いらないもの捨ててスッキリしたい…!「片付けが成功する人」と「中途半端で終わる人」の違い

整理整頓の効果がすごい♡ 成功する人と中途半端で終わってしまう人の違い

突然ですが、みなさんのお部屋の状態はいかがですか? 「いつも綺麗にしているよ!」という方もいれば、どうにもこうにも片付けが苦手で、“散らかしているつもりはないのになぜか汚い”という状況にお悩みの方もいらっしゃるはず。友達や恋人が家に来る直前、「やばい! 時間がない!!」と全速力で片付けるのって、大変ですよね。

 

部屋をスッキリさせるために、なるべくものは少なくしたいところ。そこで、CanCam.jpでは20代~30代の女性100名を対象に「整理整頓・片付けにまつわるアンケート」調査を実施! 成功した人とそうでない人の回答を参考に、片付けを成功させるための秘訣をご紹介します♪ 

不用品処分をしたことがある人は58%、その中の約半数が成功!

 

Q不用品を処分したことはありますか?

 

まず初めに、「不用品を処分をしたことがあるか」について伺ったところ、「ある! 成功した!」という方が32%、「あるけど中途半端に終わった」が26%、「ないです」が42%という結果になりました。

処分経験のある方は全体の58%と過半数を超えていますが、やったことがないという方も42%とかなりの割合を占めています。一方、処分経験のある方の内訳を見てみると、こちらも成功した方と中途半端に終わった方の割合が大きく離れているというわけではなさそうです。成功の鍵はどこにあるのでしょうか。両者の経験談から探ってみましょう! 

 

【処分に成功した方に聞いた!】片付けがうまくいった方法

まずは、処分に成功した方を対象に「どんな方法をとったか」を調査。項目ごとにご紹介します。

①「今、使っていないもの」を処分

「使ってないものは全て処分した」(21歳・派遣社員)
「1年以内に使っていないものは捨てた」(39歳・主婦)
「1年以上使っていないものはどんどん処分した」(25歳・会社員)
「2年以上使ってないものは捨てた」(38歳・主婦)
「長い間とっておいた物でも使ってない物は全て捨てた」(22歳・無職)
「1年以内に使わなかったものはこの先も使わないと聞いたことがあるので、思い切って処分した。その中でもまだ使えそうなものは、買取センターに買い取ってもらったり、メルカリに出品したりした」(34歳・会社員)
「基本1年以内に着ていないものは処分。捨てるのはもったいないと感じたものはフリマアプリで売却」(27歳・会社員)
「最近使ったものか考えて、いつか使うかもと残していたものは捨てました」(25歳・専門職)

一番多かったのは、使っていないものを処分するという回答。特に、1年や2年など期間を決めて「〇年以上使っていないものは捨てる」という判断基準にしていたようです。もちろん、アルバムや大切な人からもらったものなど、思い出の品は別で考えて良いかと思いますが、基本的には時間軸で判断すると効率よく処分を進められそうですね。

②未来を想像する

「今後使う機会がなさそうなものは、あまり使っていなくても処分した」(29歳・アルバイト)
「この先使いそうなものだけ残した」(25歳・会社員)
「もういらないな。、必要でも新しいものを買えばいいか。と思えるようなものをすべて捨てた。一気に全部捨てるのではなく、自分の中で納得したタイミングで徐々に捨てていった」(35歳・派遣社員)

「過去〇年使っていないものは処分」という基準とは反対に、将来使う機会を基準に考えたという方も。ここで重要なのは、自分が使う姿を想像できるかどうか。「もったいないから」「いつか使う“かも”」という基準で判断してしまうと、ものが一向に減らなくなる可能性大。必要なものまでむやみやたらに捨てるのは良くないけれど、買い直しができるものに対してはある程度割り切って一度捨ててみる、というのも選択肢としてあって良さそうです。

③フリマアプリを利用する

「メルカリなどで売れそうなものはどんどんだして、無理そうなもので、2年は袖を通してないものは捨てる!書類等も要らないものは常に探してます」(38歳・会社員)
「エコリングやメルカリで不用品を処分できた」(38歳・会社員)

ただ捨てるだけだと損した気持ちになってしまうけれど、お金が入ってくると思えば手放せるものってありますよね。フリマアプリの場合、業者を通して買い取りをしてもらう場合と比較して基本的には自分のもとに入ってくるお金が多めですが、売れるまでにタイムラグがあるのが難点。「〇ヵ月以上売れなかったら処分する!」とルールを決めるのも思い切った処分には必要そうです。

④引っ越しをきっかけに

「引っ越しが決まったのでその時に持っていくものと持っていかない物、持っていかない物から、もう一年くらい触ってないものは処分した」(27歳・アルバイト)
「住んでいたところよりさらに狭いところへ引っ越すので捨てざるをえなかった」(31歳・パート)
「引っ越して数年たち、開けていない段ボールがあったのでそれはもういらないものだろうと中身を確かめてほぼ捨てました」(36歳・主婦)

