iKON「日本に来たというよりも“戻った”ような感じ」合同取材会をレポート!

日本ツアー開催&ニューアルバム発売! iKONの日本活動が本格的にスタート♪

BIGBANGやBLACKPINKが所属するYG ENTERTAINMENTのボーイズグループ・iKON(読み方:アイコン)。先日、「iKON JAPAN TOUR 2022〜FLASHBACK〜」で、約2年半ぶりとなる待望の日本ツアーを開催したばかり! さらに、7月13日(水)にはニューアルバム「FLASHBACK [+ i DECIDE]」が発売されるなど日本のファンにとってはうれしいニュースがたくさん♪

そんなiKONが、久しぶりに日本で合同取材会を開くということで…ニューアルバムやツアーについて探るべく、行ってきました!

この2年半会えなかった分、2倍、3倍の気持ちを返したいと思っています(JAY)

ーー2年半ぶりの来日ですが、感想を教えてください。

CHAN「まずは、本当に長い間待っていてくださったiKONIC(読み方:アイコニック/ファンの総称)の皆さんに感謝しています。僕たちも心待ちにしていました! たくさんの声援を送ってくださって、ありがとうございました。これからもたくさん活動をして、皆さんにお会いできる機会が増えたらいいなと思います」

BOBBY「休みのときに、街中を歩いたのですが、大勢の人が僕たちに気づいてくださったり、愛を送ってくださって本当にありがたかったです。iKONICの皆さんは以前からステキでしたけど、さらにステキになったなぁという気持ちになりました」

JAY「(日本語で)2年半ぶりだから、日本のファンの皆さんが忘れているんじゃないかなって、不安な気持ちがあったんですけど。変わらずライブにたくさん来てくれて、応援もしてくれて、感動しました。あっ、通訳は大丈夫ですか?(笑)」

DK「(日本語で)僕も久しぶりの日本で、日本のファンがたくさんライブに会いに来てくれたので、本当にうれしかったです。今もうれしいです!」

SONG「2年半ぶりの来日ということで、実は少し心配もありました。なぜかというと、本当に久しぶりなので、日本のファンの皆さんが僕たちのことを忘れてしまったのではないかと不安もあったんです。でもコンサートが終わって、その心配は一気になくなりました。皆さんに歓迎していただいて、久しぶりに大勢の皆さんの前で公演ができて、とても幸せでした」

JU-NE「(日本語で)2年半ぶりだから、来る前は、日本に着いたら少し新鮮な感じかなって勝手に予想していたんです。でも、来た瞬間に、日本にはいい思い出があるから、2年半前に戻った感じがしたんですよ。意外と久しぶりに日本に来たというよりも、“戻った”ような感じです」

ーー「iKON JAPAN TOUR 2022〜FLASHBACK〜」でツアーを開催しましたが、久しぶりに日本のファンの前でステージに立った感想、改めて感じたファンへの思いを教えてください。

CHAN「僕たちはデビュー8年目になるんですけれども、デビュー前から日本のファンの皆さんが応援してくださっていました。ファンの皆さんに対する感謝の気持ちは今も変わらず、ずっと同じです。これからも、もっとiKONICと一緒に楽しい思い出が作れる時間が増えたらいいなと思っています。やはりステージに立つということは、僕たちにとってもそうですし、iKONICにとっても一番幸せなことだと思います」

BOBBY「ステージに立つ前は、安全上の理由でコンサート中に歓声を上げたり、ファンの皆さんが一緒に歌ったりできないということで不安もありました。でも、やはり会場の熱気を感じたときに、声が出せなくても本当に楽しいし、皆さんにも楽しんでもらえるんだということがわかりました」

JAY「(日本語で)誰のせいでもないけど、長い時間会えなかったから、その気持ちを2倍、3倍で返したいです。カッコいい姿を見せて、会いたかった気持ちを満足させたかったです。だから本当にがんばって準備をして、ライブをしました。会えなかった分、もっと楽しくいきたい! っていう気持ちです」

