舞台の演出家になる夢を追いかけ、俳優の道へ
── いつも芸術に何かしら触れているということで、「大学生の見上さん」と「俳優としての見上さん」は、あまり変わらないのでしょうか?
「そうです。芸名があったら何か違ったのかもしれないですけど、名前も呼ばれ方もずっと一緒なんですよ。しかも、最初は『舞台の演出家になりたい』という気持ちもあり、演技を学ぶために事務所の芸能養成所に入ったので、感覚としては『気づいたら女優をやっていた』という感じなんです。なので、あまり俳優になったからといって、気持ちに大きな差はないですね」
── 舞台の演出家になりたくて、養成所に入ったって珍しいパターンですよね。
「珍しいかもしれないです(笑)」
── どうやって今の事務所(ワタナベエンターテイメント)入りを決めたんですか?
「養成所がワタナベだったんです。高校は芸能活動が禁止だったのですが、規則的にワタナベの養成所は習い事として通えたんですよね。なので、そこにしたっていうだけの理由(笑)。そこで今のマネージャーさんに声をかけていただき、入ることになりました」
── それはそれで、事務所の方も『絶対ウチにいれたい!』みたいな感じだったんですか?
「そうだと嬉しいですね(笑)」
── 女優として活躍の場を広げている今も、舞台の演出家になりたい夢は変わらないですか?
「うーん、私はまだ決めきれていないです。活動の幅を制限しているわけではなくって。『俳優一本でやっていきたい』と宣言している方を、すごくかっこいいと思います。私も女優業は今すごくやりがいを感じているし、続けたいなと感じています。でも、女優としてだけじゃなくていろんな表現方法で活躍したいと思っています」