引っ越しというイベントとともに処分せざるを得なかったという方もいらっしゃいました。引っ越し前のタイミングで持ち物を見直すことも大事ですが、意外と引っ越した後に処分のきっかけが生まれることがあります。何ヵ月も開けていない荷物は、正直なくても生活できるものが入ってる可能性が高いですよね。中身が想像できない場合は思い切って捨ててみるのもアリではないでしょうか。

⑤直感や感覚を参考にする

「ときめかないものはすべて捨てた」(28歳・会社員)
「とにかく直感で捨てた」(29歳・主婦)
「引っ越しをする時、必要なもの、ときめくものだけを残しあとは全部捨てた」(24歳・自営業)

ものは自分の生活を豊かにするために存在しているため、「なんか合わないんだよな」「そんなに好みじゃないんだよな」と思いながら側に置いておくのってちょっとモヤモヤしますよね。仕事や学校で使うものを直感で決めてしまうのは危険ですが、プライベートで使用しているものは自分の感覚を頼りに捨ててみるのも良さそうです。

【処分が中途半端に終わった人に聞いた】うまくいかなかった原因 

①「もったいない」と思ってしまう

「やっぱり勿体ない精神が出て来てしまう」(20歳・学生)
「「まだ使える」思考から離れられない」(26歳・無職)
「悩んで、やっぱりまだととっておいて結局使わなかったことがある」(28歳・主婦)
「もったいない気持ちや、いつか必要とするかもと思ったら捨てるべきものがわからなくなった」(36歳・パート)
「結局まだ使える…と思い捨てられない」(35歳・会社員)

考えないようにしようと思っていてもやっぱり出てきてしまう“勿体ない”という感情。精神論で「もったいないという感情を排除しろ!!」というのはやや無理があると思われるので、「とりあえずBOX」をつくって処分する期限を決めておくと良さそうです。

②ものが多すぎる 

「ものが多すぎて時間が足りない」(26歳・無職)
「物が多すぎて飽きた。途中で要るものいらない物の基準がわからなくなった」(27歳・会社員)
「ある程度は処分できたがまだ物が多すぎる」(34歳・会社員)
「物がありすぎて最後まで出来なくて、途中で終わってしまいました」(36歳・会社員)

処分しよう! と意気込んでみたはいいものの、先が長いと途端にやる気を失ってしまうこと、ありますよね。特に社会人の場合はまとまった時間がとれないことも多いので、週末頑張っても平日を挟んだ結果やる気がなくなってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。小さなスペースごとに区切って進めたり、「今日は絶対本しか触らない!!何があっても!!」と決意を固めて挑むと少しは達成感を得られるかも。

■その他

「懐かしいものが見つかり捨てられない」(24歳・会社員)
「ヲタグッズが捨てられない」(29歳・アルバイト)
「分別ができない」(26歳・アルバイト)
「めんどくさくなった」(22歳・学生)

その他、上記のような声が集まりました。部屋をスッキリさせるためにご本人が「捨てたい!」と思うなら話は別ですが、思い出の品や趣味に関係するものは無理に捨てず飾り方を考える、という方法をとってみるのも良さそうです。

 

なかなか捨てられなかったもの、どうやって捨てた?

かなり良いペースで処分が進んでいるかも、と思っていても、どうしても迷ってしまってなかなか捨てられないものってありますよね。そんなとき経験者のみなさんはどうしていたのでしょうか。なかなか捨てられなかったものとその捨て方について伺ってみました! カテゴリごとにご紹介します。

①捨てられない服、こうやって捨てました!

「お気に入りで思い出がある服だったけど、劣化してきたから処分した」(38歳・主婦)
「サイズが合わないけどデザインが好きだった服。とっておいても場所を取るだけなので思い切って捨てた。親戚や親に譲れる服は譲った」(22歳・無職)
「汚れはないけれども、もう着ないし、ブランドでもないので売れなさそうな洋服。綺麗な状態だから捨てるのをためらったが、処分しようと決めたのだから思いきろうと思って、心を決めてゴミ袋に入れた」(34歳・会社員)
「何年も着古した汚い服を捨てると決めて、すぐゴミ箱に!」(29歳・主婦)
「靴。他の人に手伝ってもらって捨てました」(27歳・会社員)

一番多かった回答は、服や靴などの衣類について。お気に入りだったけれど着古したという場合もあれば、きれいだけどほとんど着ていないという場合もあるようです。フリマアプリで売れる見込みがない場合は特に悩みそうですが、こういう時こそ買取の依頼をしたり知り合いに譲る勇気が必要になりそうですね。

 

②なかなか手放せない推しのグッズ、こうしました!