DK「(日本語で)2年半前は、日本ツアーをたくさんしましたが、久しぶりにステージで皆さんの前で歌ったり、MCの時間を楽しんだり、その雰囲気がうれしかったです。iKONICの皆さんがたくさん来てくれたのもうれしかったです。もっと頑張ります!」

SONG「2年半ぶりに来たんですけれども、本当に皆さんに歓迎していただいて、ありがたかったです。長い間来られなかった分、またたくさん来られたらと思っています。2年半会えなかったので、その間の思い出が作れなかったんですよね…。でもこれからは、楽しくて幸せな思い出を一緒に作っていきたいと思っています。ありがとうございます」

JU-NE「(日本語で)僕が言いたいことは他のメンバーが全部言ってくれたので。簡単に言うと、いろんな力をもらったので感謝の気持ちでいっぱいでした!」

ーー今回のツアーでこだわった点や、準備するにあたって大変だったことはありましたか?

JAY「(日本語で)今回は、カッコいい姿をお見せしたかったし、しかも盛り上がるライブをやりたくて、そういう感じの曲をたくさん入れたので、体力的にはちょっと大変で(笑)。でもファンの皆さんが前にいるから、力をもらって頑張れました!」

JU-NE「(日本語で)やっぱり、2年半ぐらいコンサートを全然やってなかったってことじゃないですか。だから、振り付けを忘れてしまったり…。それを取り戻すということが大変だったんですけど、自分自身に勝ちました(笑)」

JAY「ライブでMCを面白くしたいという気持ちがあったんですけど、2年半くらい日本語をしゃべってなかったから、頑張って準備しました。でも、みんな意外と日本語を忘れていなくて、びっくりしました」

JU-NE「(日本語で)それも自分自身に勝ちました(笑)!」

ーー今回のライブを通して、感じたメンバーの成長や新たに発見した魅力はありますか?

BOBBY「『BEAUTIFUL』という曲が、CHANのラップで始まるんです。CHANってこんなにラップがうまかったかなって思うぐらい本当に素晴らしくて、情熱的な姿を見ることができました」

ーーCHANさん、BOBBYさんがそうおっしゃっていますがどうですか?

CHAN「ありがとうございます(照)。僕はメンバーとはずっと長い間一緒にいるので、新しい発見というよりは、驚いたことがありました。2年半日本に来られなかったので、日本語ができなくなっているんじゃないかなと思っていたのですが、JAYさんもJU-NEさんもそうですし、みんなが日本語を頑張っていたんです。ライブのとき、2年半という空白を感じさせないぐらい日本語を頑張っていたので、胸がいっぱいになりました」

タイトル曲「BUT YOU」のMV撮影をした日は、僕の誕生日でした!(JU-NE)

7月13日(水)に、3年4か月ぶりの日本作品となるアルバム「FLASHBACK [+ i DECEDE]」を発売したiKON。アルバムには5月に韓国でリリースされ、世界18カ国のiTunesアルバムランキング1位を獲得したミニアルバム「FLASHBACK」の楽曲をはじめ、韓国でリリースされた楽曲の日本語バージョンなども収録。メンバーのJAY、BOBBY、DKだけでなく、同じ事務所のグループ・WINNERのYOONやMINOも楽曲制作に参加しているんです!

ーーニューアルバム「FLASHBACK [+ i DECIDE.]」を通して伝えたかったメッセージやアルバム全体の聴きどころを教えてください。

JAY「(日本語で)今回のアルバムは、今までに比べて、いろんなジャンルが入っています。特に、タイトル曲の『BUT YOU』という曲は僕たちが今までに一回もやってないジャンルで、iKONの挑戦だと思います」

DK「(日本語で)今回は、メンバーみんなで一緒に作ったアルバムで、JAYさんとBOBBYさんと僕が曲を作ったりもしました。一緒に頑張って作ったというのがポイントです!」

ーーJAYさん、BOBBYさん、DKさんが制作に参加したということですが、感想などを教えてください。

BOBBY「曲の制作に参加しながら、どんなふうにメロディーを作っていったらいいのだろうか、メンバーひとりひとりの魅力をどんなふうに見せたらいいのか、悩みながら作りました。でも、JAYさんとDKさんも一緒に参加してくれましたので、アドバイスをしてくれたり、僕が知らなかったメンバーの魅力を教えてくれたり、お互いのことを知っていく時間にもなって、すごく楽しかったです」

ーータイトル曲「BUT YOU」制作中のエピソードはありますか?

