算の平均は「給料の○か月分!」
★4回目→ 【ドルオタ白書】平均約4万円分!ドルオタが同じCDを何十枚も購入してしまう理由とは?
★5回目→ 【ドルオタ白書】握手会、チェキ会…これにハマると貯金が消える!「接触イベント&認知」の世界
★6回目→ 【ドルオタ白書】なぜアイドルのオタクは同じライブに何回も行くのか?その答えは…アレが違うから!
★7回目→ 【ドルオタ白書】「恋人よりアイドルを優先したことがある」YESは○%…衝撃の「ドルオタあるある」!
★8回目→ 【ドルオタ白書】「恋人いたことない率」は衝撃の○%…アイドルオタクの恋愛リアル事情
★9回目→ 【ドルオタ白書】壮絶!オタ活しすぎて留年、退職、貯金ゼロ…アイドルオタクの心が折れるとき
【あわせて読みたい】