ほんとは「けいじょう」じゃなかった!「傾城」正しく読めますか?

ずっと「こうだ」と思っていた漢字の読み方が、じつは間違っていた……なんて経験はありませんか? 「月極」「何卒」「汎用」など、間違った読み方を覚えている人が多い日本語は多いもの。
そんな「読めそうで意外と読めない日本語」クイズから、本日のお題はこちら!

「傾城」
こちら、そのまま「けいじょう」と読んでしまっていませんか? 確かに小説のタイトルなどでそう読むこともあるのですが、本来辞書に載っている読み方はちょっと違うんです。
正しくは何と読むのでしょうか? この機会に覚えてしまいましょう♪

■ここでヒント♪

読み方の手がかりとして、まずは言葉の意味から見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「傾城」の意味は次のとおりです。

1 絶世の美女。傾国。
2 遊女。近世では特に太夫・天神など上級の遊女をさす。

文章などで見かけるときは、主に1の意味で「傾城の美女」といった使い方をされていることが多いでしょう。ちなみに、ひらがなで書くと「○○○○」の4文字です。

さて、そんな「傾城」の読み方は? さっそく正解を見てみましょう!

■正解は……こちら!

「傾城」の読み方、正解は「けいせい」でした!(「けいせん」とも読みます)
傾城という言葉は、中国に伝わる古い書物の中で「城主が夢中になってしまい、城の経営が傾くほどの美女」が登場したことが由来で生まれたと言われています。つい「けいじょう」と読んでしまいがちなだけに、「けいせい」が正解と知っていると一目置かれるかもしれません。

日本語の意外な読み方がたくさん♪ CanCam.jpの日本語クイズは毎朝6時に更新中です。明日のクイズもお楽しみに!(豊島オリカ)

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