CHAN「『BUT YOU』のミュージックビデオもみんなすごくカッコいいんですけど、中でもJAYさんのソロパートがあるんです。それが本当にカッコよくて、JAYさんのソロ曲も早く見てみたいと思っています!」

BOBBY「先ほどJAYさんも言ってくれたように、この曲は僕たちにとって新しい挑戦になりました。新しいジャンルをお見せしたかったですし、僕たちが見せられる姿を全部お見せしたいという気持ちをこめて作ったので、多くの方々に愛してもらえたらうれしいです」

ーー「BUT YOU」のミュージックビデオ撮影時のエピソードを教えてください。

JU-NE「(日本語で)実は、ミュージックビデオの撮影日は僕の誕生日でした。夜遅くまで撮影したのですが、みんながお祝いを準備してくれて、ケーキももらいましたし、みんなが拍手をしてくれて。それが印象に残っています。いい思い出です!」

JAY「(日本語で)メンバーがいてよかったですよね?」

JU-NE「(日本語で)はい、そうです!」

JAY「(日本語で)あと、ミュージックビデオのクラブシーンで、CHANがシャンパンを開けるシーンがあるんです。CHANは末っ子だから、今までシャンパンを開けたことが1回もなくて緊張していました。しかもシャンパンが二本しかなかったから、1発でちゃんとやらないとダメで、集中して頑張っていました。ミュージックビデオでは、カッコよく開けられている感じになりました(笑)」

ーーミュージックビデオでは、カッコよく…?

JAY「(日本語で)はい。実際は、ちょっと下手だった(笑)」

CHAN「僕はシャンパンを開けたことがなく、慣れていないので、撮影中は緊張していたんです。でも出来上がったミュージックビデオを観たら、本当にカッコよくて楽しそうに開けていたので、そんなふうに編集してくださってうれしかったです」

JAY「(日本語で)監督さんありがとうって言ったら(笑)?」

CHAN「(日本語で)監督さん、ありがとうございます(笑)」

ーー今後に向けての新たな目標や、iKONの未来像を教えてください。

JU-NE「(日本語で)誰も未来のことはわからないと思います。でも…ちょっと詩的に言ってもいいですか? やらなきゃいけないこととやりたいことはあると思いますけど、今は自分が歩かなきゃいけない道を、勇気を持って凛々しく歩かないといけない時期だと思います。自分がやりたいことに、誰よりも大きな勇気を持って歩きたいと思います」

JAY 「(日本語で)これからもいろんな挑戦をして、世界で愛されるiKONになりたいです!」

ーー改めて、皆さんにとってのiKONとはどんな存在ですか?

CHAN「家族ですね。当然のように一緒にいますし、一緒にいて楽です。もちろん楽しいことばかりではないですが、それも含めて“家族”なので、一生一緒にいたいと思います。本当に僕にとって家族です」

BOBBY「そうですね、家族という言葉以外に見つからないです。iKONとしての活動は、やはり僕にとっての幸せであり、僕のことを幸せにしてくれる存在だと思います。そう思うと、やはり僕にとっても家族です」

JAY「(日本語で)正直いうと仕事で出会った関係じゃないですか。でも、僕は今まで1回もそう考えたことはないです。悲しいときは一緒に泣いて、幸せなときは一緒に笑ったりするのが、僕たちだと思ってます。これからも仕事は関係なく、一生一緒にいる、お互いの力になれる関係でいたいです」