「気に入って着ていた、バンドのパーカー。好きだったので躊躇っていたが、傷みがひどかったので手放した」(27歳・会社員)
「昔推していた推しのグッズ。自分が「捨てる」と素直に思えるタイミングで捨てた。時間はかかったけど、納得できる形で手放せたので後悔はまったくない」(35歳・派遣社員)

今も大好きで推し続けているという場合や、現在進行形でそのグッズを使用している場合に「捨てよう」と思う方は少ないと思いますが、ものの寿命が近づいてきたり推しを卒業した場合の処理って迷いますよね。どちらにせよ、上記の方がおっしゃっているように“自分の納得できる形で手放す”ということがとても大切。もし今後ファンに戻るようなことがあっても、「その時の自分にできるベストな選択をした」と思えば後悔も軽減できそうです。

③地味に捨てられない書類や本、こう捨てた!

「学生時代のレジュメなどまた見返したり勉強し直すことがあるかもしれないと思って捨てられなかったが、その時はまた勉強しようと思い、決意して捨てた」(27歳・アルバイト)
「読みかけのまま忘れていた小説をなんとか最後まで読み切ってから捨てた」(29歳・アルバイト)

今後勉強するかも、読むかも、というものを処分するというのは気が引けますよね。特に積読本が大量にある場合はなおさら。環境やお財布に良いとは言えないけれど、一度手放してみてもう一度必要だと思ったら買い戻す感覚を持つのも良さそうです。

 

処分したあと、変わったことがあれば教えて!

①購買行動に変化が生まれた

「購入する前によく考えて買うようになった」(38歳・主婦)
「本当に欲しい物だけよく考えてから買うようになった」(22歳・無職)
「買い物の頻度が減った」(24歳・会社員)
「不用品を買わなくなった」(38歳・会社員)
「物欲が減った」(27歳・会社員)
「買うときに本当にいるか考えるようになった」(25歳・専門職)
「あんまり買わなくなった。ほんとに欲しいものだけ買うようにした」(25歳・会社員)
「買う時、慎重になった」(29歳・アルバイト)
「物欲が減った、気分がスッキリした」(27歳・会社員)
「無駄なものは貰わない集めないという気持ちが増した」(36歳・パート)
「今家にあるものを思い出して買う(ようになった)」(35歳・会社員)

断捨離を経験すると、その後の買い物の際よく考えるようになったり、そもそも物欲自体が軽減されるという効果があるよう。本当に必要なものが何なのかがわかるようになるのですね。節約に繋がるうえ、部屋もスッキリした状態を保てて一石二鳥です。

 

②部屋や空気がスッキリした

「部屋がすっきりした」(回答多数)
「部屋が広く感じた」(21歳・派遣社員)
「お気に入りの服ばかりになって、スッキリしたし、少し余裕のある入り方をしているタンスを見ていて気持ちがいい」(34歳・会社員)
「部屋の空気が綺麗になったように感じた」(27歳・会社員)
「クローゼットが広くなった」(26歳・会社員)
「物が少なくなってクローゼットがスッキリする。その状態を保ちたいからあまり無駄なものを買わなくなった」(28歳・主婦)

部屋自体がスッキリするだけでなく、空気も変わったと感じる方も。ものが多い部屋でも生活できることにはできますが、「あれどこやったっけ」と探し物をしている時間や、床に散らばったものをよけながら歩くストレスがなくなり、気持ち的にも快適になりますよね。

 

②過ごし方が変わった

「部屋が広くなり室内でできる運動の数が多くなった」(35歳・派遣社員)
「服を大事にするようになった」(29歳・アルバイト)
「なんでも捨てられるようになった」(29歳・アルバイト)
「整理整頓や掃除が楽しいと思えるようになった」(39歳・会社員)
「部屋がすっきりして過ごしやすくなり、普段の掃除や家事も効率よく出来るようになった」(29歳・アルバイト)

スペースや気持ちにゆとりが生まれると、その後の行動にも良い効果が表れるよう。綺麗な部屋になる→掃除が楽しくなる→綺麗な部屋が保てるという好循環が生まれているようです。また、これまで「部屋が狭くてできない!」と思っていたことも、ものが少なくなったことによりできるようになるというパターンもあるようです。

■その他

「部屋の見栄えやインテリアにこだわるようになった」(27歳・アルバイト)
「電子のものを利用するようになった」(20歳・学生)
「お金が増えた」(31歳・専門職)

その他、上記のような声も集まりました。


精神的にも体力的もエネルギーを必要とする不用品処分ですが、やりきることで生活にも良い効果が沢山。なかなか捨てられないという方は、「〇年使わなかったものは捨てる」など捨てる基準を決めてからとりかかったり、「とりあえず1時間頑張ってみる」と時間が決めるなど、数字でルールを決めると動きやすくなりそうです。(平田真碧)