今年の食トレンド「チュモッパ」「アルモンデ」いくつ知ってる?2023年流行しそうな食べ物は?

2023年は、アルモンデの進化系「オルタナ食材」がトレンド!?

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食品の値上げラッシュなど、お財布事情が厳しかった2022年。リモートワークなどの影響もあり家で食事を楽しむことが多い今、食卓ではさまざまな「食の見直し」が起こりました。SNSでも様々なレシピが話題になったこともあり、普段は料理をあまりしないけれど挑戦してみたという人も多いのではないでしょうか。
2022も残りあとわずかということで、料理SNS「スナップディッシュ」を運営するヴァズ株式会社の調査を元に「2022年の食卓トレンド」と「2023年の食卓トレンド予測」をご紹介します!

2022の食卓トレンドは、「お米リバイバル」と「アルモンデ」!

お米リバイバル

今年は小麦などの穀物を代表とする食品が高騰したことで、価格が安定している「お米」に再び注目が集まりました! お米や派生食材を使った新たなトレンドが多数生まれていることから、今後消費量も伸びていきそうです♡

米粉

小麦粉の値上げをきっかけに米粉を使う料理が急増! 特に米粉をメインとするパンやスイーツが増えました。
また、肉や魚料理、揚げ物などで小麦粉の代わりに使ってみると、カリッと仕上がる、もちっとした食感など、米粉ならではの魅力がクチコミによってトレンド化。グルテンフリーで低GI食品でもあることから、コロナ禍以降の健康志向にもマッチしており人気が続きそうです♪

南インドの炊き込みご飯「ビリヤニ」

ここ数年続く南インド料理のブームから派生して、22年はビリヤニが一大ブームに! インドやその周辺国で食べられているスパイスとお肉の炊き込みご飯「ビリヤニ」は、日本の「松茸ごはん」、スペインの「パエリア」と並ぶ世界三大炊き込みごはんのひとつと言われています。

韓国の混ぜ込みおにぎり「チュモッパ」

チュモッパ(左)、チュモッパ(右)

漬物や韓国のりなどを混ぜた一口サイズの韓国おにぎり「チュモッパ」。「韓国版悪魔のおにぎり」、「やみつきになる美味しさ」とのクチコミや、見た目も丸い形が可愛く、カラフルな具材がSNS映えすることから注目を集めています!

アルモンデ

「アルモンデ」とは、新たに食材を買って料理をするのではなく、その日「あるもので」工夫して作る料理のこと。2013年に料理SNS「スナップディッシュ」のユーザーが「あるもので、アルモンデ」と称したことから生まれた言葉で、一部のユーザーの間で使われていたワードでしたが、22年は投稿数が急増!

値上げへの対応を節約や我慢と捉えるのではなく、賢く美味しくアレンジするアイデアのキーワードとして「アルモンデ」という呼び名を得たことで情報交換が楽しまれるようになりました♡ 今年はテレビでも注目され、言われてみればみんな心当たりのある「アルモンデ」。今後も新しいレシピが生まれそうです!

韓国のアルモンデ料理「ジョン」

韓国料理で、食材に小麦粉と溶き卵をつけて焼くピカタのような料理​「ジョン」。余り野菜や、中途半端に残ってしまったお肉、お魚など、食材を選ばず何でも作ることができることから、「余り食材がごちそうになる!」と評判になり、節約志向と韓国料理ブームの波に乗ってトレンドに。ズッキーニやカニカマ、豆腐など、お財布に優しい具材を使った投稿が多く見られました!

アルモンデを格上げする「アウトドアスパイス」

キャンプブームから、キャンプ専用調味料がヒット! 「ほりにし」を代表とするアウトドアスパイスが数多く発売され、お家でも気軽にキャンプ気分を味わって楽しむ人が急増しました♪ アウトドアスパイスは万能調味料として、いつもの料理を簡単に美味しく格上げできることから、アルモンデ料理への活用やマンネリ解消にも重宝されています。

【スイーツ部門】令和の「バスクチーズケーキ」は進化系へ!

バスクチーズケーキはその作りやすさから家庭でもすっかり定番化。今年はさまざまなアレンジを楽しむことがトレンドになりました! チーズケーキは、昭和の時代から、ベイクドチーズケーキ→レアチーズケーキ→スフレチーズケーキ→ニューヨークチーズケーキ→バスクチーズケーキと数年サイクルでトレンドが変わる「時代を映すスイーツ」として今後も目が離せないスイーツです♪

2023年の食卓トレンド予測は?

「アルモンデ」の進化系「オルタナ食材」に注目!

「アルモンデ」はさらに進化し、健康的な食材や備蓄性の高い食材、サステナブルな食材など、よりプラスの価値をもつ食品に積極的に置き換えていく「オルタナティブ(代替・置き換え)」な食品「オルタナ食材」がトレンドになる予感!

お米はオートミールに、小麦粉は米粉や玄米粉に、砂糖はラカントやステビア、甘酒に、お肉は大豆ミート、高野豆腐、厚揚げ、車麩、乳はオーツミルクやアーモンドミルクにとオルタナ食材は増え続けており、2023年も新商品や新食材の登場に期待です!

米粉ブームに続き、2023年は玄米粉!

小麦代替として大豆粉や片栗粉などの粉類だけでなく、おからパウダーやオートミールなどヘルシーさも取り入れる人が増える中、2023年は、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富な玄米粉に注目が集まりそう! 玄米を炊いて食べるより手軽に玄米の栄養が摂れ、活用法も幅広いことから、NEXT米粉として期待されるオルタナ食材です。

中華料理発!オルタナ食材のニューフェイス「豆腐干(とうふかん)」

豆腐干とは、豆腐を脱水し、圧縮して麺状に切ったもの。低糖質高タンパクのヘルシーさと、美味しくアレンジが効く使い勝手の良さで、家庭料理でも流行の兆しが見られています! その形状から麺の代わりにもなるほか、タンパク質なのでお肉の代わりにもなり、「糖質オフ」を実現する新たなオルタナ食材となりそうです。

煮えたぎるチーズが悪魔的で映える「溶岩パスタ」

外食ではすでにトレンドとなっている「溶岩パスタ」。たっぷりのチーズがグツグツと溶岩のように煮えたぎり、チーズを突き破って下にあるミートソースやホワイトソースを絡めながらパスタを取り出す見た目は、動画に撮りたくなる悪魔的料理としてSNSでバズり中! ヘルシー志向と逆行するシズル感と背徳感たっぷりパスタは、23年新スタイルとして家庭料理に流行が波及しそうです♡

【スイーツ部門】SDGs時代の断面映えスイーツ「ボトルスイーツ」

フルーツ大福やマリトッツォに続くSNS映えするスイーツとして、22年は京都「果朋」が火付け役となり瓶に入ったみたらし団子がSNSを賑わせました。瓶や缶に入ったスイーツやお土産品がすでに増えてきており、23年は差し入れやお持たせに瓶を使った「ボトルスイーツ」を手作りする人が増えそうです!

トレンド料理でおうちごはんをもっと楽しく♡

手料理を作ろうと思った時に、作る手間以上にメニューを考えることが大変と感じている人も多いのではないでしょうか。今回ご紹介した料理は、家にある材料で作りやすいものや市販の素を使ったりちょい足しするだけで作れるものも盛りだくさん♪ また、見た目にもかわいい「チュモッパ」は簡単に済ませたい日はもちろんお弁当やおもてなし料理のひとつとしても◎。献立に迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

情報提供元/ヴァズ株式会社