自分は使ってない…?「おじさん顔文字」
メッセージの内容や構成だけではなく、使用している顔文字も世代を感じてしまう…。今や電話よりもLINEやSNSなどでやりとりする「文字」を使った会話が主流ですが、知らないうちに「おじさん」を感じさせるようなものを使っていませんか?有名な「おじさん構文」だけではなく、使用している顔文字も世代を感じるよう。そこで今回は、Z世代が感じるおじさん顔文字を調査しました。
日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」は、10~24歳の男女 563人に対してアンケート調査を行い、そのデータをランキング化しました。その結果がこちら。
「”おじさん”を感じる顔文字TOP10」はこれ!
第1位 (^_^;) 【あせる】
顔文字の中にセミコロン『;』を使い、汗をかいている部分におじさん感がでるようです。この顔文字を使うと、焦っている様子や困っている感情を表現することができますが、汗をかいているとどことなくオジサン臭がするので、使う時は注意が必要かも。「必死感がする」「汗汗って感じがなんかおじさんw」とのコメントがありました。
第2位 (^_-)-☆ 【すき】
ウィンクをしてアピールしているかのような顔文字。令和を生きるZ世代は日常でウインクをされる機会がないかため、かっこつけている感を感じてしまいます。「年代がすぐ出る」「今どき古い」とのコメントも…。
第3位 \(^o^)/ 【わあ】
両手を上げて喜びを表現しているような顔文字ですが、匿名電子掲示板サイト『2ちゃんねる』で絶望を表す顔文字として使われ始めたことをきっかけに“人生オワタ”という意味を込めて使う人が増えました。2005年頃に流行った顔文字になるので、そこにも古さを感じているのかも。「なんかダサい」「パパが使ってる」とのコメントがありました。
第4位 m(_ _)m 【よろ】
お願いや感謝、謝罪を意味する際に使うことが多いようです。様々な場面で活用できる汎用性の高い顔文字ですが、Z世代には使う機会がないので、この世代とコミュニケーションをとる際は乱用注意!「固定感がある」「可愛くない」とのコメントが集まりました。
第5位 Σ( ̄□ ̄|||) 【しまった】
驚いた様子を表現したい時に使う顔文字。思わず声を出して“えっ!”と驚いているように見えませんか?大きめのリアクションなどを表現したい時、Z世代は顔文字ではなくスタンプを活用することが多いようなので、新鮮に感じるのかもしれません。コメントも、「なんか…おじさんっぽい」「ダサい」とのコメントがあまりました。
第6位 (^^ゞ 【りょうかい】
“了解”したことを伝えたいときに使える、敬礼ポーズをした顔文字。Z世代の間で”了解”という意味を表現する際は、”りょ””り”と、一文字で表すことが多いため、わざわざ顔文字を使わないよう。「あまりみたことないし、独特」とのコメントが。
第7位 (^з^)-☆ 【ちゅ】
照れているように見せたい時やおちゃめさを出したい時などにおじさん世代が使う顔文字のよう。使う場面と相手を選ぶ点から、見慣れないのかも。「星がついてる」「口が絶妙」とのコメントが集まりました。
第8位 (^▽^;) 【あせ】
1位の顔文字と口元だけが異なる汗をかいた顔文字が8位にランクイン!Z世代がイメージする「おじさんを感じる顔文字」のポイントにはやはり“汗”に関係が!「(おじさんが)よく使ってるイメージ」「変!」とのコメントが集まりました。
第9位 (*^_^*) 【わらう】
嬉しい気持ちや楽しい気持ちを表現したい時におすすめの顔文字です。おじさん世代の間でも汎用性が高いようなので、父親が活用している場面を見かけて古く感じてしまっているのかもしれません。「変換したらすぐ出そう」「ガラケーおじさんが使ってそう」とのコメントが。
第10位 (´・ω・`) 【こまる】
“しょぼん”と落ち込んでいる様子や困っている様子を表現したい時などに使われることが多い顔文字です。ファッションだけでなく顔文字にもトレンドがあるZ世代にとっては古く感じてしまうのかも。「しおれた感じ」「時代遅れ」とのZ世代からの声が。
顔文字をアップデートしよう!
SNSを使う会話が多い今、今後もテキストコミュニケーションに顔文字や絵文字は欠かせません。顔文字を時代に合わせてアップデートして使えると、世代を超えたコミュニケーションの幅が広がりそうですね。(坂元美月)