DK「(日本語で)最近僕が考えたiKONは“家”だと思います。僕たちのすべてはiKONICだと思いますけど、“家”がiKONです」

SONG「僕にってiKONは“学校”です。iKONとして本当にたくさんのことを学ぶことができましたし、大切な友達もできました。そして、これから未来に向かってどんなふうに進んでいったらいいかを考える時間もあります。そういった意味で僕にとって“学校”です。もうひとこと付け加えると、iKONは“卒業のない学校”です」

JU-NE「(日本語で)iKONは僕にとっての聖書だと言いたいです。iKONとして活動しながらiKONICの皆さんにお会いすると本当に厳かな気持ちにもなって、感謝の気持ちも生まれてくるんですよね。そういう意味で僕にとっては“ホーリーバイブル”、聖書です」

ーーファンに向けてメッセージをお願いします!

CHAN「iKONICの皆さん、いつも僕たちのそばにいてくださって感謝しています。一緒にいる時間はとても幸せですし、これからも長くいられるように一生懸命頑張りたいと思います。ありがとうございます」

BOBBY「僕たちはいつもアーティストとファンとしての間柄ではなく、ずっと友達のようになりたいと思っていました。人種や国籍や文化などを超えて、iKONとiKONICはひとつの文化だと思うので、その文化の中で交流していきたいです」

JAY「(日本語で)僕は、これからもっとたくさん会いたいって言いたいです。iKONICがいるから僕たちがいるし、愛してるって伝えたいです。ありがとうございます」

SONG「先ほども言いましたけれど、久しぶりに日本に来て心配もたくさんありました。僕たちのことを忘れてしまっていたらどうしようと思っていたんですけど、ステージに立って、その心配は一気に無くなりました。皆さんはずっと同じ気持ちで待っていてくださいましたが、もう心配することはないです。僕たちとしてはiKONICの皆さんをどうしたら幸せにできるか、いい思い出を残せるかを考えながら、これからも努力をし、初心を忘れないようにしたいと思います。ありがとうございます」

JU-NE「(日本語で)僕は、iKONとiKONICは、お互いがお互いに力をもらっている関係だと思います。だからこういう文化、素敵な関係をずっと続けたいと思います。そして、iKONICは僕にとって秋のようです。いつも心地よいです」


今回の会見を通して、まずびっくりしたのがメンバーたちの日本語力の高さ! 2年半というブランクを感じさせてない、むしろ以前よりさらにスキルアップしていた日本語は、今回のツアーのためにすごく練習したというメンバーのiKONICへの“愛”を感じました♡ この2年半の間に自分たちが成長したと感じた活動に、昨年放送された韓国のサバイバル番組『KINGDOM:LEGENDARY WAR』への出演と答えたメンバーたち。現役のアイドルグループたちが様々な課題を自らで考え、競い、頂点を争う番組を通して、“初心に戻る”ような気持ちになったと言う。そういった経験を経て、今年デビュー7年を迎えたiKONがどんなふうに進化していくか、そして今後の日本活動にも期待大です!

PROFILE
iKON(アイコン)/2015年、BIGBANGBLACKPINKなどが所属するYG ENTERTAINMENTから韓国デビュー。’16年には日本デビューを果たし、デビューアルバム「WELCOME BACK」はオリコンデイリーCDアルバムランキングで初登場1位を獲得。アジアのみならず、世界的な人気を誇るボーイズグループ。メンバーは、JAY(ジェイ)、BOBBY(バビー)、SONG(ソン)、JU-NE(ジュネ)、DK(ディーケイ)、CHAN(チャン)。
公式HP
公式YouTube
公式FANCLUB

JAPAN NEW ALBUM「FLASHBACK [+ i DECIDE]」
通常盤¥3,410/YGEX/発売中
JAPAN TOUR「iKON JAPAN TOUR 2022〜FLASHBACK〜」の開催を記念した3年4ヶ月ぶりの日本作品となるNEW ALBUM「FLASHBACK [+ i DECIDE]」は、5月に韓国でリリースされた最新MINI ALBUM「FLASHBACK」に加え、「i DECIDE」(20年2月発売)、「Why Why Why」(21年3月発売)の日本語バージョンなどを収録。
取材・文/小山恵子

CanCam.jp TOPにもどる